燃料を小型化してストーブをコンパクト化 - ガス缶や燃料ボトルをミニサイズに

ソロキャンプ用に設計されたシングルストーブは収納サイズが小さいものが多いです。

折り畳むと手のひらに収まるサイズのキャンプ用ストーブもありますからね。

ただ、バーナー本体は小さいのですが、燃料ボトルやガス缶が大きいので思ったほど小型化できないのが難点です。

そこで、燃料の入った容器を可能な限り小さなものに変えてストーブの収納サイズをコンパクトにしてみました。

ガス式ストーブは小型のガス缶に、液体燃料式ストーブは小型の燃料ボトルに変えるだけです。

このページでは、ソロキャンプで使うストーブを可能な限りコンパクトに収納する方法について紹介しています。

CB缶を小型化

カセットガス(CB缶)を使用するストーブはガスボンベを横向きにセットするので、脚パーツが付属しています。

通常はゴトクと脚パーツが折り畳み式になっているものが多いです。

カセットガスはどこの店でも手に入る燃料なので、使い勝手が大変良いです。

燃料を手に入れやすいので、旅人キャンパーには人気のストーブだと思います。

カセットガス式のストーブ

下の写真のようにストーブのゴトクと脚パーツを折り畳むと本体サイズを小さくすることができます。

ゴトクと脚パーツを折り畳むと本体サイズが小さくなる

カセットガスのサイズ規格は決まっていますが、ショート缶と呼ばれる小型のカセットガスを使用することでコンパクトにすることが可能です。

ガス缶の直径は変わりませんが、全長が3分の2くらいになります。

カセットガスのCBショート缶

通常のカセットガスと大きさを比較してみます。

通常のカセットガスと大きさを比較

また、カセットガスのショート缶でも寒冷地に強いボンベがあります。

冬のキャンプでストーブの火力を維持させるには、イソブタンが配合されているガス缶を使う必要があります。

カセットガスのショート缶でもイソブタンが配合されている

ストーブとクッカーは一緒に使用する事が多いので、クッカーの中にストーブが収納できると便利です。

今回は兵式ハンゴウを使用して収納サイズを比較してみました。

兵式ハンゴウ

ハンゴウの中にガスストーブとショートCB缶を一緒に入れてみました。

ガス缶を立てた状態で入れると内蓋が当たるので横向きにして収納します。

若干、内蓋が当たるので外蓋も浮いた状態になりますが許容範囲内だと思います。

短期のキャンプならショート缶でも問題ないでしょう。

ハンゴウの中にCBガスストーブを収納する

OD缶を小型化

OD缶で使用するストーブは、ガス缶自体がストーブの脚として機能をします。

なので、通常はゴトクのみが折り畳み式になっています。

OD缶はアウトドア用品を扱うホームセンターやキャンプ用品店で手に入れることができます。

カセットガス(CB缶)と比べると価格が少々高いですが、ハードな使用にも耐える強度があります。

OD缶ガス式のストーブ

小さく折り畳めるOD缶のガスストーブは本体と比較するとガスボンベが大きく感じることがあります。

通常は250サイズのOD缶を使用することが多いですが、更に大容量の500サイズの缶もあります。

PRIMUS(プリムス)ガスストーブ

そこで、110サイズのOD缶を使用することで収納サイズを大幅に小さくすることが可能になります。

110サイズのOD缶

250サイズのOD缶と比較するとガスボンベの直径、高さともに小さくなります。

250サイズのOD缶と比較するとガスボンベの直径、高さ共に小さい

ハンゴウの中にOD缶とストーブを入れても容量に余裕があるので、内蓋も外蓋も普通に収まりました。

もっと小型のストーブを使用すれば更にコンパクトにすることができます。

OD缶とストーブをハンゴウの中に入れる

ということで、超小型のストーブを使ってみました。

とても小さな中国製のシングルストーブですが意外と火力があります。

ただ、このストーブには国による安全規制のPSLPGマークがついていません。

なので、使用中に何が起きても構わないという覚悟でなら使っても良いでしょう。

剥がした銀紙を そのまま乾電池に当ててもショートしない

このくらい小さなストーブなら百均の黒メスティンの中に収めることも可能です。

ちなみにOD缶は反対向きにしか入りませんでした。

百均の黒メスティンの中にストーブとガス缶を入れる

メスティンのフタが若干浮いてしまいますが、ハンドルで押さえることができるので許容範囲内だと思います。

フタが若干浮きますが、許容範囲内

ガソリンボトルを小型化

一般的にガソリン式のストーブは重量が重く、収納サイズが大きなものが多いです。

特に燃料タンクとバーナートップが一体型になったストーブは収納サイズを小さくすることはできません。

しかし、燃料タンクとバーナーがホースで分離されたストーブは小さな燃料ボトルを使うことで小型化することが可能になります。

オプティマスNOVA+

このオプティマスNOVA+は収納サイズが小さくなるので収納性に優れています。

ガソリンだけでなく灯油を燃料に使用することもできます。

本体と燃料ボトルが分離できるシングルストーブ

この燃料ボトルはオプティマス製品の中で最小の300mlサイズです。

この燃料ボトルは300mlサイズ

600mlの燃料ボトルと比較すると直径、全長ともに小さいです。

600mlの燃料ボトルと300mlの燃料ボトルの大きさ比較

ハンゴウの中にストーブ本体と燃料ボトルを入れてみました。

ハンゴウの中にストーブ本体と燃料ボトルを入れる

下の写真のように燃料ポンプが飛び出てしまいます。

燃料ボトルを横向きにしても無理でした…

ハンゴウから燃料ポンプが飛び出てしまう

どちらにせよ、ガソリンストーブをクッカーに入れてしまうと燃料の匂いがクッカーに移ってしまうのでお勧めできません。

ハンゴウのフタをしなければストーブを収納することは可能ですが、匂いが漏れないジップロックなどの密閉袋に入れる必要がありますね。

ハンゴウのフタをせずに収納するなら問題ない

アルコールボトルを小型化

アルコールストーブは小型で軽量です。

ただ、風に弱いという欠点があるので風防とセットで使う必要があります。

あと、クッカーをのせるにはゴトクも必要です。

ストーブを使用する都度、燃料用アルコールを入れるので、キャンプへ行く時は燃料ボトルも一緒に持って行かなければなりません。

薬局やホームセンターで購入した燃料用アルコールをそのまま持って行っても構いませんが、500ml入りなので意外とかさばります。

なので、燃料は小さなボトルに詰め替えると良いでしょう。

アルコールストーブのセット

燃料は125mlのボトルに詰め替え、アルミ製の風防をボトルに巻いて収納しています。

そして、ゴトクはストーブの本体と一緒に収納しています。

アルコールストーブをコンパクトに収納

ハンゴウの中に全て納めてみました。

かなり余裕があるので、カトラリーや調味料なども入れる事が可能です。

ハンゴウの中にアルコールストーブを収納する

そして、燃料ボトルを60mlに変えることで更に小型化することができます。

燃料ボトルを60mlに変える

ダイソーの黒メスティンの中にアルコールストーブを全て収めてみました。

ダイソーの黒メスティンの中にアルコールストーブは全て収まる

蓋もピッタリとハマりました。

ストーブと燃料の組み合わせの中では、これが一番コンパクトな収納方法ですが調理は1~2回ほどしかできないので、対応できるのはデイキャンプ程度でしょう。

一番コンパクトなキャンプ用ストーブはアルコールストーブ

収納サイズ

クッカーの収納時には他の荷物を汚さない為にジップロックに入れると良いでしょう。

あらかじめ、クッカーにウエスなどの布切れを巻いておくとジップロックの破れ防止にもなります。

クッカーをジップロックに入れる

煤で汚れたハンゴウもジップロックに入れておけば安心です。

「燃費」を重視するならCB缶ストーブもしくは灯油式ストーブ。

「収納性」を重視するならアルコールストーブもしくはOD缶ストーブ。

「火力の強さ」を重視するならガソリン式ストーブもしくは寒冷地用OD缶ストーブ。

ストーブの好みが分かれるところですが、ご参考までに。

煤で汚れたハンゴウもジップロックに入れる

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ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。

最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。

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キャンプには色々な楽しみ方があると思います。

大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ

その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。

雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。

一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。

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