シェラカップとは、取っ手が付いた すり鉢状のステンレス製カップのことです。
その発祥はアメリカに本部を置くSierra Club(シェラクラブ)という自然保護団体が会員に配られたカップに始まります。
優れた万能性から愛好家を中心に評判になり、今では、色々な素材・形のシェラカップが世界中で商品化されています。
一般的にはステンレス製やチタン製のものが多いのですが、ホウロウ製や樹脂素材のシェラカップもあります。
シェラカップとは、取っ手が付いた すり鉢状のステンレス製カップのことです。
その発祥はアメリカに本部を置くSierra Club(シェラクラブ)という自然保護団体が会員に配られたカップに始まります。
優れた万能性から愛好家を中心に評判になり、今では、色々な素材・形のシェラカップが世界中で商品化されています。
一般的にはステンレス製やチタン製のものが多いのですが、ホウロウ製や樹脂素材のシェラカップもあります。
取っ手が折り畳めるコンパクトなシェラカップもありますが、折り畳めない方がシェラカップらしくて良い。
このページではシェラカップの種類や便利な使い方についても色々と紹介したいと思います。
シェラカップは「いる派」と「いらない派」に議論が分かれるところだと思います。
自分なりの見解として、キャンプの道具を軽量化したい場合は必要、コップ、クッカー、皿は分けて持参しても構わない場合は不要というところではないでしょうか。
ではシェラカップを使う上でのメリットを以下に挙げてみました。
シェラカップが一つあればコップやお皿として使えます。
また、1人分のクッカーとしても使うことができるので大幅に荷物を軽量化できます。
カップが、すり鉢の形状なので、とても洗いやすいです。
洗った後にロープやカラビナに引っ掛けておけば、水切れが良いのですぐに乾燥します。
重ねやすい形状なので複数あっても収納サイズがコンパクトになります。
マグカップと比較すると低重心なので、野外の不安定な場所に置いても倒れにくいです。
百均では税抜き100円~500円で安価に販売されています。
対してデメリットはと言うと
「飲み物はマグカップ」「食事はクッカーのお皿」と使い分ける場合は、中途半端な形状のシェラカップは必要ないでしょう。
一般的にはシェラカップの取っ手は折り畳めない物が多い。
この取っ手が意外と邪魔で、小さなバッグに入れると収まりが悪くなります。
ステンレス製のシェラカップは丈夫に作られているので重量があります。
なので複数持って行くと重くなります。
チタン製やプラ製では感じませんが、ステン製は特有の金属臭がします。
特に香りを楽しむコーヒー好きの方やワイン好きの方には不向きだと思います。
グループキャンプでは紙コップや紙皿を使うことがよくあります。
紙なら最後に燃やしてしまえば片付けが簡単ですが、シェラカップだと洗う必要が出てきます。
以上のことから、キャンプの楽しみ方によってシェラカップが必要かどうかが分かれるところですね。
シェラカップは色々な用途に使えるマルチなキャンプアイテムです。
ここでは、シェラカップの便利な7つの使い方について紹介したいと思います。
通常はコップとして使うのが一般的だと思います。
断熱機能はありませんが、熱いコーヒーも冷たいジュースも美味しく飲むことができます。
お茶碗として、又はおかずを入れる皿として使ったりできます。
取っ手があるので、熱々の白飯を入れても手に持つことが可能です。
バーベキューの時はタレを入れたり、取り皿としても使えます。
シェラカップにメモリが付いているものは計量カップとしても使えます。
炊飯時にお米や水の量を計ったりするのに便利な機能です。
金属製のシェラカップは火にかけてクッカーとしても使うことができます。
フライパンとして使うと焦げ付きますが、汁物の温め調理には向いています。
お湯も簡単に沸かせます。
0.5合分のお米ならシェラカップで炊飯をする事も可能です。
小型のシェラカップならば、お玉として使うこともできます。
しかし、シェラカップが料理にどっぷりと浸かるので、他の用途で使用する時には洗わなければなりません。
でも、鍋のフチにカップを引っ掛けておけば邪魔にならないので便利です。
シェラカップの中にアルコールストーブを入れてしまえば、風防としても使うことができます。
強風の時には風防効果は低いですが、意外と使えます。
スマホのスピーカー部分をカップの底に向ける事で、音が拡散されて大きく聞こえます。
雑誌など高さのあるものに取っ手をのせて、シェラカップがこちら側に傾くようにすると良く聞こえます。
空き缶やマグカップなどを代用しても使うことができる技です。
ステンレス製のシェラカップは価格もお手頃で、バリエーションも豊富なのでキャンプをされている方なら1つは持っている方も多いのではないでしょうか。
少々、重量がありますが強度があるので、ラフに扱ってもアルミ素材のようにベコベコに凹む事もありません。
クッカーとして使うなら肉厚のシェラカップが焦げ付きが少なくて良いでしょう。
シェラカップにメモリが付いていると便利です。
カッコイイ、ブラックタイプのシェラカップ。
チタン製のシェラカップは、驚くほど軽量で持ち運びに大変便利です。
金属臭もまったくしないので、料理の取り皿として使うとアウトドアでのご飯をより美味しく頂くことができます。
もちろん、マグカップとして使っても軽量なので荷物になる事もありません。
ただ、チタンニウム素材は熱伝導率が悪いので、クッカーとして使うと焦げ付きやすい。
ベルモント社のチタニウム合金でできたシェラカップです。
おなじみスノーピーク社のチタン製シェラカップ。
黄金色に輝くこの真鍮製のシェラカップは、何故か妙に魅力的に目に映ります。
このカップで料理を食べていると、ちょっとリッチになった気分に浸る事もしばしば…
ただ、キャンプで使っていると欠点もあり、まず第一に重い。そして、手入れを怠るとすぐに錆(緑青)が発生してしまう。そして、ブラス製品独特の金属臭もします。
真鍮製品が好きで、お手入れが気にならない方にはおすすめのシェラカップです。
キャプテンスタッグの真鍮製シェラカップです。
こちらはユニフレーム社の真鍮製シェラカップです。
こちらは通常のシェラカップの構造とは違い、取っ手の部分は本体に溶接されています。
ホウロウ製のシェラカップは表面にガラスの釉薬が高温で焼き付けられているので、汚れ落ちが良くて洗い物がとても楽です。
ただ、アウトドアで使うには少々不向きです。
基本的には、丈夫に作られていますが激しく硬い所へ落としたりすると表面にヒビが入る事もあります。
雰囲気はとても良いカップなので、普段の家庭での食卓でアウトドア気分を味わって使うのも良いかと思います。
こちらは取っ手とカップのフチにワンポイントが入った商品です。
百円均一の便利道具のページでも紹介している、百均のメラミン製シェラカップです。
すでに廃盤になってしまったのですが、とっても使い勝手が良いので我が家では家庭の食卓でもアウトドアでも使っています。
もう一度、再販する事があれば、是非とも購入をおすすめしたい一品です。
百均にはプラ製シェラカップも販売されています。
こちらはPBT樹脂で作られたのユニフレームのシェラカップです。
ジャンボサイズのシェラカップです。
キャンプでちょっとした、丼ぶりものを作って食べる時にはとても便利です。
大きいので鍋代わりにもなりますね。
定番のコフラン ジャンボ シェラカップ
【関連商品】
最後にご紹介するのは、雑誌の付録で付いていたミニサイズのシェラカップです。
アウトドア雑誌でおなじみのBE-PALが2017年7月号で目盛り付きのステンレス製ミニシェラカップが付録として発売されたものです。
すり切りで約140mlと小ぶりで可愛いシェラカップなので、女性の方にも大変人気だったようです。
雑誌の付録なので、品質は今一つですが…
サイズ的に、お玉として使うと大変便利です。
メルカリで大人買いしてしまいました。
スノーピークからもミニサイズのシェラカップが発売されています。
百均の製品でも税抜き100円~500円までのシェラカップが発売されています。
ステンレス製のシェラカップは、なかなかクオリティーも高いのでおススメです。
こちらも100均の便利道具のページでも紹介している、プラスティック製のシェラカップです。
100円(税抜)なので大量買いしても苦にならない。
こちらは税抜き100円のシェラザル。
シェラカップとセットでいかがでしょう。
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ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。
最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。
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【ソロキャンプ】
キャンプには色々な楽しみ方があると思います。
大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ
その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。
ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。
雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。
一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。
キャンプ生活で起こる様々な問題やトラブル、ちょっとした工夫で快適なアウトドア生活が送れるアイデアなど、このページがお役に立てることができれば幸いです。
なお、一度書いた記事を再度、更新する事もしばしばあります。ページで紹介している、おすすめ商品が売り切れでリンク切れになっていることもございます。
そして、この記事を読む人によっては意見の相違もあるかと思いますが何卒ご了承願います。
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