タープやテントを長年使っていると防水素材が劣化してベタベタになることがあります。
特に折り目にベタベタが付着している時は、タープを広げるのに大変苦労します。
こうなってしまうと防水性能を復活させることは不可能ですが、ベタベタ対策だけならベビー・パウダーで対処できます。
ここでは広範囲にわたるベタ付きをベビーパウダーで除去する方法を紹介しています。
タープやテントを長年使っていると防水素材が劣化してベタベタになることがあります。
特に折り目にベタベタが付着している時は、タープを広げるのに大変苦労します。
こうなってしまうと防水性能を復活させることは不可能ですが、ベタベタ対策だけならベビー・パウダーで対処できます。
ここでは広範囲にわたるベタ付きをベビーパウダーで除去する方法を紹介しています。
テントやタープが加水分解を起こすと修理範囲が広くなるので、大容量でお安いシッカロールがおススメです。
この修理方法では、生地が変色したり、劣化することも考えられますので、真似する方は自己責任の元で実験してくださいね。
何故タープがベタベタになってしまったかと言うと、防水素材のポリウレタンが「加水分解」を起こしたのが原因です。
ポリウレタン素材が湿気と高温により「加水分解」という化学変化を起こすと、ベタベタ物質に変化してしまうのです。
テントやタープは雨や結露で濡れることが多く、生地が湿った状態で収納袋に入れて車内や日当たりの良い場所で放置すると加水分解を起こしやすくなります。
加水分解を起こしてしまうとタープの折り目は、まるで両面テープを貼ったかのような粘着質の生地になります。
ベタベタなので、小石なども簡単に生地にくっついてしまいます。
指で押さえるとベタベタ物質が指にくっついて気持ちが悪い…
このベタベタ物質の除去には「ベビーパウダー」を使います。
しかし、タープのサイズが4メートル×3.5メートルと広範囲なので大量のベビーパウダーが必要です。
そこで、大容量の「和光堂 シッカロール・ハイ」がおススメ。
どこのドラッグストアでも売っていて、価格もお安い。
200~300円前後くらいで販売されています。
紙の容器なので、空になったら焚き火で燃やすことも出来ます。
ベビーパウダーは赤ちゃんの肌につけても安心なものなので、吸い込んでも健康には影響ないと思います。
シッカロールはディスカウントショップの薬コーナーの方がお安く手に入るかも知れません。
【関連商品・プロモーション】
薬局にはベビーパウダー用の「パフ」も販売されていますが、使い古した「靴下」を流用すればパフを購入する必要はありません。
靴下の中に手を入れて粉を付け、ベタ付いた個所に塗り広げます。
ベビーパウダーを広範囲に塗布するには靴下が最適です。
ベタベタの箇所にはベビーパウダーが付着しやすいので広範囲の塗布でも容易いです。
2度塗りくらいすると、ベタベタは無くなります。
しかし、ベビーパウダーでサラサラになってもベタ付きのひどい部分は指で擦ると、またベタベタが復活します。
その場合は、両手を使って生地の挟み込んで、しっかりとベビーパウダーを擦り込みます。
ベビーパウダーが劣化したウレタンに擦り込まれると、ダマになって生地から剥がれてきます。
ダマになった箇所はそのまま放置して作業は終了です。
ただ、この状態になると、もうタープの防水性能は失われてしまうので「日除け」もしくは「風除け」の用途に限定されてしまいます。
防水性能を復活させるなら、防水材を塗るという作業も必要になります。
その後、雪の日や小雨の日に使用しましたが、タープのベタ付きは無くなりました。
私の場合、劣化したタープは風除けとして使っているので雨水が染み込んでも問題ありませんが、メインで使うなら防水メインテナンスは必要だと思います。
黒いタープに白いシッカロール(ベビーパウダー)を塗っていますが、遠目には違和感はありません。
このままタープの使用を続けていくと再度ベタベタが発生する可能性はありますが、またシッカロールを塗れば良いだけです。
いずれ、加水分解したPU(ポリウレタン)防水加工は全て剥がれると思います。
タープの使用目的が「日除け・風除け」がメインなら、この方法で修理するのもアリだと思いますので、ご参考までに。
【関連記事】
ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。
最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。
スポンサーリンク
【ソロキャンプ】
キャンプには色々な楽しみ方があると思います。
大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ
その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。
ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。
雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。
一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。
キャンプ生活で起こる様々な問題やトラブル、ちょっとした工夫で快適なアウトドア生活が送れるアイデアなど、このページがお役に立てることができれば幸いです。
なお、一度書いた記事を再度、更新する事もしばしばあります。ページで紹介している、おすすめ商品が売り切れでリンク切れになっていることもございます。
そして、この記事を読む人によっては意見の相違もあるかと思いますが何卒ご了承願います。
【関連記事】
【ソロキャンプ】
キャンプには色々な楽しみ方があると思います。
大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ
その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。
一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。