キャンプで使える100均の固形燃料【着火剤】コンロにもなるので非常時でも活躍!

着火剤やコンロにもなる固形燃料はキャンプでは便利に使えるアイテムです。

旅館の鍋料理などにも使われる事が多いので知っている方も多いでしょう。

そんな便利な固形燃料は百円ショップで手に入れるのが おススメ。 円筒形の卓上タイプと透明パック入りのジェルタイプの2種類。

このページでは100均の固形燃料とキャンプでの使い方について紹介します。

固形燃料はガスや液体燃料と違って漏れ出す心配が無いので手軽に持ち運びができます。

ストーブの燃料として使えますが風除けとカマドを石で組む事ができればストーブなどを使わなくても固形燃料だけで自炊をする事も可能です。

卓上タイプの固形燃料

固形着火剤 20g 5個入り

今回購入した卓上タイプの固形燃料は百円ショップのセリアから発売されている「固形着火剤 20g 5個入り」です。

百均には卓上タイプの固形燃料が いくつかありますが容量が多い5個入をチョイスしました。

【品質表示】
・主成分:メタノール
・外装:アルミホイール
・容量:(約)20g
・燃焼時間:(約)10~15分

燃焼時間は10~15分と短いですがソロキャンプでお湯を沸かすだけなら十分でしょう。

固形着火剤のスペック

卓上タイプの固形燃料は自然蒸発を防ぐ為に全体がビニールで包まれています。

そして、安心の日本製です。

固形燃料の詳細

5個で100円(税抜)なので、1個あたり20円(税抜)です。

ただ、この固形燃料は着火剤として販売されているので溶け出し防止用のアルミカップが付属していません。

その点はゴミが出ないのでエコですね。

日本製の固形燃料

そこで、固形燃料の燃焼用ケースに使えるものはないかと百均の店内を探していると良さそうなアイテムを見つけました。

その商品は こちらの「化粧用スポンジクリーナー」です。

【スペック】
・材質:アルミニウム
・サイズ:(約)φ54mm×20mm
・スペアスポンジ付き

こちらもセリアで購入しました。

化粧用スポンジクリーナー

熱に強いアルミ製でフタ付きです。

フタもアルミ製ですが内側に燃えそうな素材のクッションが貼られています。

まあ、燃焼中にフタを使うことは無いと思うので このままでも良いでしょう。

本体が紙のように軽いのでアルミ素材が溶けてしまわないかと少々不安ですが…

アルミ製でフタ付き

固形燃料を入れた際のサイズ感も丁度良いですね。

サイズ感も丁度良い

なお、固形燃料を中に入れた状態でフタをすると完全には閉まりません。

固形燃料を中に入れてフタをする

卓上タイプで飯盒炊爨

エスビット ステンレスストーブ

固形燃料の弱点は「少し風が吹いても炎が不安定になってしまう」ことです。

なので風防も必要になります。

そこで今回は風防もゴトクも兼ね備えた「エスビット ステンレスストーブ」を使って実験をしてみました。

化粧用スポンジクリーナーのケースに固形燃料を入れてストーブにセッティングします。

固形燃料をストーブにセッティング

そして、兵式ハンゴウを使ってお米を炊いてみます。

一人分(0.5合)、健康に良い麦入りご飯です。

兵式ハンゴウでお米を炊く

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卓上タイプでオカズ作り

同時にオカズを作る

ハンゴウは内蓋を活用することで同時にオカズも作る事ができる便利な調理器具です。

まず、ハンゴウにお米と水を入れて内蓋をします。

その内蓋の中に缶詰や生卵などを入れて外蓋をします。

この状態でお米を炊くと、沸騰した水蒸気が内蓋を経由して外に出てきます。

その際に水蒸気の熱がオカズを加熱してくれるのです。

そして、お米が炊き上がるころにはオカズも同時に出来上がります。

内蓋をする事で お米にも適度に圧力がかかって美味しく炊きあがるので一石二鳥なのです。

ハンゴウ炊飯と同時にオカズを作る

卓上タイプで湯沸かし

炊飯と同時にお湯も沸かす

更に炊飯と同時にお湯も沸かしたいと思います。

使用するアイテムはシェラカップ2個。

まず、シェラカップにインスタントのスープやお味噌汁が作れる容量の水を入れます。

そして下の写真のように、もう1つシェラカップを使ってフタをします。

その際にダブルクリップを使って2つのシェラカップを固定するとフタが外れません。

注意点として、小さなダブルクリップで浅く留めてしまうと何らかの振動でクリップが外れて勢いよく飛んで来る危険があります。

目に当たると危ないので用心して下さい。

もう1つのシェラカップでフタをする

そのまま、ハンゴウの上にシェラカップを載せるだけで ご飯が炊きあがるころには お湯ができます。

これで一石三鳥です。

一石三鳥

一個では不十分

ハンゴウから出る水蒸気

固形燃料に着火してしばらくするとハンゴウから水蒸気が出てきます。

この時、ハンゴウのフタは手で触れるほどの温度です。

そして、グツグツと沸騰してきました。

この時、水滴が固形燃料に当たると火力が落ちてしまうので注意が必要です。

ハンゴウが沸騰する

この固形燃料の燃焼時間は10~15分とのことですが、アルミのケースに入れているためか20分を経過してもまだ燃えています。

しかし、20分を経過すると火力は急に弱くなります。

固形燃料の燃焼

そして、トロ火状態になりました。

この時点で、まだハンゴウがプチプチと音を立てていないので御飯は炊けてないと思います。

卓上タイプ燃料が急激にトロ火状態

ここで、ハンゴウの炊き上がり状態を確認します。

まだ芯が残っていますね~

芯が残った御飯

そして、卵の方はというと。

まだ生卵でした…

まだ茹で上がっていない生卵

炊飯には二個必要

お米がプチプチと音を立てる

そして、固形燃料をもう1個使って再開です。

今度は お米がプチプチと音を立てて良い匂いが漂ってきました。

2個目の固形燃料をすべて使い切った後にフタを開けると「ゆでたまご」の完成です。

結論として、この固形燃料を使う際は15分を経過して火力が落ちてきた頃に もう1つ固形燃料を追加投入すれば良さそうですね。

自作のタープポール

ゆで卵にマヨネーズをかけてスプーンで潰し、タマゴサラダを作ります。

ハンゴウでタマゴサラダ

さんまの蒲焼もアツアツになりました。

ハンゴウでサンマの蒲焼

麦ごはんもふっくらと炊き上がりました。

お焦げも良い感じです。

ハンゴウのお焦げ

温かいお味噌汁も美味しいです。

ハンゴウを使えば固形燃料でも時短で健康に良い美味しいご飯を作る事ができます。

ハンゴウ料理

卓上タイプを収納する

アルミケースを使って固形燃料のゴミを減らす

アルミケースには溶けた固形燃料が残っていますがアルコール分は蒸発しているので危険はないでしょう。

このアルミケースを使えばゴミが出ないのでメリット大ですね。

その後、固形燃料を5個使うと燃えカスがこのくらい出ました。

固形燃料の燃えカス

固形燃料はビニールで覆われていますが自然蒸発してしまうらしいので、残った燃料はジプロックに入れて保存すると良いでしょう。

固形燃料はジプロックに入れて保存

ジェルタイプの固形燃料

ジェルタイプの固形燃料

固形燃料にはジェルタイプのものもあります。

こちらも100円(税抜)で購入が可能です。

【パック燃料】

・容 量:27g(一個あたり)
・成 分:メタノールを主成分とする混合物
・燃焼時間:(約)20分
・入り数:3個

この着火剤は密閉されているので自然蒸発はなさそうですね。

密閉されている着火剤

この着火剤もアルミケースの中に納まります。

しかし、はみ出てしまいます。

アルミケースの中に着火剤を入れる

フタをして押さえてみると何とか収まりました。

フタをして押さえる

ただ、このジェル状の着火剤の注意書きを読むと、そのまま火を付けた場合にパック燃料の中身が飛び散って火傷や火災の危険があるようです。

なので、固形燃料をコンロとして使うなら卓上タイプやタブレットタイプが良いでしょう。

軽量化を目指すソロキャンパーには固形燃料ストーブは最適のアイテムだと思います。

ジェル状燃料

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【ソロキャンプ】

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その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。

雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。

一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。

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