長期のキャンプ旅では必要最低限の衣類しか持って行かないので、こまめに洗濯をする必要が出てきます。
夏のキャンプなら、夜間でも屋根のある場所に干しておけば下着やタオルなどは風に吹かれて翌朝には乾いています。
しかし、気温の低い日や雨の日には洗濯物が、なかなか乾きません。
そこで、自動車の送風口を使って洗濯物を強制的に乾燥させる方法を紹介します。
長期のキャンプ旅では必要最低限の衣類しか持って行かないので、こまめに洗濯をする必要が出てきます。
夏のキャンプなら、夜間でも屋根のある場所に干しておけば下着やタオルなどは風に吹かれて翌朝には乾いています。
しかし、気温の低い日や雨の日には洗濯物が、なかなか乾きません。
そこで、自動車の送風口を使って洗濯物を強制的に乾燥させる方法を紹介します。
自動車で移動する方限定の方法ですが、ソロキャンプや車中泊の旅でも使えますよ。
我が家には乾燥機がないので梅雨時は日常でも、この方法で自宅の洗濯物を乾かしたりしています。
旅の途中で洗濯をする時は、現地のコインランドリーを利用するという方が多いと思います。
多少の費用は必要ですが、日帰り入浴施設やキャンプ場にコインランドリーが併設されていれば労力が要らず、洗濯の待機時間も有意義に使えるので便利です。
しかし、旅先でコインランドリーが見つからなかったり、急なアクシデントで衣類が汚れてしまったら手洗いをしなければなりません。
ひとり旅なら衣類が少ないので、手洗いでも労力は あまり感じないと思います。
夏場なら洗濯物がすぐに乾きますからね。
ただ、問題なのは洗濯物が乾かない「気温の低い日」や「雨の日」です。
洗濯物を強制的に乾かす為に用意するものは「針金ハンガー」です。
百均で購入した10本セットで100円(税抜)のハンガーです。
たくさんの洗濯物を同時に乾かすなら、ハンガーは2本必要です。
針金ハンガーを下の写真のように楕円形に変形させます。
そして、ハンガーのフックを楕円形の内側に曲げます。
これで下準備は完了。
自動車のエンジンを始動させると10分ほどで冷却水の温度が上昇します。
車内の送風口(エアコン吹き出し口)から出る温風は、この冷却水の熱水を利用しています。
温度をマックスまで上げると意外と熱い風が出てきますよね。
今回は車内の送風口から吹き出す温風を利用して洗濯物を乾燥させます。
そして、利用する送風口はフロントガラスの下にある吹き出し口です。
車種によって違いはあると思いますが、一列、もしくは二列に分かれていると思います。
送風には、外気導入と内気循環がありますが「外気導入」にします。
靴下の場合は、針金ハンガーの片側を靴下の中に入れます。
次に、反対側にもう一方の靴下を同様に入れます。
そして、送風の温度と風力を最大にして、吹き出し位置を「フロントガラス」に設定します。
熱風が勢い良く吹き出します。
注意点として、エアコンは作動させず、窓は全開にします。
エアコンを作動させてしまうと風の温度が下がってしまうので乾くのに時間がかかります。
クーラーを作動させた方が良く乾くような気がしますが、実際は乾燥しませんでした。
靴下を被せたハンガーを送風口の上に置きます。
靴下が、熱風の勢いでユラユラと揺れます。
片面が乾いたら裏返して反対面を乾燥させます。
乾燥時間は10~15分くらいです。
また、短時間に熱風乾燥させるので衣類の生地にダメージを与えてしまう可能性も考えられます。
熱に弱い衣類は、やめた方が良いでしょう。
下着のパンツは四隅をダブルクリップでハンガーに固定します。
撮影の為にフックが伸びたハンガーを使っていますが、フックは内側に折り曲げます。
そして、衣類の内側に風が入るように送風口の上にハンガーをのせます。
最初は衣類の内側に空気が入っても、濡れた状態では重くて持ち上がりません。
しかし、乾燥してくると次第に空気の力で風船のように膨らんできます。
片面が乾いたらハンガーを180度水平に回転させて、もう一方も乾燥させます。
腰ゴムの部分が乾きにくいので、要チェックです。
化繊なら乾燥時間は8~12分くらいです。
複合技でパンツと靴下を同時に乾かすこともできます。
ハンガーの両端に靴下、中央にパンツをセットします。
これなら、同時に乾燥させることができます。
乾燥時間の短縮になります。
Tシャツの場合は生地面積が広いので、ハンガーの内側にシャツを半分折り込んでいます。
ダブルクリップで留める場所は4か所です。
空気の取り入れ口が大きいので、濡れていても膨らむのが早いです。
あと、袖口から空気が出るとTシャツが膨らまないので、袖口は内側に折り込んでおきます。
更に襟首もダブルクリップで留めて空気が漏れないようにします。
Tシャツも片面が乾いたらハンガーを180度水平に回転させて、もう一方を乾燥させます。
化繊のTシャツなら乾燥時間は20~25分くらいかかります。
ポカポカのTシャツになるので、冬は暖かくて気持ち良いです。
ズボンもパンツの時と同様にダブルクリップでハンガーに留めます。
ズボンの場合は裾まで温風が入るので、かなり膨らみます。
乾燥してくると、どんどん膨らんでくるのでフロントガラスの視界を遮ります。
このように、下着だけなら30分もあれば乾燥させることが可能です。
ネットで検索すると、軽自動車の場合は30分間のアイドリング状態ならガソリンの消費量は 0.2~0.25L ほどらしいので、コインランドリーよりは安上がりですね。
停車中のアイドリング状態でも乾燥作業ができますが、旅の移動中に洗濯物の乾燥ができたら一石二鳥ですよね。
しかし、道路交通法では「運転者の視界を妨げてはならない」という法律があるので、ダッシュボードの洗濯物が法律に触れてしまう恐れがあります。
なので、走行中に乾燥行為を行う場合は自己責任の元で…ということですね。
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最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。
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キャンプには色々な楽しみ方があると思います。
大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
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その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。
ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。
雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。
一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。
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なお、一度書いた記事を再度、更新する事もしばしばあります。ページで紹介している、おすすめ商品が売り切れでリンク切れになっていることもございます。
そして、この記事を読む人によっては意見の相違もあるかと思いますが何卒ご了承願います。
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