ブルーシートを使ってコタというティピー風のとんがりテントを製作してみました。
コタとはかつてフィンランドのラップランドに住むサーミ人が移動式住居として使っていたテントの事です。
雪の降る寒い日でもコタの中では焚火が出来て暖を取ることができる構造になっています。
トナカイの皮や白樺の木材を使ってコタは作られていたそうです。
ブルーシートを使ってコタというティピー風のとんがりテントを製作してみました。
コタとはかつてフィンランドのラップランドに住むサーミ人が移動式住居として使っていたテントの事です。
雪の降る寒い日でもコタの中では焚火が出来て暖を取ることができる構造になっています。
トナカイの皮や白樺の木材を使ってコタは作られていたそうです。
今回製作に使用したブルーシートはシルバー色の#3000 シートです。
シルバーのシートはUV加工がされているので、紫外線に強く耐久性もあります。
光を反射するシルバー色なので、キャンプ場で使うと遠くからでも一際、目立っていました。
ブルーシート製コタ本体を製作するに当たって以下のものが必要です。
シートの大きさいっぱいに半円を描いて、9角錐になるような形にします。
キャドを使って図面を描いて、正確な寸法を出してみました。
紙に描いて立体に組み立て、出来上がりをイメージしてみます。
フィンランドのラップランドをイメージする為にムーミンをディスプレーしてみました♪
糸を利用して、コンパスのように一点を固定してマジックペンでシートに半円を描きます。
そして下の写真のように、シートをハサミで切り取ります。
次に寸法どおり半円部分の9ヵ所にハトメを作ります。
ハトメの部分は強度を増す為にテープを貼って補強しています。
円錐形になるようにシートの合わせ目を手縫いします。
その上からシルバー色のテープを貼ってシームします。
これで、シートは円錐形になりました。
次にポール代わりとして物干し竿3本の先端を針金で結びつけて三脚を作ります。
この状態で、立ち上げると三角錐になります。
そして、円錐形の頂上部分を切り取って開口部を作ります。
頂上の開口部にも9ヶ所ハトメを作り、開口部分が広がらないようにロープを一周通して強度を上げています。
次に、開口部分のハトメ6ヶ所に結びつけたロープを地面まで伸ばして裾部分のハトメとドッキングさせます。
ポールの間に2本づつ、6本のロープが上下に繋がった状態になります。
ロープを張ってテンションをかけると9角錐の形になりました。
出入り口は台形になっていて、くるくるっと巻上げて洗濯バサミで留めています。
頂上部分はポッカリと穴が開いた状態になっており開放しているので、中で焚火が出来ます。
しかし、雨は中に入ってきます…
コタの中はとても広々としています。
コタの中で焚火をしてみました。
焚火の煙は煙突効果で頂上の開口部分からどんどん抜けていきます。
焚火の周りはとても暖かいのですが、コタの裾部分から冷たい風が入ってくるのでちょっと寒いです。
なので、ティピー風に内幕を作ってみました。
コタを作る際にシートを半円形に切って残りのシートが余っているので、その部分を使って作っています。
内幕はポール3ヶ所、ロープ6ヶ所に固定して吊り下げています。
新鮮で冷たい風は内幕の外側を通って上部の方から入ってきます。
コタ内部の上の方は空気が暖かいのですぐに新鮮な空気は暖められます。
入口部分。
コタの中の様子。
ロケットストーブを持ち込んだりしても楽しいです。
とても暖かいです。
冬のラップランドでは雪が降ることがあっても雨が降ることはあまりないのでしょうが、日本では雨の日の方がはるかに多いです。
雪が降っている時は頂上部分から熱風が吹き出ているので、焚火をしている限りはコタの中に雪が入ってくることはありません。
しかし、雨の日はコタの中は濡れてしまいます。
なので、プラダンと鉢置きスタンドを使って傘を製作してみました。
風の抵抗を受けないようにシンプルな円盤状にしています。
横殴りの雨が降らない限りは、これで全く問題なく焚火が楽しめます。
コタの中から見るとこんな感じ。
雪の日も更に快適になりました。
冬の間、コタで焚火を楽しんでいるとコタの内部は煤だらけになります。
傘の裏も真っ黒!
なので、春には洗剤を使ってデッキブラシできれいに煤を洗い流します。
下の写真のようにきれいに復活しました。
広いキャンプ場でシルバー色のコタを立ち上げるととても目立ちます。
コタの中では焚火も楽しめます。
収納するとこんな感じになります。
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ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。
最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。
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【ソロキャンプ】
キャンプには色々な楽しみ方があると思います。
大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ
その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。
ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。
雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。
一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。
キャンプ生活で起こる様々な問題やトラブル、ちょっとした工夫で快適なアウトドア生活が送れるアイデアなど、このページがお役に立てることができれば幸いです。
なお、一度書いた記事を再度、更新する事もしばしばあります。ページで紹介している、おすすめ商品が売り切れでリンク切れになっていることもございます。
そして、この記事を読む人によっては意見の相違もあるかと思いますが何卒ご了承願います。
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