ソロキャンプで疲れる理由とは? - 道具を減らし、身軽なスタイルに変える解決方法

確かにソロキャンプは衣食住の全ての事を一人でするので疲れます。

荷物の搬入、テント設営、火起こし、調理、食器洗い、寝床の準備など…

これらの作業は経験する内に手早く出来るようになるのですが、慣れない内にキャンプが嫌になる方もいます。

ここが「続ける」「やめる」のターニングポイントになるのではないかと思います。

このページではソロキャンプで疲れない為のミニマムスタイルの対策方法を紹介します。

楽しそうなソロキャンプの動画や雑誌を見てやってみたけど、自分には合わなかったという方もいるでしょう。

そんな時は2人キャンプやグループキャンプ、ファミリーキャンプも試してみると良いかもしれません。ルールさえ守れば、キャンプの楽しみ方に正解はありませんからね。

キャンプが嫌になる原因

キャンプが嫌になる原因は沢山あります。

以下はその一例です。

    キャンプが嫌になる原因
  • 道具の購入にお金がかかりすぎる
  • キャンプ料金が高すぎる
  • 毎回荷物の搬入が重労働
  • テントの設営が面倒
  • 人が多すぎて騒がしい
  • 夏は虫が多すぎる
  • 夏は暑すぎる
  • トイレが汚くて耐えられない
  • お風呂に入れなくて不快になる
  • 寝心地が悪くて眠れない
  • チェックアウトに間に合わない

キャンプが嫌になる原因の多くは、経験を積んでキャンプ技術のスキルを上げたり、キャンプ場を変えることで対策できると思います。

しかし、「キャンプ自体が嫌になった」という方には残念ながら解決策がありません。

ただし、『ソロキャンプは疲れる』という理由で疎遠になってしまった方には、必要最低限の道具でキャンプをするミニマムスタイルを目指す事で解決できる場合があります。

ミニマムスタイルのキャンプ

物理的対策

まずは、キャンプで疲れる原因の一つに「道具が多過ぎる」「道具が重過ぎる」という点が挙げられます。

というのも、ソロキャンプを始めたばかりだと、何かあると不安なので多くの道具を用意しがちですからね。

道具が多過ぎるデメリットは以下になります。

    道具が多過ぎる・重すぎる欠点
  • 荷物の搬入に苦労する
  • サイトの設営に時間がかかる
  • 食器が多いと洗い物が大変
  • テントの中が片付かない
  • 忘れ物が多くなる
  • 荷物の撤収に時間がかかる
  • 荷物の搬出に苦労する

テントやタープは出来る限りコンパクトなものにして、大きなテーブルやチェアーなどは無くても良いと思います。

料理も凝り過ぎると調味料や食器が多くなり、洗い物も大変になります。

焚き火はしたいけど用意や片付けが面倒だと言うなら、キャンプ場のカマドを使えば焚き火台は必要ありません。

薪は現地調達すれば持って行かなくても良いですからね。

焚き火をする事さえ面倒なら、軽量&コンパクトなガスストーブが おススメです。

お湯を沸かして作るカップ麺でも野外で食べると、立派なご馳走になりますからね。

必要最低限のキャンプ道具

物理的対策をまとめると。

    物理的対策
  • 持参するキャンプ道具は必要最低限に
  • キャンプ道具を小型化&軽量化する
  • 生もしくは簡単に食べれる食材を選ぶ
  • 薪は可能な限り現地調達する
  • 焚き火が面倒なら小型ストーブが便利

道具がコンパクトで軽量になれば身軽にキャンプへ行くことが出来るようになり、結果疲れません。

疲れるキャンプの物理的対策

人的対策

キャンプで疲れる原因の一つに、「やりたい事が多過ぎる」という点もあります。

テントサイトをお洒落にライトアップして、焚き火で美味しい料理を作って、写真をSNSにアップして、近くの温泉に行って、帰りにスーパーで買い出し、戻ったら薪を割って、お酒を飲んで…

せっかくキャンプに来たのだから、色々とやってみたいという気持ちは分かりますが、短い滞在時間内に予定を詰め込み過ぎると疲れてしまいます。

    やりたい事が多過ぎる欠点
  • 時間が無くて常にイライラする
  • キャンプが日常と変わらない忙しさ
  • じっとしていられない
  • 仕事を持ち込んだが手に着かない
  • チェックアウトに間に合わず焦る

疲れないキャンプをする対策で、逆にノープランにする事もおススメです。

忙しい日常生活に追われていると、やろうと思った事が後回しになって、いつの間に忘れてしまっている事がたくさんあると思います。

そんな頭の中のゴチャゴチャを整理するには、キャンプの暇な環境が最適なのです。

ボーっとしている時に新しいヒラメキが生まれることも多いですからね。

道具が少ない、食料も限られる といった不便な非日常を技術とアイデアで乗り切って楽しむ事もキャンプの魅力です。

ノープランで暇を作るキャンプ

日頃は忙しくて出来なかった読書をしたり、SNSで近況をアップしたり、動画を見たり。

もし、携帯電話の電波が圏外ならば日記を書いたり地図を見ながら次回のキャンプ計画を立てるのも楽しいでしょう。

あえて、通信手段を遮断する事で時間に流されないという楽しみ方もあります。

キャンプでは携帯電話の電源を切る

そして、日常生活では楽しめない薪集め、焚き火も醍醐味です。

屋根付きの炊事場があれば雨の日でもカマドで焚き火が出来ます。

雨の日でもカマドで焚き火が出来る

あと、『入浴と睡眠』は疲労回復には欠かせません。

キャンプ場の近くに温泉がある環境なら最高です。

特に夏場は汗だくになるので、入浴が出来たかどうかでキャンプの疲れに大きく差が出ます。

シャワーや水浴びで汗を流すだけでも、ぐっすりと眠れますからね。

温泉でのんびりする

そして、思う存分朝寝坊する。

その際は、日陰になる位置にテントを張らないとサウナ状態になるので注意か必要です。

思う存分テントで朝寝坊する

人的対策をまとめると。

    人的対策
  • キャンプの予定を過密にしない
  • 衣食住の作業以外はノープランにする
  • あえて暇だと感じる時間を作る
  • 思いついたアイデアを記録・行動する
  • 夏は最低でもシャワーを浴びる
  • 朝は自然に目覚めるまで熟睡する

予定を減らすことで心に余裕ができて過ごせる結果、疲れません。

疲れるキャンプの物理的対策

技術的対策

キャンプで疲れる原因には、「慣れていない」という点もあります。

慣れると10分程で設営できるテントも最初は説明書を見たり、間違えたりして時間がかかります。

また、嵐に遭遇してテントやタープが破損した時の応急処置や修理も経験しないと分からないでしょう。

テントやシュラフはコツをつかんで綺麗に畳まないと収納袋に入らない事もあります。

    慣れていないと困る事
  • テントの設営・撤収に時間がかかる
  • 料理作り・洗い物に時間がかかる
  • 詰めてきたバッグに荷物が入らない
  • 技術が無いので道具に頼ってしまう
  • 悪天候になると慌てる
  • 道具が壊れると直せないし代用案もない
  • 夜は周囲の音や人の声で眠れない
  • 誰もいないと怖くて眠れない

そんな疲れるソロキャンプから脱却する為の技術的対策は『経験と慣れ』しかありません。

慣れないテント設営

今回は、技術と知識が増えることでキャンプ道具を減らすミニマムスタイルを紹介しましたが、逆に便利な道具を多く揃えるグランピングスタイルへ移行される方もいます。

どちらにせよ、テントで過ごす事が目的ではなく手段に変わり、他の事が楽しみになってくるとソロキャンプも疲れなくなるのではないかと思います。

まあ、最終的にキャンプを楽しめるかどうかは、本人次第なんですけどね。

この対策方法が全ての方に当てはまる訳ではありませんが、参考になれば幸いです。

ソロキャンプで疲れない方法

【関連記事】

ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。

最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。

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【ソロキャンプ】

キャンプには色々な楽しみ方があると思います。

大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ

その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。

雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。

一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。

ソロキャンプで疲れる理由とは? - 道具を減らし、身軽なスタイルに変える解決方法
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【ソロキャンプ】

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一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
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観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ

その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

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