防水性のあるザックやバッグを長年使っていると生地の内側がベタベタになってしまうことがあります。
これは「加水分解」と呼ばれる現象です。
あのベタベタの感触は気持ちが悪いので、すぐに廃棄してしまった方も多いのでは。
そこで、ベビーパウダーを使って「ベタベタ」を「サラサラ」に変化させるメインテナンス方法を紹介したいと思います。
防水性のあるザックやバッグを長年使っていると生地の内側がベタベタになってしまうことがあります。
これは「加水分解」と呼ばれる現象です。
あのベタベタの感触は気持ちが悪いので、すぐに廃棄してしまった方も多いのでは。
そこで、ベビーパウダーを使って「ベタベタ」を「サラサラ」に変化させるメインテナンス方法を紹介したいと思います。
この方法は、あくまで対処方法なので防水生地を復活させることはできません。
また、生地が変色したり、劣化することも考えられますので、真似する方は自己責任の元で実験してくださいね。
アウトドア用のバッグには防水性を高める為に生地の内側にポリウレタン防水加工が施されている事が多いです。
キャンプでは、湿度の高い場所へ行ったり、太陽光にさらされることが多いので、生地素材はハードな環境にさらされます。
この生地がベタベタになる現象は、ポリウレタン素材が湿気と高温で化学変化を起こしてしまう「加水分解」と呼ばれるものです。
生地を触るとベタベタ感が伝わります。
そして、生地が指に くっついて気持ち悪い…
このベタベタ除去に「ベビーパウダー」を使います。
ベビーパウダーは赤ちゃんの敏感な肌につけても安心な粉なので、他のものに付いてしまっても健康には影響ないと思います。
現在も使用している私のジャックウルフスキンのザックは15年ほど前にベビーパウダーでベタベタを除去しました。
その際は、ひどいベタベタ感だったので時間を置いて3回ほど塗布しています。
現在のザック生地の状態は、ベタベタがベビーパウダーと一緒に取れてしまったのか、サラサラの状態になっています。
今回はグラナイトギアのザックがベタベタになってしまったので、こちらに塗布してみました。
使用したベビーパウダーは「ピジョン 薬用固形ベビーパウダー」です。
以前は振りかけタイプのベビーパウダーを使ったのですが、一度に粉が大量に出るし、周囲が粉まみれになるので後片付けが大変でした。
固形ベビーパウダーならピンポイントに少量の粉を付けることができるので使いやすいです。
粉を生地に付けたら、指や手の平で均等に塗り広げます。
ベビーパウダーを「塗布した部分」と「塗布していない部分」の比較です。
ザックを裏返して下側三分の二に塗布しています。
粉が付着している部分は白っぽく変化しているのが分かると思います。
ちなみに粉が付いている部分はサラサラになっています。
均等に塗り広げていますが、糸の縫い目には粉が残っています。
このくらいの粉の量なら、ザックの中の荷物に粉が付着しても問題ないでしょう。
粉で汚したくないアイテムは、ベタベタが無くなるまで収納袋に入れる等の対策をすれば良いと思います。
ザック全体にベビーパウダーを塗布しました。
塗りムラもなく違和感はありません。
加水分解のベタベタがひどい時は、ベビーパウダーを塗布しても生地を強く押すと粘着質を少し感じる事があります。
しかし、今回はサラサラ感が強いので、このままイケそうな気がします。
もし、又ベタベタが復活した場合は同様にベビーパウダーを塗布して対策します。
その内、気にならないレベルになるでしょう。
ベタベタ感が無くなるとパッキングも楽しくなります。
ベビーパウダーを使うと粉まみれになることは必至なので、使用は自己責任の元で。
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