キャンプで焚き火をする場合、「薪は事前に用意する派」と「薪は現地で調達する派」に分かれると思います。
中には、ホームセンターなどで薪を購入したり、知り合いから建築廃材を貰ってキャンプ場へ持参する方もいるでしょう。
もしくは、山を持っているので薪はいくらでもあるという方もいるのでは。
このページでは、キャンプの時に薪を探す場合、どういった場所を探せば見つけやすいかについて考えてみました。
キャンプで焚き火をする場合、「薪は事前に用意する派」と「薪は現地で調達する派」に分かれると思います。
中には、ホームセンターなどで薪を購入したり、知り合いから建築廃材を貰ってキャンプ場へ持参する方もいるでしょう。
もしくは、山を持っているので薪はいくらでもあるという方もいるのでは。
このページでは、キャンプの時に薪を探す場合、どういった場所を探せば見つけやすいかについて考えてみました。
現地で薪が見つからないという事もありますので、キャンプで必ず焚き火をするという方の場合は薪は事前に用意した方が良いと思います。
海や山や川、それぞれのシチュエーション別に見つけやすいポイントをご紹介いたします。
あまり清掃管理されていない林間のキャンプ場は比較的に薪が手に入りやすい場合があります。
清掃されていないので、落ちた木の枝が あちこちに散乱しています。
反対に管理人さんが常駐しているキャンプ場では、場内清掃で集めた折れ枝や落ち木、間伐材などを一か所に集めてキャンプ利用者に薪として使わせていただけるところがあります。
ただ、キャンプ場によって薪を無料で利用させてくれる場合と有料で販売されている場合があるので、勝手に薪を使ってトラブルにならないようにご注意ください。
薪を使用する際は管理人さんの許可を得てから使うようにしましょう。
稀に炊事棟に大量の薪がある場合、管理人さんが用意したものではなく、キャンプ場の常連さんが用意した薪の可能性があります。
これも勝手に焚き火に使うと、後々トラブルになる可能性があります。
キャンプ場に置いてある薪を使いたい場合は良く確認した方が良いでしょう。
林間のキャンプ場では、比較的に薪が手に入りやすい。
秋から冬にかけて、枯れ葉が落ち、台風などで折れた枝が乾燥して地面に転がっている事がよくあります。
あまり、太い枝が落ちている事は少ないですが、手頃な太さの落ち木が多いので集めやすいと思います。
松林などでは、松ぼっくりもたくさんあるので、着火剤代わりにもなります。
利用者が多いキャンプ場の場合、テントサイトの周辺に薪が無い場合が多いですが、少し離れた場所まで行くと折れ枝がたくさん落ちてたりします。
雑草が生い茂っている川岸の場合は流れ着いている薪を見つけることが困難ですが、石の多い河原ならば容易に見つける事ができるでしょう。
特に大雨の降った後の河原には薪が、たくさん流れ着いていることがあります。
大抵、川の水位が最大の高さになった場所付近に流木が引っかかっている事が多い。
川の曲がりくねった場所も狙い目です。
川でゲットした木は良く乾燥しています。
おそらく、流れ着いた木は川の濁流で河原の石とぶつかり、木の表面が削られて乾燥しやすい状態になっているのだと思われます。
特に流れの早い川は、流れ着いている木が多かったりします。
かなり、デカイ大木もあるので、大きなノコギリがあると便利です。
海岸では、川から流れ出た木の枝だけでなく大量の建築廃材も流れ着いています。
建築廃材は良く乾燥しているので燃えやすい。
浜に薪を探しに行くと、一度に焚き付けに必要な「杉の建築廃材」と火持ちの良い「広葉樹」を確保できる場合があります。
特に台風後の海は大量の薪をゲットすることができます。
砂浜の場合は潮の満ち引きの関係で、午前中に流れ着いていた薪が午後には潮に流されて無くなってしまうこともあります。
なので、見つけた時には早めに確保しておいた方が良いでしょう。
砂浜が湾になっているような場所では流木が溜まっている事が多いので狙い目です。
海岸では三角の形をした木片を良く見かけます。
おそらく、湾岸の作業で車止めとして使われている木片だと思いますが、焚き付けの木材としては丁度良い。
海岸の岩場には、多くの材木が漂着しています。
砂浜と違って、岩場に木が引っかかるので一度海岸に打ち上げられると潮に流されにくいのだと考えられます。
炎天下の石の上にあるので、木が良く乾燥しています。
薪を使うにはベストコンディションです。
日本は南から北に向かって黒潮が流れています。
なので、大きな川の河口から北側の海岸に流木が流れ着いている場合が多いのです。
そして、かなり大きな流木があったりするのでノコギリがあった方が良いでしょう。
薪には大きく分けて「針葉樹」と「広葉樹」の2種類があります。
マツやスギやヒノキなどの針葉樹の長所は火が点きやすく、一気に火力が上がります。 短所としては火持ちがしない。
対してナラやカシやクヌギなどの広葉樹は杉材と比べると火付きが悪いものの一度着火すると火持ちが良く熾火として持続します。
キャンプ場では桜の木が植えられているところが多いです。桜の木は広葉樹の仲間になります。
桜の木なら見つけることが出来る場合が多いと思います。
針葉樹と広葉樹を混ぜて使うと焚き火を手早く、長く楽しむ事ができます。
薪集めには、少し太めのロープがあると便利です。
ロープを投げ縄結びにしておきます。
集めた薪を、すべてまとめて投げ縄の輪の中に入れます。
そして、輪をギュっと締め込みます。
あとは、集めた木をキャンプ場まで引きずって行けば楽に持っていくことができます。
ただし、芝生の綺麗なサイトを通る場合は薪を持ち上げて歩いた方が良いでしょう。
拾ってきた枯れ枝に付いている落ち葉がサイトに散乱して汚くなったり、重い枝を引きずった為に芝が痛む事があります。
他のキャンプ場利用者や管理人さんに苦情を言われないように注意してください。
焚火をする際は、薪の太さを細・中・太と3サイズに分けておくと便利です。
良く乾燥した細い枝ならば、簡単に手で折ることができますが、太い枝になるとノコギリが必要でしょう。
最初に細サイズに着火し、勢い良く中サイズの薪に火が点いたら後は、どんどん火力が上がっていきます。
キャンプ場のカマドを使えば、長い薪でも切断せずにそのまま燃やすことができます。
薪集めの際には注意しなければならないことがあります。
キャンプ場内に落ち枝が無い場合、少し離れた場所まで薪を探しに行く事が良くあります。
その際に、崖下や崖上などの落石がある場所には立ち入ると大変危険です。
特に海岸や河原で頭上に崖がある場所は危ない。
あとは、野生動物との接触。
薪拾いしていると稀にシカに遭遇することがあります、あの大きな体から超音波のような甲高い鳴き声が発せられるとビックリします。
そして、虫。
蚊やアブ、ブヨはもちろんですが、スズメバチには注意が必要です。
スズメバチは建物の軒下だけでなく、木の割れ目や土の中に巣を作っている事があります。
不用意に近づくと危険です。
あと、湿気が多い森の中ではヤマビルやマダニなどにも注意が必要です。
雑草の生い茂った場所での薪探しは危険です。
川沿いの場所ではマムシが生息している事が多いです。 奄美や沖縄ではハブにも要注意。
特に枯れ葉の多い場所ではマムシの存在に気付かない事があるので。
毒蛇注意の看板がある場所では夕方の薪集めは控えた方が良いでしょう。
イノシシは全国に生息しています。
特に九州地方ではクマがいない代わりにイノシシの出没が多いです。
基本的にイノシシは憶病な性格なのでテントに突進などしてこないと思いますが、子連れのイノシシは気を付けた方が良いでしょう。
夕方になると活発に行動するので、夜間の薪集めには注意が必要です。
九州以外ではクマが生息しています。
熊の出没が多い場所で薪拾いをする場合は必ず、熊鈴や携帯ラジオを鳴らしておいた方が良いでしょう。
クマは昼間でも出没することがあるので要注意です。
北海道では海岸でもヒグマが出没します。
あと、雪の日のキャンプ場では薪を見つけることが出来ません。
一面真っ白です。
もし、見つけることが出来たとしても、薪の内部が凍っているのでなかなか火が点きません。
雪の日に焚き火をしたり、薪ストーブを使う場合は事前に薪を用意しておきましょう。
このように、時によっては薪を見つけることができない場合もあります。
でも、「キャンプで薪を探す」のは意外と楽しいです。 これも焚き火の楽しみ方の一つだと思います。
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最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。
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【ソロキャンプ】
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その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。
ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。
雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。
一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。
キャンプ生活で起こる様々な問題やトラブル、ちょっとした工夫で快適なアウトドア生活が送れるアイデアなど、このページがお役に立てることができれば幸いです。
なお、一度書いた記事を再度、更新する事もしばしばあります。ページで紹介している、おすすめ商品が売り切れでリンク切れになっていることもございます。
そして、この記事を読む人によっては意見の相違もあるかと思いますが何卒ご了承願います。
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