ペグを拾った物で代用する方法 - ペグが足りない時は現地で作れば問題ない

テントやタープの設営時にペグが足りないと困るので、いつも予備のペグも持参するという方は多いと思います。

しかし、ペグは現地に落ちている物でも代用することができるのです。

特に林間サイトや海辺のサイトなら高い確率で代用品が見つかります。

この記事では、キャンプ場で拾った物を使ってペグを作る方法を紹介します。

ゴミ一つ落ちていない有料のキャンプ場だと代用品が見つからない場合があります。

しかし、キャンプ場の外まで探しに行く「時間と労力」があれば、必ず見つける事は出来ます。

ペグは重い

1本だと軽量なペグでも複数本揃えると意外と重くなります。

大きなタープを張る際はテント+タープの必要本数を用意しなければならないので更にペグの重量が増えます。

また、丈夫な鍛造ペグで揃えたりすれば軽量テント本体より重くなる場合もあるでしょう。

なので、荷物の軽量化をするなら持って行くペグの本数を減らすことも一つの方法です。

ペグは最低必要本数だけを用意して、あとはキャンプ場に落ちている物をペグとして代用します。

手間と時間を惜しまなければ、代用品は必ず見つかります。

そして今回、ペグとして使う代用品は以下の通り。

    ペグとして代用できる物
  • 木の枝
  • 細い竹
  • 建築廃材
  • 流木

詳細は次の項で詳しく解説します。

1本が軽いアルミペグも複数本揃うと重い

木の枝で代用

まずは木の枝。

林間サイトなら、どこかに落ちている木の枝が必ず見つかるはずです。

使用する木の枝は、真っすぐになっている部分が20セントほどあれば問題ありません。

どこかに必ず落ちている枝

ペグを製作する際に使用する工具は「カッターノコギリ」です。

カッターノコギリは百円ショップでも販売されていますが、切れ味が今一つなので私はホームセンターで購入したカッター式鋸刃を使っています。

もちろん、鋸刃を普通のカッター刃に交換すればカッターナイフとしても使えます。

ペグを製作する際に使用する工具はカッターノコギリ

百均のカッターノコギリはこちらのページで紹介しています。

木の枝を斜めにカットして全体が20センチほどになるように反対側も切ります。

木の枝を斜めにカットして全体が20センチほどになるように反対側も切る

ペグの先端になる部分です。

地面の固さに合わせて枝の先端は鋭利にしても良いでしょう。

ペグの先端になる部分

ロープを引っ掛ける部分は切断した先端面側に作ります。

この引っ掛ける部分はカッターノコギリで2か所に切り込みを入れると作れます。

ロープを掛ける部分は先端の切断面側に作る

20センチサイズの木製ペグが完成しました。

20センチサイズの木製ペグが完成

あとは通常のペグと同様に地面に打ち込むだけです。

木の枝が腐っていなければ折れる事はありません。

木の枝で作ったペグ

廃材で代用

次は廃材を使う方法です。

建築資材で使われている板は良く乾燥しているのでペグを作る際に加工がしやすいです。

炊事場のカマドの片隅や海岸に流れ着いた物を利用すると良いでしょう。

建築資材で使われている板は良く乾燥している

板の場合はナイフの方が簡単に作れます。

今回ペグ作りに使用するのは折り畳み式のオピネルナイフです。

使用したのは折り畳み式のオピネルナイフ

板の上部にナイフを当てて刃の背中を軽く叩くと板は簡単に割れます。

注意点として折り畳み式のナイフは強く叩くと接合部のヒンジが壊れるので、軽く叩くのがポイントです。

板の上部にナイフを当てて刃の背中を軽く

ペグの材料が1本出来ました。

ペグの材料が1本出来ました

そして、木材にナイフで切込みを入れて折り、20センチほどのサイズにします。

細い廃材なので簡単に折れます。

細い廃材なので簡単に折れる

その木材をナイフで削って片側を尖らせます。

木材をナイフで削って片側を尖らせる

先端は片刃状態で構いません。

先端は片刃で構いません

ロープを掛ける部分もナイフで削って作ります。

ロープを掛ける部分もナイフで削って作る

20センチサイズの廃材製ペグが完成しました。

拾った板が広ければ、ペグを たくさん作ることも出来ます。

20センチサイズの廃材製ペグ

このペグも強度的には全く問題ありません。

このペグも強度的には全く問題ありません

竹で代用

竹材もペグとして使えます。

探す場所は、竹藪や海岸が良いでしょう。

節が付いている竹があれば最適です。

節が付いている竹があれば最適

竹は割れやすいのでノコギリで斜めにカットします。

そして、反対側は節を残して切断します。

竹は割れやすいのでノコギリで斜めにカット

竹製ペグの先端。

竹製ペグの先端

節に残った枝をロープを引っ掛ける部分として利用します。

節に残った枝をロープを引っ掛ける部分として利用します

これで、普通にペグとして使えます。

普通にペグとして使える竹の枝

竹製ペグもしっかりと地面に食い込んでいます。

竹製ペグもしっかりと地面に食い込む

流木で代用

海岸へ行けば色々な形の流木が見つかります。

流れ着いた流木の中には、そのままペグとして使えそうな形の木もあります。

そのままペグとして使えそうな流木

もし、テントサイトが砂地なら流木をアンカーペグとして使うという方法もあります。

使用するのは手ごろなサイズの流木です。

アンカーペグの代用品として手ごろな流木を使う

その際に砂を掘るのですが、アルミ製の平ペグを使うと便利です。

平ペグを持っていなければ、スコップ代わりになる流木の板を探します。

アルミ製の平ペグがスコップ代わりになる

砂地に20センチほどの深さの穴を掘ります。

砂地に20センチほどの深さの穴を掘る

そして、ロープを通した流木を掘った穴に入れます。

張り綱に通した流木を穴に入れる

最後に砂を埋め戻して、足でしっかりと踏みつけます。

最後に砂を埋め戻して足で踏みつける

これで、張り綱が固定出来ました。

アンカーペグは板が大きいほど固定力は増します。

張り綱が固定出来ました

他にもレジ袋を使ってアンカーペグを作る方法もあります。

石で代用

石を使ってもアンカーペグとして代用できます。

石を使ってもアンカーペグとして代用できる

先程と同様に穴を掘ってから石を埋め。

穴を掘ってから石を埋める

砂を埋め戻して踏み固めれば完了です。

砂を埋め戻して踏み固めれば完了

石は河原のサイトでテントを固定する際にも使えます。

大きな石にロープを括りつけて張り綱を固定します。

注意点として張り綱自体を石で固定する時はロープが石に挟まれて擦り切れてしまわないようにするのがポイントです。

このように地面が固くなければ代用品のペグでも問題なく使えますので、ご参考までに

大きな石にロープを括りつけて張り綱を固定する

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最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。

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キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
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その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

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