真夏の沖縄でのキャンプは「暑すぎる」といったイメージがあると思います。
しかし、沖縄の夏は平均気温が28~30度と実は本州よりも涼しいのです。
夏は海から吹いてくる南風が気温を下げてくれるので木陰にいれば涼しんですよね。
ただ、夏の沖縄には「台風」が頻繁にやってくるという問題があります。
この記事では、台風で予定どおりに行かない沖縄旅の準備と対策について紹介します。
真夏の沖縄でのキャンプは「暑すぎる」といったイメージがあると思います。
しかし、沖縄の夏は平均気温が28~30度と実は本州よりも涼しいのです。
夏は海から吹いてくる南風が気温を下げてくれるので木陰にいれば涼しんですよね。
ただ、夏の沖縄には「台風」が頻繁にやってくるという問題があります。
この記事では、台風で予定どおりに行かない沖縄旅の準備と対策について紹介します。
台風が接近すれば飛行機は欠航、もちろん船も来ないのでスーパーの棚も空っぽ、暴風警報が出るとキャンプ場も追い出されます。
でも事前に準備と対策をしておけば、慌てずに済みますからね。
台風が来ると、まず直面するのは「飛行機が欠航する問題」です。
沖縄へ出発する前に台風で飛行機が欠航になれば旅行をキャンセルするだけで済みます。
しかし旅の途中で台風が発生すると帰る事ができなくなります。
天気予報でも予め台風情報は分かりますが、台風の進路によっては問題ないと判断して出発する方もいるでしょう。
そもそも、沖縄へ出発する方の大半は数ヶ月前には航空券を購入していると思うので、台風が発生する可能性があるからと言って沖縄行きのフライトをキャンセルするのは難しいですよね~
そこで、夏に沖縄へ行くなら以下の準備と対策が必要になります。
ここからは詳しく紹介します。
沖縄から帰る時に「もし、空の便が欠航したら?」
それは諦めるしかありません。
空の便が欠航なら船の便も欠航しますので、もう代替手段はありません。
仕事の都合で必ず休む訳にはいかない場合は、熱帯低気圧が発生する予報でも旅行をキャンセルするほうが無難でしょう。
また、台風が発生しそうな時に沖縄へ行くなら「旅の滞在が伸びても構わない予定を組む」しかありません。
沖縄の台風は移動速度が遅くて長期に停滞することもあり、5~7日は滞在日数が伸びる事を覚悟したほうが良いでしょう。
もし、旅行前に空港近くの駐車場にマイカーを停めている方は、駐車場代金がかさむので連絡を入れておいた方が良いかも知れませんね。
空の便が欠航になると滞在期間中の食費や交通費が増えます。
旅の予算は多めに持って行くことをおススメします。
離島に滞在していると現金でしか支払えない商店が多いので、停電になる前にATMからキャッシュを降ろしておいた方が良いでしょう。
既にキャンプ場をチェックアウトして空港の近くで待機をしている状況なら、安宿情報もチェックする必要があります。
同じ様にフライトが欠航して足止めを食らった方が大勢いると思うので、宿の予約は早目に入れた方が良いでしょう。
台風で空の便が欠航になったら振り替えの予約を早めに取らなければなりません。
欠航になった大勢の方が予約に殺到するので時間との勝負です。
しかし、振り替えの予約が早すぎると何日も先の便の予約しか取れない場合があります。
そんな時は、少し待ってから予約を取ることをおススメします。
と言うのも台風で沖縄発の便が欠航になったという事は「沖縄着の便も欠航」になっているという事です。
これから旅行を予定していた方が沖縄着の便をキャンセルすると自動的に沖縄発の便もキャンセルになるので、しばらく待ってから予約を取ると早目の便をゲットできる可能性があります。
ちなみに私は2023年に発生したUターン台風6号のおかげで航空便が欠航し、2度もフライトの振替手続きをする羽目になりました。
宮古島や石垣島へは飛行機でしか行けませんが、沖縄本島なら長距離フェリーでも渡ることが出来ます。
移動時間は かかりますが、のんびりと過ごす船旅も楽しいものです。
そして、大きな島から小さな離島へ船で渡ってキャンプすることが可能な場合もあります。
しかし、小さな船は飛行機よりも欠航しやすいのが欠点です。
各離島を結ぶフェリーや高速船は台風が接近していなくても波が高いと欠航してしまう事が多いんですよね。
もし、沖縄の離島へ船で渡っている際に台風が発生したら。
「旅の滞在予定日数を早める」
といった選択肢も視野に入れた方が良いでしょう。
飛行機が予定通りフライトするのに離島から戻る船が欠航して空港へ行けない、というトラブルが発生する事態も想定されますからね。
LCC(格安航空)の中には、航空券が格安の代わりに受託手荷物が別料金になる場合があります。
Peachを例に挙げると、無料になる機内持ち込みの荷物サイズは3辺合計が115cm以内、重量は合計7.0kgまでとなっています。
流石にソロでもキャンプ道具をこのサイズ・重量に収めるのは無理がありますよね。
Peach(シンプルピーチ)の場合、受託手荷物料金は航空券購入時に支払えば1,950円、航空券購入後は2,490円、出発前の空港カウンターでは3,050円になります。
別料金の受託手荷物は1つあたり3辺合計が203cm、合計20kgまでとなっています。
また、機内に持ち込めるキャンプ道具にも制限があります。
先の尖ったアイテムは危険物とみなされる可能性があるのでポールも受託手荷物にした方が良いでしょう。
逆に預け手荷物不可能なキャンプ道具は以下のものになります。
エネループ(ニッケル水素電池)、ガス式コンロはどちらもオッケーですが、怪しまれると面倒なのでヘッドライトやガスコンロは手荷物にした方が良いでしょう。
ガス式コンロは機内持ち込みの際にイグナイターをカチッと着火してガスが内部に残って無いことを確認させられることがあります。
※2023年8月の情報。
LCCでは預け手荷物の料金が高いので事前に沖縄の「郵便局止め」や運送会社の「営業所止め」で荷物を送った方が安いと考える方もいると思います。
しかし、私はフライトの前日に石垣島へ送ったゆうパック(基本的に航空便)が何故か那覇空港で船便に変更されて受け取るのに一週間もかかった経験があります。
もちろん、電池類、スプレー、液体類、炭、コンロなどの危険物は入れていませんでしたが、私の推測だとX線検査で箱の中身がキャンプ道具と分かった時点で危険物と判断されたのでしょう。
更に台風通過後で海が荒れており、船便も大幅に遅れていました。
そして、今度は以下の対策をして石垣島から本州へキャンプ道具を送ってみると、配達日指定をしなくても航空便で届きました。
配送料金が安い「ゆうパックスマホ割」を利用する場合は、送り状の品名欄に20文字しか記入できません。
そこで、郵便局で送り状をプリントアウトした後に手書きで品名欄に「電池・炭・スプレー・アルコール・コンロ・ガス缶なし」 と追記して危険物が無い事をアピールしておくと良いでしょう。
ただ、積載スペースに限りがある航空便も荷物が多いお中元時期や夏休み期間は配送に遅延が発生する事があります。
なので、LCCでは別料金を払ってでもキャンプ道具は一緒に運ぶことをおススメします。
沖縄でキャンプしている時に台風が接近して暴風警報が出ると、キャンプ場から退避させられる場合があります。
石垣島の市営キャンプ場を例に挙げると、暴風警報が発令された場合は速やかに避難しなければなりません。
キャンプ場から移動してゲストハウスや民宿に泊まる、もしくは市が指定した避難所へ行く事になるでしょう。
沖縄の台風は車がひっくり返るほどの暴風ですからね。テントなんてひとたまりもありません。
対策ポイントは以下になります。
暴風警報が発令されてキャンプ場から退出させられても お金が無くて宿に泊まれない方もいると思います。
その場合は滞在している役場に問い合わせて市が指定する避難所が利用できるかどうか尋ねてみると良いでしょう。
ただし、避難所は暴風警報が解除されたら雨が降っていても退出させられるので、その後のプランも考える必要があります。
台風で空の便が欠航すると船便も欠航します。
すると、船便で届く島の食材はスーパーや商店に供給されなくなるのです。
あっという間にスーパーや商店の陳列棚は空っぽになってしまいます。
警報が出ている間は閉店してしまう飲食店も多いので、食材は早めに購入しておいた方が良いでしょう。
ゲストハウスや安宿へ泊るなら早目に予約をしましょう。
空の便が止まっている間は新たに島へ渡ってくる観光客はいません。
でも、足止めされた観光客が費用の掛かるリゾートホテルから宿泊費の安いゲストハウスへ流れてくる可能性がありますからね。
島での移動手段としてレンタカーやレンタバイクを借りていれば問題ありませんが、バス移動の場合は要注意です。
それは暴風警報が発令されると公共の交通機関は全てストップするからです。
最終手段でタクシーを呼ぶという方法もありますが、嵐になってからでは移動できなくなる可能性もあります。
石垣島のある八重山地方の場合、安全確保の為に早めに警報を出すという情報を耳にしたのでバス移動の方は早めに移動した方が良いでしょう。
台風が過ぎ去れば海も穏やかになり、また常夏の日常が訪れます。
振り替えのフライト日まで時間があれば、リーフ内が穏やかな海でシュノーケリングを楽しむのもおススメです。
シュノーケリングに夢中になれば、夏の暑さなんて忘れてしまいますからね。
沖縄の旅が予定通りに行かなくても『なんくるないさ~』の心で楽しみましょう。
【関連記事】
ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。
最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。
スポンサーリンク
【ソロキャンプ】
キャンプには色々な楽しみ方があると思います。
大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ
その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。
ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。
雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。
一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。
キャンプ生活で起こる様々な問題やトラブル、ちょっとした工夫で快適なアウトドア生活が送れるアイデアなど、このページがお役に立てることができれば幸いです。
なお、一度書いた記事を再度、更新する事もしばしばあります。ページで紹介している、おすすめ商品が売り切れでリンク切れになっていることもございます。
そして、この記事を読む人によっては意見の相違もあるかと思いますが何卒ご了承願います。
【関連記事】
【ソロキャンプ】
キャンプには色々な楽しみ方があると思います。
大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ
その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。
一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。