キャンプで使っているレインウェアや防水バッグが破れたり、穴があいてしまった場合は、どのように修理したら良いでしょう。
一般的にはナイロン生地を補修するシートはシールタイプのものが多く、穴があいた個所にシールを貼って塞ぎます。
でも、シールタイプは補修が簡単な反面、摩擦や水濡れで粘着面が剥がれたりすることもあるでしょう。
熱に強い綿素材の生地なら、アイロン接着シートを使って補修することもできます。
キャンプで使っているレインウェアや防水バッグが破れたり、穴があいてしまった場合は、どのように修理したら良いでしょう。
一般的にはナイロン生地を補修するシートはシールタイプのものが多く、穴があいた個所にシールを貼って塞ぎます。
でも、シールタイプは補修が簡単な反面、摩擦や水濡れで粘着面が剥がれたりすることもあるでしょう。
熱に強い綿素材の生地なら、アイロン接着シートを使って補修することもできます。
しかし、ナイロンなどの化繊は熱に弱いのでアイロン接着が可能な補修シートを見かけません。
そこで、ネットショップで色々と探してみるとアイロン接着が可能な防水生地用の補修シートを見つけました。
このページでは、この補修シートを使って実際に穴あき修理をした際に感じた注意点などを紹介したいと思います。
今回、ナイロン生地の穴あきの修理に使用したのは「CAPTAIN88 キャプテン 簡単補修シリーズ 防水補修シート」という補修用シートです。
私が探した中では、唯一アイロン接着が可能な防水シート用の補修シートでした。
明確には「ナイロン生地に使える」との記載はありませんが、衣服の裏側に付いているアイロン表示で低温生地の表示が無い場合は使用が可能なようです。
でも通常はナイロン生地の商品にはアイロン禁止の表示が付いていますので、その辺は自己責任という事で…
【スペック】
●本体サイズ:巾約6.5cm×約30cm
●素材:ナイロン100%
●接着樹脂:ポリウレタン樹脂
●接着方法:アイロン接着
補修シートのカラーは黒、グレー、紺、ウグイスの4色展開。
購入した補修シートは黒色です。
6.5cm×約30cmなので、意外と大きいシートです。
「アイロン接着可能」との表示もあります。
このメーカーには他にもナイロン専用のシールタイプの補修シートもありますので、要注意。
表面はナイロン生地になっています。
裏面はポリウレタン樹脂になっているので、生地に伸縮性があります。
防水生地は裏面がポリウレタン樹脂のものが多いので、ポリウレタン同士を熱で溶かして接着するという事でしょうね。
まず始めにロールトップ式の防水バッグに開いた穴を修理してみます。
このバッグの素材はポリエステルで裏面にポリウレタン防水加工が施されています。
いつ穴があいたのか分かりませんが、気づいたらこんな状態になっていました。
75Dのリップストップ素材ですが、岩場などの固いものにぶつけてしまうと簡単に穴があいてしまいます。
早速、防水バッグの穴あきを修理してみます。
用意するものは以下のもの。
・家庭用のアイロン
・はさみ
・固い板
・綿素材のウエス
穴の大きさより一回りほど大きなサイズで補修シートをハサミでカットします。
切り抜いて作った補修パッチは角を丸くすることによって、剥がれにくくなります。
防水バッグは裏面から補修します。
裏面はPUコーテイングされているので、ツルツルしています。
穴の開いた個所に合わせて補修シートを被せます。
そして、アイロンの温度はドライモードで中温に設定します。約40℃~160℃。
後は当て布をして、アイロンを約20秒ほど押し当てるだけです。
アイロンの熱でポリウレタン樹脂が溶けて、補修シートがしっかりと接着されました。
でも、良く見ると補修パッチの周辺も熱で変色しています。
更に良く見ると、防水バッグのポリウレタンコートも溶けていました…
なので、補修シートを接着する際はアイロンの先端を使って、ピンポイントで補修シートを加熱させる必要があるようです。
更にアイロンを押し当てる時間は20秒ではなく、10秒ほどの間隔で確認しながら行うと良いでしょう。
説明書きには表からもアイロンを押し当てるとの記載がありましたが、十分な接着状態だったので裏面からだけに留めました。
お次はポータブルタイプのデイバッグの穴開きを補修してみます。
このバッグの素材はナイロン製で裏面に防水加工は施されていません。
アイロンマークにはアイロン禁止の表示が付いていました。
一見すると分かりませんが、デイパックの底に多数の小さな穴が開いています。
バッグの中から見ると良く分かります。
以前、穴を縫い合わせて補修をしましたが、また穴が広がってきました。
山へトレッキングに出かけ、岩の上にデイパックを落とした際に穴が開いてしまいました。
他にも小さな引っ掻きキズが多数あります。
今度の穴あき修理は多数あるので、補修パッチをたくさん切り抜きました。
この補修シートは伸縮性があるので、切れ味が悪いハサミだと切りづらいです。
今度は、アイロンの先端を使って補修シートにピンポイントで当てて加熱します。
アイロンを当てる間隔を10秒間にして、接着状態の様子を見ます。
接着が不十分な場合は、もう一度アイロンを当てます。
そうすると、綺麗に接着が出来ました。
全ての穴の修理が完了しました。
このバッグは防水加工が施されていないので、意外と簡単に修理ができました。
バッグの内側から覗くと補修状態が良く分かります。
アイロンがあれば、簡単・強力に接着ができる補修シートの紹介でした。
ポリウレタンやナイロン素材の補修には注意が必要ですが、意外と使える補修シートです。
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