キャンプ旅の虫対策 - 春、秋でもテント内、テント周りの虫避け対策を!

桜の季節が終わり、気温が高くなると、いよいよキャンプシーズンの到来です。

そして又、虫達が活発に活動を始めるのもこの頃からです。

絶好のキャンプ日和に「虫に刺されてテンションがダダ下がり」にならない為にも虫除け対策は万全にしておきたいですね。

この記事では自分が試して効果のあった虫除け対策をいくつか紹介したいと思います。

キャンプフィールドでは春先から雪の降る前まで虫は活動しているので、意外と長い期間虫除け対策が必要になります。

虫除けの種類別に、それぞれのメリットとデメリットも合わせて紹介します。

線香系

夏の定番虫除けは、何と言っても「蚊取り線香」でしょう。

ホームセンターやディスカウントスーパーへ行けば、安く購入できます。

煙の流れる方向を見れば、虫除けが効いている範囲が分かるのも良い。

夏の定番虫除けは「蚊取り線香」

また、蚊取り線香を短く折ってテントの周囲に大量に置いておけば、虫除けバリアーを張ることもできます。

    蚊取り線香のメリット
  • 何処でも売っている
  • 価格が安い
  • 煙の向きで効果範囲が分かる
  • 短く折って周囲に多く置ける

対して欠点というと。

湿気に弱く、水に濡らすと使えなくなる点。

また、収納時には蚊取り線香が折れないようにケースに入れておく必要もあります。

そして、良くあるのが火のついた蚊取り線香がテントのフライシートやタープに当たって溶けてしまうという失敗。

    蚊取り線香のデメリット
  • 湿気に弱い
  • バラバラに折れる
  • 濡れるとすぐに消える
  • 煙たい
  • 消し忘れてテントを焦がす
  • 触るとヤケドをする
夏に涼しいメッシュ多用の前後ドアのあるテント

蚊だけでなく、アブにも効果がある「パワー森林香」も効果的です。

林業従事者が愛用しているだけあって効果は抜群です。線香系では最強かも。

普通の蚊取り線香と比較すると かなり太いです。

メトフルトリンという薬剤を使用し、一般の蚊取り線香の約10倍の防虫効果があるそうです。

ただ、森林香専用の容器でないと火が消えやすいという難点があるので、少々工夫が必要です。

    パワー森林香のメリット
  • アブにも効果がある
  • 太いので薬剤の効果が高い
  • 煙の向きで効果がわかる
  • 蚊取り線香の約10倍の防虫効果

パワー森林香も蚊取り線香と同様に欠点があります。

こちらは蚊取り線香と違って火が消えやすいという点が挙げられます。

    パワー森林香のデメリット
  • 湿気に弱い
  • バラバラに折れる
  • 火が消えやすい
  • 煙たい
  • 消し忘れてテントを焦がす
  • 触るとヤケドをする
赤いパワー森林香

ワンプッシュ系

「ワンプッシュタイプの防虫スプレー」は小型で持ち運びしやすく、手軽に使える利点があります。

テントの四隅にシュッとスプレーするだけで、虫よけバリアを張ることができるので便利です。

このタイプのスプレーは「ダニ」に対応した商品もあります。

個人差はあると思いますが、私の場合はダニに咬まれると1か月以上は痒みが続くのでダニ避けは必須にしています。

特に湿った枯葉が積もっているような木陰はダニの住かになっている場合がありますので、テントを張る際は要注意です。

    ワンプッシュ系のメリット
  • とても小型
  • 四隅にスプレーするだけ
  • テントの出入口だと効果的
  • 即効性がある
ワンプッシュの虫除け

こんなに強力な薬剤なので、体に害が無いのか少し心配になりますね。

あと、雨の日は効き目が薄いような気がしました。

    ワンプッシュ系のデメリット
  • 強風だと効果が薄い
  • 湿った場所は効果が薄い
  • 何度もスプレーしてしまう
  • ペットがいると不安
ワンプッシュで虫除けバリアー

体に塗布系

体に直接塗布することができる虫除けスプレーは、野外で行動しなければならないキャンプでは必須のアイテムでしょう。

キャンプ場に到着したら虫除けスプレーを体に塗布し、テント設営後に他の虫除け対策をすれば、更に防虫効果が高くなります。

虫除けスプレーには「スプレータイプ」と「液体タイプ」があります。

シュッと吹き付けるスプレータイプも便利ですが、空容器を捨てる場所に困るという難点があります。

    体に塗布系のメリット
  • 価格が安い
  • 塗布直後は防虫効果が高い
  • 塗布後は安心して広く行動できる
  • 種類がたくさんある
虫除けスプレーはキャンプでは最強のアイテム

個人的には厚く塗れる液体タイプの方が防虫効果が高いような気がしています。

肌に厚く塗っておくと、汗で流れ落ちにくいです。

ただ、ちょっとベタ付くのが難点ですね。

    体に塗布系のデメリット
  • 容器のサイズが大きい
  • 体の広範囲に塗る必要がある
  • ベタベタする
  • 汗で流れると効果が薄い
体に塗る虫除け

電池式殺虫系

最近は電池式の蚊取り器も発売されています。

無臭なので、ドアを開放したテントの中で使用しても全く気になりません。

特にフライシートに集まりやすい蚊の撃退には最適ですね。

    電池式殺虫系のメリット
  • 本体が軽い
  • 長期間にわたって使える
  • テントの中でも使える
  • 火を使わない
  • 使用する電池を兼用できる
コールマンの電池式蚊取り器

本体は軽量なのですが、サイズが大きいという点がマイナスポイントですね。

あと、防水ではないので雨の日は濡らさないように気を付けなければなりません。

    電池式殺虫系のデメリット
  • 本体のサイズが大きい
  • 強風だと効果が薄い
  • 一か所でしか効果を発揮できない
  • 電池交換の必要がある
  • 防水ではない
テントの中でも使える虫除け

蚊帳系

蚊帳に入れば虫にやられることはありません。

しかも薬剤を使わないので健康にも大変良いです。

火や電池も使わないので経済的です。

沢沿いでは、うっとおしいアブも気になりません。

蚊帳の空間面積を広くしたいなら4本吊りが良いでしょう。

    蚊帳系のメリット
  • 電池や火を使わない
  • 時間制限なく使える
  • どんな虫でもシャットアウトできる
  • 撤収が簡単
夏のキャンプで使う蚊帳

ただ、蚊帳は吊り下げる必要があるので設置場所が限られます。

あと、蚊帳の中に虫が侵入すると退治しずらいという欠点もあります。

    蚊帳系のデメリット
  • 収納サイズが大きい
  • 穴があくと虫が侵入する
  • 使用できる場所が限られる
  • 蚊帳の外に出ると虫にやられる
  • 蚊帳の中に虫が入るとやられる

あと、テントのインナーがメッシュ多用型なら蚊帳のように快適に過ごせるでしょう。

今回ご紹介したアイテムから、いくつか組み合わせて使うと効果的なので試してみてはいかがでしょうか?

メッシュの多いテントは涼しい

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ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。

最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。

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【ソロキャンプ】

キャンプには色々な楽しみ方があると思います。

大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ

その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。

雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。

一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。

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