人里離れたキャンプ場を利用する時は、お風呂探しに苦労する事がありますよね。
特に夏のキャンプで汗をかいてアクティブに行動した日はシャワーくらい浴びて旅の疲れをとりたいものです。
そこで、キャンプ場に吊り下げ式の温水シャワールームを作ってみました。
このページでは太陽熱を利用した温水シャワールームを作る方法を紹介します。
人里離れたキャンプ場を利用する時は、お風呂探しに苦労する事がありますよね。
特に夏のキャンプで汗をかいてアクティブに行動した日はシャワーくらい浴びて旅の疲れをとりたいものです。
そこで、キャンプ場に吊り下げ式の温水シャワールームを作ってみました。
このページでは太陽熱を利用した温水シャワールームを作る方法を紹介します。
夏場でも冷たい水でなく、暖かいお湯でシャワーを浴びたいですよね。
折り畳み式の温水シャワールームがあると お風呂探しのストレスも無くなりますよ。
電動ポンプ式のシャワーを使った自作のシャワールームはこちらで紹介しています。
シャワールームを作るには上記のアイテムを使います。
使用する吊り下げ式の簡易シャワーは太陽の熱で蓄熱するタイプです。今回はコフラン社のキャンプシャワーを使います。
最大容量は20リットルですが頭上まで持ち上げると重いので15リットルくらいで使用する方が良いでしょう。
夏場ならアスファルトの上に転がしておくだけでも お湯になります。 水温が30℃くらいでも気持ち良くシャワーを浴びる事ができると思います。
また、車での移動時間が長い場合はエンジンの熱で水を加熱する方法もあります。
車種によって違いはありますが、スズキのエブリイなら後部座席の足元に水を入れた携帯シャワーを置いておくと水温が40℃近くまで保温されます。
ワゴン車のエンジンは運転席と助手席の下にある場合が多いですからね。
この方法なら曇りや雨の天気でも温水シャワーを浴びることができます。
この商品はシャワーの水量を手元で簡単に調節ができるような構造になっています。
つまみをグッと押すとロックがかかり水が止まります。この機能は かなり便利です。
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シャワールームとして利用するのは組み立てが簡単なポップアップ式のお着替えテントです。
ケースから取り出すと5秒ほどで組み立てる事ができます。
ただ、収納時に少々コツが要ります。でも慣れると簡単です。
このテントは裏地がシルバー塗装でコーティングされているのでテントの中が透けて見える事もありません。
最近はカラフルな色やカモフラージュカラーも発売されていて価格も安いです。
そして、このテントをハッチバックの下に入れ込みます。軽ワゴン車ならピッタリの高さです。
あと、テントの出入口を車内に向ければ、雨の日でも濡れずに荷台スペースで料理する事も可能になります。
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携帯シャワーを吊るすフックを制作します。
吊り下げ式の携帯シャワーを満水にすると重量が20kgにもなるので、100円ショップに売っているS字フックでは役に立ちません。
そこでホームセンターの金具コーナーに売っていたフックを使ってS字フックを制作します。
写真のように2つの金具を組み合わせるだけでS字フックが完成します。
車側のフックが当たる部分はキズ防止にタオルか雑巾を当てておくと良いです。
少しフックが浅くて外れそうなのでハンマーで叩いて少し変形させました。
これなら重い水タンクでも吊り下げることが可能です。
車に簡易シャワーを吊り下げる事は出来ましたが、このままではシャワーヘッドがテントの中まで届きません。
そこで、タイダウンベルトを使って少し工夫をします。
タイダウンベルトを写真のように左右のリアハッチダンパーに巻き付けます。
そして、簡易シャワー本体を引っ掛けてゆっくりベルトを締めあげていくと水タンク部分が徐々に持ち上がります。
これで、シャワーヘッドがテント内に届くようになりました。
テントには小窓が付いているのでそこから、シャワーホースを取り入れます。
そして、タイダウンベルトに着替えやタオルを引っ掛けておくと、小窓から簡単に衣服を取ることができるので着替えを濡らすことなくシャワーを浴びる事ができます。
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実際にシャワーを使用してみると子供の身長なら問題なく立った状態で頭からシャワーを浴びることが出来ました。
しかし、大人の場合は頭からシャワーを浴びるのは、ちょっと無理…
頭から浴びる場合は、しゃがむしかないですね。
そして、もちろんドアは全閉するのでテントの外から透けて見える事はありません。 なので女性の方でも安心してシャワーを浴びる事ができます。
使用後はテントも簡易シャワーも小さく折り畳む事ができるので、車でのソロキャンプであれば十分に積載可能な大きさです。
別の方法で黒い折り畳み式バケツを使ってシャワーを浴びる方法もあります。
黒色の折りたたみバケツを利用してシャワー用の温水を製作する方法を以下のリンク先で紹介しています。
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もし、ワゴン車にルーフボックスを取り付けている方なら携帯シャワーをボックス内に入れて利用すると大変便利です。
その際、シャワーのホースは短すぎるので長めのホースをホームセンター等で別途購入します。
コフランのキャンプシャワーの場合は内径φ10mmのホースがピッタリとフィット。 2メートル分を購入しました。
チューブの根元部分は接着剤で取り付けられているので、マイナスドライバーで傷をつけないように取り外しました。
タンクに水を入れてからルーフボックスに乗せると、とても重いので最初に空の携帯シャワーをルーフボックス内に入れて、後からペットボトルを使って水を補充しました。
自分の使っているルーフボックスはブラックなので、太陽熱を良く吸収し、温水になりやすい。
携帯シャワーを効率よく蓄熱するには、キャンプ場にいる間にルーフボックスを開けた状態で太陽光が携帯シャワーに当たるようにしておきます。
2リットルのペットボトルを5本使いました。
水タンクが位置が高くなるので水の勢いが かなり増します。その分、水の減りも早いですけどね。
水圧が高くなったせいか、水量調節クリップが完全には効かずにチョロチョロと水が漏れてしまうようになりました。
なので、結束バンドを使ってしっかりとホースを挟み込めるようにしました。
水を出す時は結束バンドを外します。
もしくは、水量調節のクリップ内にゴム板を挟んでみても効果はあります。
そして、シャワーを最初に使う時にはサイフォンの原理を利用します。
使い始める際にホースを口にくわえて少しだけ水を吸い出せば、ルーフボックスの壁をホース内の水が乗り越えて流れ続けます。
その際はホース内に空気が入らないように本体側の水の取り出し口は下側にしておきます。
あと、安価なビニールホースは柔らかいのでホースを湾曲させている部分が太陽の熱で折れ曲がったり、ねじれたりする事があります。
防止策としては幅広のビニールテープを巻いたりして折れ曲がらないようにするか固い素材のホースに取り換えます。
これでタンクが空になるまで水を使い切る事ができるでしょう。
そして、シャワーヘッドから出る温水は勢いがあるので立った状態で頭から水を浴びる事も可能になります。
車両が横付けできるサイトなら簡単にシャワーの設置が可能です。
石鹸を利用してシャワーを浴びる場合は子供用プールやペット用のバスタブ等を利用します。
ペット用のバスタブを使えばシャワーの排水を貯めることが出来ます。
自然環境に優しいと言われる界面活性剤を使っていない石鹸でも、そのまま河川に流してしまうと分解するのにかなりの時間を要しますからね。
このペット用のバスタブは収納サイズが非常にコンパクトで携帯性に優れています。
直径は80センチあるのでシャワーテントの中に余裕で収まります。
バスタブの底には排水用の水抜きもあります。
バスタブの底を保護するために専用の敷物を作りました。
薄い銀マットをバスタブのサイズに合わせてカットしています。
銀マットがあればバスタブの汚れ防止と保護になります。
そして、シャワーが終わった後はバスタブの水を鍋等で携帯バケツに汲み出します。
あとは浄化槽や下水施設に接続されている場所へ排水をすれば、垂れ流しすることもありません。
この携帯用バケツは16リットルの容量があります。
バケツがあったら洗濯をしたりスイカを冷やしたり、色々な用途に使えるので大変便利です。
折り畳むとコンパクトになります。
収納時には全てのアイテムをポップアップテントの収納袋に入れることができます。
車の片隅に収まるサイズなので邪魔にはならないでしょう。
太陽熱や車のエンジン熱で温水を作るので電気やガスも使わないエコな温水シャワールームです。
夏のキャンプでは活躍すると思いますので、どうぞ ご参考までに。
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最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。
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ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。
雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。
一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。
キャンプ生活で起こる様々な問題やトラブル、ちょっとした工夫で快適なアウトドア生活が送れるアイデアなど、このページがお役に立てることができれば幸いです。
なお、一度書いた記事を再度、更新する事もしばしばあります。ページで紹介している、おすすめ商品が売り切れでリンク切れになっていることもございます。
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