ゼムクリップを使った蚊取り線香のキャンプ技 - 立てる・吊るす・支える

蚊が多く発生する夏の夕方は、一つの蚊取り線香だけでは虫刺されを防げないことがあります。

手持ちの蚊取り線香を周囲に、たくさん置いて蚊の攻撃を防ぎたいところですが、蚊取り線香を立てるスタンドが無い…

そんな時は、書類を留める「ゼムクリップ」がスタンドとして使えます。

この記事ではゼムクリップを使った蚊取り線香の増設方法を紹介したいと思います。

特に夕方の食事作りの時間帯は蚊が多いですよね。蚊取り線香を10センチほどに折って周囲に設置すれば虫除けバリアーにもなります。

ゼムクリップなら荷物の邪魔にならないので、救急セットや修理キットの中にいくつか忍ばせておいても良いでしょう。

使用するゼムクリップ

ペーパークリップとも言われていますが、正式名称は「ゼムクリップ」です。

使用するゼムクリップは一般的に事務用品として流通している小さなサイズで問題ありません。

ゼムクリップが1個でも蚊取り線香を立てる事は出来ますが、2個あれば蚊取り線香スタンドを作ることができます。

キャンプで使えるゼムクリップ

約3センチ未満のクリップなら、どこの家庭にも文房具入れの中に1つくらいはあるのではないでしょうか?

仕事で書類のやり取りをされている方なら、ゼムクリップが溜まってしまう方もいると思います。

いくらでも溜まるゼムクリップ

ランタンハンガーに吊るす

まずはゼムクリップを構成しているハリガネの内側部分を外側に倒します。

指で簡単に開くことができます。

ゼムクリップを指で曲げる

そうすると、S字フックのような形になります。

S字フックのよな形になったゼムクリップ

そして、クリップの短い方の先端を蚊取り線香の中心穴に差し込みます。

クリップの短い方の先端を蚊取り線香の中心穴に差し込む

反対に向けると蚊取り線香は吊り下げられた状態になります。

蚊取り線香がクリップで吊り下げられた状態

更にカラビナをクリップに引っ掛ければ、ランタンハンガーやロープなどに吊るすことができます。

ゼムクリップをS字フックの形に変えるだけなので、とっても簡単です。

蚊取り線香をランタンハンガーやロープなどに吊るす

ペグに吊るす

今度は先程紹介した吊り下げ方法を応用したものになります。

まずは、アルミ製のペグを2つ用意して面ファスナーで固定し、下の写真のようなペグハンガーを作ります。

アルミ製のペグを2つ用意して面ファスナーで固定する

面ファスナーは百均で購入したものです。

面ファスナーは百均で購入したもの

そして、ペグハンマーを地面に差し込んで蚊取り線香を吊り下げたら蚊取り線香ホルダーの完成です。

蚊取り線香をランタンハンガーのような高い位置に吊るすと誤ってヤケドをしてしまう危険がありますが、地面スレスレの位置なら火傷をする危険が少なくなります。

ペグで作った蚊取り線香ホルダー

蚊取り線香の中心を引っ掛けているのでバランスも良い。

蚊取り線香の中心を引っ掛けているのでバランスも良い

地面に差す

ゼムクリップをS字フックの状態にした後、ハリガネの内側部分を更に曲げます。

ゼムクリップをS字フックの状態にした後、ハリガネの内側部分を更に曲げる

針金を一回転曲げて引っ張るとコブができた状態になります。

一回転曲げて引っ張るとコブができた状態になる

そして、反対側のハリガネは真っすぐに伸ばします。

これで蚊取り線香スタンドの完成です。

反対側のハリガネは真っすぐに伸ばす

使い方は簡単です。

コブを作ったハリガネの先端を蚊取り線香の中心穴に差し込みます。

コブを作ったハリガネの先端を蚊取り線香の中心穴に差し込む

ひっくり返して、反対側の針金を地面に差せば蚊取り線香が自立します。

ちょうどハリガネのコブの部分がストッパーの役割を果たすのです。

反対側の針金を地面に差せば蚊取り線香が自立する

ペグに固定する

先程のハリガネ状態のクリップを今度はアルミペグに固定します。

地面に差し込んだ方のハリガネをペグに巻きつけます。

ゼムクリップをペグに巻き付ける

くるっとペグに一周巻き付けるだけです。

くるっとペグに一周巻き付けるだけ

そして、先ほどと同様に反対側に蚊取り線香を取り付けます。

先ほどと同様に反対側に蚊取り線香を取り付ける

これで、蚊取り線香が自立します。

地面が柔らかい場合は細いゼムクリップだけでは蚊取り線香を支え切れませんが、しっかり打ち込んだペグに巻き付ける事で蚊取り線香が安定します。

蚊取り線香がペグで自立

スタンドを作る

ゼムクリップが2本あれば蚊取り線香スタンドを作ることができます。

まずは2本のゼムクリップの外側の長いハリガネを直角に曲げます。

2本のゼムクリップの外側の長いハリガネを直角に曲げる

そして、2本のクリップを重ね合わせます。

ハリガネの向きが互い違いになるようにします。

ハリガネの向きが互い違いになるように重ね合わせる

ここで10円玉を2枚使います。

クリップを10円玉で挟むことで、しっかりと固定が出来ます。

言うなれば10円玉がペンチになるのです。

クリップを10円玉で挟むことで、しっかりと固定が出来る

そのまま、指でハリガネをグルグル回していきます。

指でハリガネをグルグル回していきます

最後はハリガネが短くなって指が痛くなるので、押さえていた10円玉を針金の先端に挟んで回します。

10円玉を針金の先端に挟んで回す

そして、針金の反対側はスタンドの脚になります。

巻かれているハリガネを90度に開いていきます。

針金の反対側はスタンドの脚になる

形を整えたら蚊取り線香スタンドの完成です。

蚊取り線香スタンドの完成

蚊取り線香の中心穴にスタンドの先端を差し込みます。

蚊取り線香の中心穴にスタンドの先端を差し込む

先端がY字になっているので安定感があります。

先端がY字になっているので安定感がある

そして、ひっくり返せば蚊取り線香が使えます。

脚の形を簡単に変形させる事ができるので、地面の状況に応じて安定させることもできます。

クリップで作った蚊取り線香スタンド

風が強い日はスタンドの脚を広げると良いでしょう。

風が強い日はスタンドの脚を広げると良い

パワー森林香とも相性が良いです。

パワー森林香と自作スタンド

立ち消えしやすい蚊取り線香ホルダーに入れるより良いかも知れませんね。

蚊取り線香ホルダーに入れるより立ち消えしにくい

折れた線香も使える

スタンドの先端を曲げる事で折れた蚊取り線香も使うことができます。

その際も10円玉を使って針金を折り曲げます。

10円玉で針金を曲げる

しっかりとホールドしています。

蚊取り線香をしっかりとホールドしている

クリップでスタンドを増産すれば蚊取り線香で「虫除けバリアー」が張れます。

事前にスタンドを作っておいて折り畳んで蚊取り線香と一緒に収納しておけば、邪魔にはならないと思います。

蚊取り線香ホルダーやスタンドを忘れた際の参考になれば幸いです。

クリップ製スタンドで虫除けバリアーを張る

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ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。

最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。

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キャンプには色々な楽しみ方があると思います。

大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ

その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。

雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。

一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。

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