キャンプで使うテント用グランドシート - 荷物の仮置きやタープとしても使えます

テントの底面を保護する為に予め地面に敷くシートの事をグランドシートとかフットプリントと呼びます。

他にもグランドシートがあれば、設営時に荷物の仮置きができる利点もあります。

各テントメーカーから専用のフットプリントが販売されていますが、ブルーシートなどで自作すれば安上がりです。

このページではグランドシートのプラス面とマイナス面について素材別に紹介します。

テントの底面を保護し、テントを長く使うためには、グランドシートは必要なアイテムだと思います。

「テントは消耗品と割り切る」もしくは「フカフカの芝地でしかテントを張らない」というなら、グランドシートは必要ないかも知れませんが、高価なテントは長く使いたいですからね。

グランドシートの必要性

テントの下にグランドシートを敷くことによって得られるメリットは4つあります。

    グランドシートのメリット
  • テントの汚れを防ぐ
  • テントの穴あきを防ぐ
  • 荷物の仮置き場所として使う
  • テントの防水対策になる

①テントの汚れを防ぐことができます。

雨天の泥汚れはもちろんですが、最近は焚火ブームの影響で、炭や灰がテントサイトのあちこちに落ちていることが多い。

夜間にキャンプ場へ到着して、うっかり炭で汚れた地面の上にテントを設営した場合でもシートを敷いていれば、テントが真っ黒になることはありません。

②テントの穴あきを防ぐことができます。

ゴツゴツした石が転がっているような場所でテント設営をした際に、テント内の荷物や人の重みでテントの底が破損してしまうことがあります。

そして、一番気を付けなければならないのは「トゲのある植物」です。特に生地の薄い軽量テントは、穴があく可能性が高いので要注意。

③荷物の仮置き場所として使う。

普通にピクニックシートとして使うこともできますので、テントの設営・撤収時に荷物を置いたり、撤収後にシートに寝転がって休憩することもできます。

④テントの防水対策になる。

雨上がりのテントサイトで地面が濡れていても、グランドシートを敷いてからテント設営すれば、水濡れを防ぐことができます。

ただ、シートの防水性が高くても冬場や雨の日は地面との温度差で結露濡れすることが多いので各メーカーが奨励するグランドシートの耐水圧に、こだわる必要はないと思います。

運が良ければ雨の日でも濡れない程度と考えた方が良いでしょう。

グランドシートの必要性

基本的には、グランドシートのサイズをテントの底面より一回りほど小さく折って使います。

何故なら、テントの底面よりグランドシートの方がはみ出ていると、雨が降った際にグランドシートを伝ってテントの底に雨水が侵入してくるからです。

また、夜間に結露した水滴が流れ込む場合もあります。

しかし、テントの周囲が水浸しになるような豪雨なら、どっちでも一緒ですけどね…

あくまで、基本ということなので、状況に応じて対応すれば問題ないでしょう。

グランドシートはテントより小さく

遮熱素材のシート

シートの片面に銀色のアルミ素材が貼られている遮熱素材のシートは、地面からの冷気を遮断することができます。

「遮熱」により保温しているので断熱素材のマットのようにかさばらず、折り畳んで収納した際にはコンパクトになるという利点があります。

折り曲げが簡単な薄い素材なので、テント内のインナーシートとして使うことも可能です。

遮熱素材のシートはテントのボトム保護と同時にテント内の保温をする事ができます。

デメリットとしては、アルミ素材は破れやすく、折り目も破損しやすい事が挙げられます。

おススメなのは、NASAが開発した素材でお馴染みの「オールウェザーブランケット」。

遮熱素材のシート

オールウェザーブランケットはカラーバリエーションがいくつかあり、使用サイズが150cm×215cmなのでソロ用テントなら十分な大きさです。

オールウェザーブランケット

折れ目から劣化する場合が多いので、小さく折り畳まずに、細長く収納する方が長持ちします。

細長く収納する

バックパックのサイドポケットに収納したりやサイドベルトに固定すれば、それほど邪魔にはならないでしょう。

ザックのサイドポケットに収納

テントの出入り口側に、はみ出るサイズのグランドシートを使えば、前室の荷物置き場や靴脱ぎ場所として便利に利用できます。

テント前室の荷物置き場

アメリカ陸軍や救助隊などでも使われている、NASAが開発した断熱性の高い多目的シートです。

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薄手のシート

防水コーティングされたポリエステル生地やナイロン生地のグランドシートなら、とても軽量です。

テント生地と変わらない薄さなので、折り畳むと非常にコンパクトになります。

生地が濡れても、乾燥が早いのもメリット。

デメリットとしては、生地が薄いのでトゲのある植物の危険からは防ぐことはできません。

あと、生地が柔らかいので、風が強い時は敷くのに苦労する。 そして、位置がズレることも多い。

写真のグランドシートはアマゾンで買った「OUTAD 軽量 折りたたみ レジャーシート smallサイズ」です。

以前は、このシートをグランドシートとして使っていましたが、現在はテントのインナーシートとして利用しています。

薄手のシート

広げると150cm×220cmですが、収納サイズはとって小さくなります。

軽量テントには、おススメです。

コンパクトなグランドシート

グランドシートとしてもインナーシートとしても使えるマルチなレジャーシート。

PVC素材のシート

個人的には、ビニール素材(PVC)のシートが最も耐久性があると感じています。

10年以上使っても穴があくようなことはありませんでした。

生地が厚いので、それなりに断熱性が高いのも利点です。

デメリットとしては、生地が厚い分、重たいことです。

写真のグランドシートは、ノーブランドのPVC製グランドシートです。

表面がフランネル仕上げになっていて肌触りが良いのですが、表生地が濡れてしまうと更に重くなります。

PVC素材のシート

抜群の強度ですが、重い…

ビニール製のグランドシートは強い

こちらはミリタリー調のPVCレジャーシートです。

断熱素材のシート

EVA素材などの発泡樹脂が使われたレジャーシートは断熱性が高く、とても軽量です。

最近はカラフルでデザイン性が豊富な折り畳み式のレジャーシートが雑貨メーカーから各種販売されています。

生地が厚いので、固い地面でテントを設営しても寝心地は良い。

デメリットとしては、折り畳んでも収納サイズが大きい事。

そして、生地は厚いのですが発泡樹脂は強度が弱いので、細くて固い木の枝の上に敷くと簡単に突き抜けてしまう事があります。

写真のグランドシートはSPICEという雑貨メーカーから発売されている「バカンスマット大 130×170cm」です。

使用感は良かったのですが、耐久性が今一つでした。

断熱素材のシート

現在はモデルチェンジしているようです。

ブルーシート(ドカシー)

工事現場で使われているブルーシートもグランドシートとして使うことができます。

3000番以上のブルーシートなら強度が高いので、グランドシートとしては最適です。

安価で、どこでも手に入るのもメリットのひとつ。

薄いシートなら百均でも売られています。

価格が安いので、ブルーシートをハサミで切って自分のテントのサイズに合わせてグランドシートを自作しても惜しくないと思います。

グランドシートは消耗品なので、安い方が良い。

デメリットとしては、3000番以上になると重量が重くなること。

逆に3000番以下になると強度が弱くなることです。

紫外線に弱い素材ですが、グランドシートとして使うので意外と長持ちします。

ブルーシート

荷物置き場としても使えます。

ブルーシートを荷物置き場としても使う

テントの下に敷いているので、安っぽいブルーシートでも気にならないでしょう。

テントの下にブルーシートを敷く

紫外線に強いシルバー色のブルーシートもあります。

紫外線に強いシルバー色

ODグリーンのカラーなら雰囲気も良いでしょう。

ODグリーンのブルーシート

マルチに使える#3000のODグリーンカラーのドカシーです。

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最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。

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【ソロキャンプ】

キャンプには色々な楽しみ方があると思います。

大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ

その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。

雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。

一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。

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