ヘリノックスに代表されるようなポール4点で支える構造のアウトドアチェアは、ポールの先端に大きな加重がかかります。
なので、通常は加重のかかる先端部分に強度のある生地が使われています。
しかし、長く使っていると地面と擦れて破れたり、ポールの先端が弱くなった生地を突き破ってしまうことがあります。
そこで、ポールを生地に当てずに加重を分散させる方法で修理してみました。
ヘリノックスに代表されるようなポール4点で支える構造のアウトドアチェアは、ポールの先端に大きな加重がかかります。
なので、通常は加重のかかる先端部分に強度のある生地が使われています。
しかし、長く使っていると地面と擦れて破れたり、ポールの先端が弱くなった生地を突き破ってしまうことがあります。
そこで、ポールを生地に当てずに加重を分散させる方法で修理してみました。
修理に使用したのはスーパーボールと木製ポール。
修理自体は簡単なのですが、それぞれのメリットとデメリットがあります。
2年近く使っていたパチノックスが破れました。
背もたれ部分のポールが生地を破って突き抜けています。
1500円ほどで購入したスチールポール製のアウトドアチェアなので耐久性もこんなものでしょう。
良く見るとポールの先端は円柱形になっていて、その角の部分が局所的に生地に負荷を与えて破れてしまったようです。
と言うことは、ポールが当たる部分の面積を広くすれば荷重も分散されるのでは?
破れたのは左側ですが、右側のポールの先端が当たる生地も破れそうな予感がします。
おそらく、風でイスが倒れた時にアスファルト地面に擦れてしまったのでしょう。
加重を分散させるためには半円状の物体を当てれば良いのでは?
と言うことで「スーパーボール」を使ってみました。
このスーパーボールの直径は約18mmです。
背もたれのポールの差込み穴にギリギリ入る大きさです。
まずはスーパーボールを半分にカットします。
カッターナイフで簡単に切れます。
そして、半分にカットしたスーパーボールをポールの差し込み穴に入れます。
割り箸などの棒を使って押し込みます。
そして、破れた穴は百均で購入した「ボンド GPクリア」を使って接着します。
このボンドはポリプロピレン、ポリエチレンシートなど各種プラスチック製品の接着に使えます。
破れた穴からも中にボンドを入れます。
中にボンドを入れる事で、スーパーボールが動かないように固定する目的もあります。
あとは付属のヘラで解れた生地をボンドに絡めて穴の中に入れ込みます。
これで、修理完了です。
座り心地も元通りなので、あとは耐久性のみ。
一週間ほど使っているとスーパーボールが粉々に崩れてしまいました。
スーパーボールは強度的に問題があるようですね。
その後、直径18mmのニトリルゴムのボールが売ってないかとホームセンターなどで探したのですが見つかりませんでした。
ありそうで無い。
● メリット:子供のおもちゃ箱には必ずある
● デメリット:強度が弱い
次に試したのが直径18mmの木製ポールです。
家の倉庫に転がっていたものを使いました。
直径18ミリの木の棒です。
この棒の先端を丸く削って加工します。
グラインダーを使って削ると早いです。
棒の先端が丸く削れました。
そして、棒の先端をノコギリで切り落とすと半円状のパーツになります。
製作した半円パーツをポールの差込み穴に入れて使ってみると、イスのポール先端が木の表面を滑って生地に当たってしまいました。
そこで、半円パーツの中央部分を窪ませてポールの先端が収まるようにします。
こうすれば、ポールは動きません。
作業には小型のノミを使っています。
以前、百均で購入した工具なので切れ味はソコソコですが、手を滑らせると大怪我をします。
出来ればゴム板などで包んで作業する方が良いかも知れません。
これで、窪みが出来ました。
ポールの差込み穴に半円パーツを入れます。
真っすぐに入れるのではなく内側に少し傾けています。
このようにポールの先端は差込み穴の内側に荷重が掛かっているのが分かります。
下の写真の赤い線で囲まれた部分が中に入ったパーツの位置になります。
穴の隙間から覗くと半円パーツの中央にポールの先端が収まっているのが確認できます。
そして、最後にボンドを使って半円パーツの位置を固定します。
しかし、前回スーパーボールで試した際に残っていたボンドが効いているので、そのままでも問題ありませんでした。
● メリット:強度が強い
● デメリット:加工に時間がかかる
これで修理完了です。
あとは耐久性がどのくらいあるかですね。
今のところ使用には問題ありませんが、その後の経過については又追記したいと思います。
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