タガネで割った丸太を使ってスウェーデントーチを作ってみました。
作り方は簡単で、割った丸太にコンパネの切れ端を挟んで組み直しただけです。
丸太の割れ方次第では歪な形になることもありますが、この方法ならチェーンソーが無くてもスウェーデントーチが作れます。
使用する工具はタガネ、ハンマー、インパクトドライバー、ノコギリです。
歪な形でも炎の流れは美しいです。
タガネで割った丸太を使ってスウェーデントーチを作ってみました。
作り方は簡単で、割った丸太にコンパネの切れ端を挟んで組み直しただけです。
丸太の割れ方次第では歪な形になることもありますが、この方法ならチェーンソーが無くてもスウェーデントーチが作れます。
使用する工具はタガネ、ハンマー、インパクトドライバー、ノコギリです。
歪な形でも炎の流れは美しいです。
チェーンソーを使った時のような直線的な切断面を作るのは難しいですが、タガネで割った切り口も味があって良い。
このページでは、タガネを使ったスウェーデントーチの作り方について紹介したいと思います。
今回、スウェーデントーチを製作する為に使用した道具は以下になります。
以前から愛用していたタガネの頭部分が潰れてきたので、今回は新調したタガネを使います。
購入したタガネは「TRUSCO トラスコ 平タガネ 25mm×215mm THT25」です。
ずっしりとした重量があり、フィット感も良い。
購入時の価格は税込み560円でした。
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先ずは丸太に鉛筆でケガキ線を入れます。
割れ目のラインが、出来る限り直線になるように十字線を描いています。
そのラインに沿って、タガネの刃先だけを打ち込んでいきます。
溝の深さは5ミリ程度。
打ち込まれたタガネが手を離しても自立するくらいが目安です。
これで丸太に十文字の溝が彫れました。
そして、丸太を割ります。
彫り溝にタガネを当てて、上からハンマーで叩いていくと簡単に割れます。
写真では一気に中央から割っていますが、三か所くらいから少しづつ割った方が綺麗に割れると思います。
少し直線からズレてしまいましたが、4つのパーツに割れました。
ただ、丸太を裏返して、底を見ると歪な形になっているのが分かります。
あと、タガネが2本あると更に丸太を綺麗に割ることができます。
下の写真のように両サイドから少しづつタガネを打ち込んでいくと、溝のラインに沿って綺麗に割れます。
タガネで彫った溝を深めにしておくのがポイントです。
今度は割った丸太を組み直すのですが、割れ目に隙間をあけます。
その際に使うのがコンパネの廃材です。
コンパネは予めに、丸太の隙間に挟む用×4枚、底板×1枚をノコギリでカットして作っておきます。
ビスも廃材をとっておいたものを再利用します。
先ずは、丸太の底部分の片面にコンパネの切れ端を取り付けます。
主に安価な65ミリのコースレッドを使っています。
打ち込むビスは一本だけです。
下の写真のようにコンパネの切れ端を4つのパーツに取り付けます。
最後に4つに割った丸太を元の形に組み戻します。
その際、丸太の割れ目にはコンパネが取り付けられているので隙間が出来ます。
この隙間がスウェーデントーチで言うチェーンソーの切れ込みの幅になるのです。
あとは、4つのパーツを合わせてコンパネの板を底面に取り付けるだけです。
ビスは4か所に打ち込みます。
これで、コンパネの取付は完了しました。
ただ実際にトーチを燃やしてみると、早い段階で底面のコンパネが燃え尽きてしまい、4本の柱が倒れてしまう場合がありました。
そこで、百均に売っていたステンレス製のプレートを固定金具として使ってみました。
ステンレス製のプレートをグラインダーでカットします。
1本のプレートが3本になりました。
丸太の中心より遠い場所にビスで固定します。
これで、中心部が燃え尽きても倒れにくくなります。
ビスを斜めに打ち込んでおくと固定強度もアップします。
底面が歪な形に割れているので、上面の隙間が狭い部分と広い部分の差が大きくなっています。
そこで、余ったビスを使って整形することにします。
特に隙間が大きい部分にビスを打ちこんで調整します。
これで、スウェーデントーチが完成しました。
遠目に見れば、チェーンソーで作ったスウェーデントーチと変わりません。
フライパンで自作した焚き火台にスウェーデントーチを載せて燃焼させてみます。
ジェルタイプの着火剤を浸み込ませたウエスをトーチの中心に詰めています。
トングにも着火剤を付けてから火をつけ、そのままスウェーデントーチへ引火させます。
トーチの中心部に火が燃え移りました。
隙間が広い為か、勢い良く燃えます。
燃焼開始から30分経過。
風が吹くと更に燃えます。
木の壁面が熾火色になって、とても綺麗です。
そして、次第にビスが外れてきました。
燃焼開始から1時間経過。
暖かくて明るい♪
燃焼開始から1時間半が経過。
とうとう柱が倒れました。
トーチの底面を固定していたコンパネが燃えてしまったので仕方ありません。
柱が倒れるまでの時間を長くするには、スチール製プレートや穴を開けた鉄板で補強する必要があります。
普通の焚き火になりましたが、薪の温度が高くなっているので良く燃えます。
燃焼開始から2時間半が経過。
熾火になって静かに燃えています。
このまま、完全燃焼させて焚き火は終了です。
翌朝には、ほとんど燃え尽きて灰になっていました。
僅かに残った炭は火消し壺に取っておいて、次回の焚き火の時に燃やすとよいでしょう。
薪割り用に割った丸太を組み直して作ったスウェーデントーチは、隙間が広いので良く燃えます。
このようにチェーンソーが無くてもスウェーデントーチは作れるので、ご参考までに。
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