使えなくなったフライパンを流用して焚き火台を作ってみました。
フライパンのテフロン加工が剥がれると料理が焦げつくので、定期的に新しいものに買い替えている家庭は多いと思います。
そこで、ゴミになったフライパンで自作した焚き火台は使えのるかを試してみました。
また、コンパクトで持ち運びやすい焚き火台にするために、ある百均素材を脱着式の脚として使っています。
使えなくなったフライパンを流用して焚き火台を作ってみました。
フライパンのテフロン加工が剥がれると料理が焦げつくので、定期的に新しいものに買い替えている家庭は多いと思います。
そこで、ゴミになったフライパンで自作した焚き火台は使えのるかを試してみました。
また、コンパクトで持ち運びやすい焚き火台にするために、ある百均素材を脱着式の脚として使っています。
アルミ素材の安価なフライパンでも焚き火台として十分に活用できるでしょうか。
このページでは、廃棄フライパンと百均素材を使って作る焚き火台を紹介したいと思います。
燃えないゴミになってしまった廃材のフライパンで製作する焚き火台の材料は以下のものになります。
百均のジョイントラック用ポールは一本100円(税抜)でしたので、3本で計300円(税抜)が必要です。
しかし、もし使えなくなったフライパンを知人や友人からもらってきて、ナットやワッシャーも家の工具箱に入っているものを使えば、他の材料は無料で手に入れることが可能です。
今回は直径が28センチのフライパンを使いました。
このフライパンは中央部分のフッ素加工が剥がれてしまって料理が焦げつくので新しいものに買い替えた為、不燃ゴミにする予定で放置していたものです。
IH対応のフライパンなので、底部分には磁石にくっつく強い金属が使われています。
なので、アルミ製のフライパンでも焚き火の熱に耐える事ができるのではないかと考えました。
百円ショップのダイソーさんで販売されているジョイントラック用ポールには長さが25cm、39cm、47cmのものがありますが、今回使用するポールは39cmです。
カラーバリエーションは黒色(ブラック)、白色(ホワイト)、銀色(メタル)の3色がありますが、渋いブラック色をチョイスしました。
ジョイントラック用ポールには高さ調整用のアジャスターネジが付いています。
ネジを回して地面の状態に合わせてラックの傾きを調整する役割になっています。
このネジを覆っている樹脂部分をニッパーで切断します。
そして、少しづつネジの頭を覆っている樹脂部分をニッパーで切り取っていきます。
怪我をしないように注意してください。
すると中からネジ頭が現れます。
ネジはM6サイズと同等です。
これで樹脂部分を綺麗に取り除くことができました。
ちなみにネジ頭はプラスでした。
フライパンの底に取り付ける3か所の脚の位置を決めます。
まずはフライパンの底にマジックで中心線を引きます。
そして、円の中心と円の外周との半分の位置に印をつけます。
その印から直角に円の外周と交わる場所が脚の位置になります。
円の中心線と外周と接する点が1か所目の脚の位置で、ここが2か所目の脚の位置になります。
そして、今度は反対側に直角に円の外周と交わる点が3か所目の脚の位置になります。
これで、円を三等分に分けることができました。
ここに穴をあける予定です。
ドリルで穴をあける前に、軽くポンチで印をつけます。
この時に力を入れてポンチを叩くとアルミ素材のフライパンは変形してしまうので注意が必要です。
先程取り出したジョイントラック用ポールのアジャスターネジを通す為にインパクトドライバーに直径6mmのドリルを取り付けて穴をあけます。
穴をあけた時にバリが発生するので、丸ヤスリ等を使ってきれいに取り除いておきます。
3か所に穴をあけました。
フライパンの取っ手(ハンドル)を外します。
使用する工具はグラインダーです。
あと、穴をあける作業とフライパンのハンドルを外す作業は逆の順序でも問題ないと思います。
作業しやすい順番でどうぞ。
フライパンの取っ手の付け根にあるアルミリベットをグラインダーで削り落とします。
リベットの頭を削り落とすとこのような状態になります。
そして、フライパンのハンドルを手に持って衝撃を与えると、ポロっとハンドルが外れます。
飛び出したリベットはハンマーを使って固いコンクリートブロックの上で叩いて潰します。
ハンドルを取り外した際にできた穴は、あいた状態のままでも問題ないと思いますので、ご自由に。
フライパンにあけた穴にジョイントラックのボルトを通します。
使用するのは、M6サイズのナットとワッシャーです。
ボルトにナットを通してからフライパンに取り付けてボルトで挟み込みます。
反対側から見ると、このような状態になります。
ボルトを3か所に取り付けます。
このままでも自立します。
フライパンに取り付けたボルトにジョイントラック用ポールを取り付けます。
クルクルっとねじ込んでいきます。
3本のジョイントラック用ポールが取り付けられました。
これで、フライパン製の焚き火台が完成しました。
製作した焚き火台の燃焼実験をしてみます。
乾燥した燃えやすい建築廃材を使用します。
牛乳パックを使って着火します。
ウチワを使用して風を送ると良く燃えます。
何もしなくても勝手に燃え上がる燃焼効率の良い焚き火台ではありませんが、逆に直火で焚き火をしているような感覚で楽しむことができます。
焚き火の組み方や風の送り方で、炎の火力を調整することが可能です。
フライパンの直径が28センチなので、ソロキャンプで焚き火をするには最適なサイズです。
建築廃材なので、ウチワで風を送ると細かな灰となって飛んでいきます。
一時間ほど焚き火をしましたが、これといってフライパンが熱で変形した様子はありませんでした。
IH対応製品は鍋底部分が強いというのも要因のひとつかも知れませんね。
その後、夜に4時間ほど焚き火をして楽しみました。
フライパン製の焚き火台は、なかなか楽しいです。
焚き火台の脚を取り外すとコンパクトに収納することができます。
このくらいのサイズなら、キャンプでも持ち運びに苦労することもないでしょう。
最後に注意点がひとつ。
通常はテフロン加工されたアルミ製フライパンは調理の時に空焚きが禁止されています。
これは、テフロン加工に使われているフッ素樹脂は高温で熱せられると分解されて有毒ガスが発生することがあるらしく、密閉された空間でペットの小鳥などが死んでしまった事例もあったようです。
焚き火は屋外の換気が良い場所で行うのが普通なので問題はないと思いますが、試される方は事故責任の下でお願いいたします。
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ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。
最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。
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【ソロキャンプ】
キャンプには色々な楽しみ方があると思います。
大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ
その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。
ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。
雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。
一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。
キャンプ生活で起こる様々な問題やトラブル、ちょっとした工夫で快適なアウトドア生活が送れるアイデアなど、このページがお役に立てることができれば幸いです。
なお、一度書いた記事を再度、更新する事もしばしばあります。ページで紹介している、おすすめ商品が売り切れでリンク切れになっていることもございます。
そして、この記事を読む人によっては意見の相違もあるかと思いますが何卒ご了承願います。
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