キャンプと言えば楽しい夏のイメージが強いと思いますが、実は夏のキャンプは苦行と感じる事が多々あります。
装備の面から見ると、寒さ対策が不要なので軽装備にできるメリットがあります。
しかし、「暑さ」と「虫」の対策が不十分だと不快なキャンプになることもあります。
ここでは湿気の多い日本の夏キャンプを快適に過ごす為の装備と対策について紹介したいと思います。
キャンプと言えば楽しい夏のイメージが強いと思いますが、実は夏のキャンプは苦行と感じる事が多々あります。
装備の面から見ると、寒さ対策が不要なので軽装備にできるメリットがあります。
しかし、「暑さ」と「虫」の対策が不十分だと不快なキャンプになることもあります。
ここでは湿気の多い日本の夏キャンプを快適に過ごす為の装備と対策について紹介したいと思います。
キャンプする場所が、山もしくは海によって選ぶアイテムが変わることもあります。
各個人によって必要な装備は違うと思いますが、ご参考までに。
夏に涼しくキャンプをしたい場合は、「標高の高い場所」もしくは「北海道の最果て」まで行くのが最適だと思います。
しかし、現実的に難しいこともあるでしょう。
そんな所まで行かなくても、他にも涼しくキャンプできる場所はあります。
例えば、湧水量の多い渓谷沿いなら標高が低くても夕方から朝方にかけて肌寒いほど涼しくなります。 シャワー代わりに川で水浴びをしても良いでしょう。
また、風通しの良い針葉樹の森の中などは、それほど標高が高くなくても涼しかったりします。
海岸の場合は南向きに開けていれば南風が海から一日中吹いているので、とても涼しく過ごせます。
逆に北向きの海岸なら日陰になる場所が多く、海水浴をしてもクールダウンできます。
他には雨キャンプで涼しく過ごす方法もありますが、もし雨が止むと蒸し暑さが倍増するというデメリットが…
まあ、水が自由に使えて、いつでも水浴びができる環境なら日中は暑くても難なく過ごせると思います。
そして、蒸し暑い夏の夜でも快適に眠る為には使用するテントも夏向きの方が良いでしょう。
テントの生地にメッシュが多用されていたり、前後に出入口があると風通しが良くて涼しく過ごせます。
そして、フライシートの代わりにタープを使うことでも涼しく過ごすことができます。
フライシートを使用した場合は熱が こもってテントの中が蒸し暑くなりますが、元々通気性の高いインナーテントのみで使用すれば風通しが良くて快適になります。
テントを張る場所は、早朝から太陽の光が当たらないところがベストです。
夏の朝は早くから太陽が昇るので、太陽がテントに当たると中がサウナ状態になります。
汗だくで目が覚めると一気に体力を消耗してしまいますからね。
なので、早朝は木陰になる場所か、山の陰になる場所が望ましいです。
ちなみに、夕陽が木陰になる涼しい場所だと思ってテントを設営すると、翌朝は朝日がガンガン当たって汗だくで目が覚めるパターンがよくあります。
夏のキャンプで一番不快と感じるのは、蚊やブヨに刺されることではないでしょうか?
他にもムカデやドクガなどの毒虫にも注意が必要です。
朝、靴の中に隠れていたムカデに刺されたという事もありますからね。
虫除け対策をするなら以下の5つのアイテムがおススメです。
虫除けで一般的なのは、やはり「蚊取り線香」でしょう。
そして、蚊だけでなく、アブにも効果がある「パワー森林香」も効果的です。
小型で持ち運びしやすく、少量で広範囲に効果があります。
体に直接塗布する虫除けスプレーなら行動範囲を広げる事ができます。
ヤケドの心配が無く、無臭なのでドアを開放したテントの中で使用しても全く気になりません。
蚊帳の中に入ってしまえば、虫にやられる心配はありません。
薬剤を使わないので健康にも良いですね。
虫除け対策をしっかりしたつもりでも、害虫に刺されてしまう事はよくあります。
そんな時の為に「かゆみ止め薬」のご用意を。
痛いのは多少我慢できても、痒いのは なかなか我慢できませんからね。
野外では蚊、ブヨ、ダニばかりでなく、クラゲやウルシなどに触れて痒くなる場合もあります。
草負けでカブレると猛烈な痒さですからね。
以前、焚き火用に山で拾ってきた落ち木がウルシだと知らずに焚き火をしてしまい、後日、顔中がカブレたことがありました。カブレやすい方は要注意です。
また、野外では毒蛇やスズメバチ、山ヒルなども存在します。
もし、毒のある危険な生物の被害に遭ったら吸引器(ポイズンリムーバ―)を使って毒を吸い出す必要があります。
ブヨやダニに咬まれて、すぐに吸引器を使うと痒みが和らいだ経験があるので、痒みにも効果があると思います。
健康的な日焼けなら問題ありませんが、時には日焼けがヤケドに進行する場合があります。
重度の日焼けで「水ぶくれ」ができてしまうと痛くて、寒くて夜は眠れません。
日陰の無い場所でキャンプをする場合には帽子は必須のアイテムです。
虫除けスプレーと同様に日焼け止めクリームを塗っておくと重度の日焼けにならずに済みます。
日焼けに弱い方は必須のアイテムです。
また、汗ばんだ肌がマットやシートにベタついて気持ち悪くて寝付けない時に着用すると快適になったりします。
防風効果のある薄い生地の長袖シャツと長ズボンがあれば日焼けを防ぐことも、虫刺されから肌を守ることもできます。
夏の夜でもお盆を過ぎると、急激に気温が下がる事がありますからね。
防寒・虫除け・日焼け防止・体のベタつき防止になるので、薄手のウインドプレーカー上下を用意してもおいても良いと思います。
他にも肌のベタツキ防止にベビーパウダーを使ってサラサラにするという方法もあります。
あせも防止にも役立つでしょう。
夏の平地キャンプなら、ソロキャンプの三大必需品、テント、マット、シュラフの内、シュラフは必要ないと思っています。
家でも熱帯夜ならキャンプでも熱帯夜の場合が多く、シュラフを持参しても使わないことがあります。
私の場合は、シュラフの代わりに木綿製のシュラフシーツを使っています。
シュラフシーツの生地は薄くてペラペラなのですがシュラフのような袋状になっており、中に入ると多少の保温効果があります。
暑くて寝苦しい夜でも汗を吸ってくれるシュラフシーツを体に掛けることで心地よく眠れます。
ジッパーを開け広げて一枚の布になるタイプなら、テントフロアに敷いて使っても良いでしょう。
また、芝地のテントサイトならマットを使わずに眠ることもあります。
テントの下にはグランドシート、テントの中にはインナーシートを敷いているので、芝のフカフカ具合が体に伝わって気持ちが良いのです。
夜には地面の冷たさも伝わるので涼しく眠る事ができます。
逆に、眠っている間に体が冷えて風をひかないようにご注意を。
また、念のためにシュラフカバーも用意しておくと安心です。
シュラフシーツとシュラフカバーを二枚重ねして、長袖シャツと長ズボンを着用すれば多少の寒さでも耐える事ができます。
「海や川で泳がない」と言う方には水着など必要ないと思われるかも知れません。
しかし、水着があればキャンプ場で水浴びをしていても不自然に思われないので堂々と汗を流すことができます。私だけかも知れませんが…
川があれば沐浴、なければペットボトルに入れた水で水浴びなどしても気持ち良いです。
水着は速乾性が高いので、すぐに乾きますからね。
夏は食材が腐りやすいので、なるべく生鮮食品の購入を控えることもあります。
そんな時は折り畳み式のクーラーボックスがあると食材の保冷が可能になります。
折り畳み式のクーラーボックスなら使用する時だけ使えば良いですからね。
通常は折り畳み式のクーラーボックスと言うと保冷効果は低いです。
しかし、夕方にスーパーで食材を購入する際に保冷用の氷をもらって一緒に入れておけば、一晩くらいなら食材を腐らせずに保冷することが可能になります。
大型スーパーなら保冷用の氷を無料でもらえますからね。
遊泳セットは夏キャンプの必需品とは言い難いですが、南の島へキャンプへ行く時にはおススメのアイテムです。
南国の風景自体も美しいのですが、海の中はもっと美しいです。
安全なリーフ際をパシャパシャとシュノーケリングするだけで、カラフルな魚が寄ってくるので感動します。
また、四国の清流では水の透明度にも感動します。
水中マスクとスノーケルさえあれば水中観察を楽しめますが、スノーケルが長いので持ち運ぶ時は邪魔になります。
そんな時は、折り畳み式のスノーケルを使うことでコンパクトに持ち運ぶ事が可能になります。
最後に、必需品の優先度は各自で違ってくると思いますがパッキング時の参考にしてみてくださいね。
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ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。
最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。
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【ソロキャンプ】
キャンプには色々な楽しみ方があると思います。
大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ
その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。
ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。
雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。
一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。
キャンプ生活で起こる様々な問題やトラブル、ちょっとした工夫で快適なアウトドア生活が送れるアイデアなど、このページがお役に立てることができれば幸いです。
なお、一度書いた記事を再度、更新する事もしばしばあります。ページで紹介している、おすすめ商品が売り切れでリンク切れになっていることもございます。
そして、この記事を読む人によっては意見の相違もあるかと思いますが何卒ご了承願います。
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