代用品でペグを打つ方法 - ペグハンマーは必要ない?

テントやタープを張る際にペグハンマーを使ってペグを打ち込んでいる方は多いのではないでしょうか。

ペグハンマーは、あると便利ですが重くて荷物になるのが欠点ですよね。

そこで、ペグハンマーを使わずにペグを打つ方法を紹介したいと思います。

ソロキャンプで軽量化を目指すなら是非荷物を減らしたいところです。

中でもペグハンマーの代用品として一番手軽なものは石や丸太ですね。

粘土質の地面なら手や足でもペグを打ち込むことができるし、石や木はどこのキャンプ地でも転がってますからね。

ペグハンマー

ハンマーのヘッド部分が真鍮で覆われているペグハンマーはペグを地面に打ち込む目的だけでなく、ペグの打ち込み部分が潰れないように保護する目的もあります。

ソリッドステークに代表される強靭な鍛造ペグでも、普通のハンマーでガンガン叩いて固い地面に打ち込んでいれば次第に変形してきます。

ペグハンマーならペグの頭が潰れる代わりにハンマーのヘッドが潰れてくれるのです。

柔らかいアルミ製ペグの場合は真鍮で覆われているペグハンマーを使っても変形することがあるので要注意。

ソリッドステークで下穴をあけてから打ち込めば、アルミペグでも難なく固い地面に打ち込むことが可能になります。

アルミの丸棒ペグ

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手の平を使う

芝地のテントサイトなら粘土質の地面が多いので、手の力だけでもペグを打ち込むことが可能です。

粘土質でも固い地面の場合はペグの半分だけ手で押し込んで、あとは石で打ち込むという方法もあります。

手の平でペグを打ち込む

手袋を着用すれば手が痛くならないので、更に体重を加えてペグを打ち込むことができます。

手袋を着用すれば手が痛くならないので、更に体重を加えてペグを打ち込む

手の平にウエス等を挟めば、たくさんのペグでも楽に打ち込むことが可能です。

手の平にウエス等を挟めば、更にペグを打ち込みやすくなる

平ペグを使う

少し硬い地面なら、平ペグを併用して使います。

ここでは平ペグを打ち込むのではなく、掌の緩衝材として使用します。

平ペグは掌の緩衝材として使用します。

丸棒ペグの頭に平ペグを当てて、手の平に添えます。

丸棒ペグの頭に平ペグを当てて、手の平に添える

そのまま、グイっと地面に押し付けると簡単にペグが刺さります。

平ペグがあれば、両手を使ってペグを押し込むことが出来るので楽になります。

岩盤質の地面以外なら、この方法でペグを打ち込むことが可能です。

乾電池のプラス極とマイナス極にアルミ箔を当ててショートさせる

足を使う

ペグの打ち込む本数が多い場合は手ではなく足を使うと更に楽になります。

ただ、いきなりペグを足で踏みつけると曲がってしまう可能性があるので、半分は手の平で差し込む方が良いでしょう。

丸棒ペグを半分打ち込んだ状態で平ペグを乗せます。

丸棒ペグを半分打ち込んだ状態で平ペグを乗せる

この状態でジワジワと足で踏みつけると、ペグは更に地面深く入っていきます。

ジワジワと足で踏みつけると、ペグは更に地面深く入っていく

薪を使う

キャンプで焚き火をする方なら薪を大量に用意していると思います。

その中で手ごろな薪をペグハンマーの代用にするという方法もあります。

太い薪なら重量があるので、簡単にペグを打ち込むことができます。

薪をペグハンマーの代用にする

石を使う

岩盤質の固い地面にペグを打つなら、やはり「石」が最強です。

石ならペグの頭が潰れる前に石の方が崩れてくれますからね。

管理人さんが綺麗に清掃管理しているキャンプ場の場合、なかなか石が見つからない場合もありますが、キャンプ場の外まで行けば見つけることができるでしょう。

私は石を探すのに30分以上かけたこともあります。

石なら鍛造ペグの頭を破損することなく、ガンガン叩くことができます。

岩盤質の固い地面にペグを打つなら、やはり「石」が最強

打込角度

一般的に最適なペグの打ち込み角度は地面に対して45~60度と言われています。

しかし、私は張り綱とペグの交差角度の方が重要だと考えています。

ペグが地面に対して60°の角度でも張り綱との交差角度が90°以上開いていると抜けやすくなりますからね。

ペグの打ち込み角度

雨が降ると地面が柔らかくなるので、ペグが抜けやすくなります。

ペグが自然に抜ける

ペグと張り綱の交差角度は90度よりも小さく。

ペグと張り綱の交差角度は90度よりも小さく

そして、ペグの頭に張り綱を引っ掛けているとテコの原理で抜けやすくなるので、張り綱を地面側に移動させます。

ペグと張り綱の交差角度が90度よりも小さければ、張り綱が引っ張る力は地面側へ向かいます。

張り綱を引っ掛ける場所を地面側に移動させる

地面が柔らかい場合はペグの頭まで地面に打ち込みます。

ここまで打ち込んでしまえばペグは簡単には抜けません。

地面が柔らかい場合はペグの頭まで地面に打ち込む

2本使う

ペグが1本だけでは抜けやすい場合は2本使うという方法もあります。

2本使えば強度も2倍です。

ペグを芝地に打ち込む

間をあけて2本のペグを打ち込みます。

こちらもペグの打ち込み角度は先程と同様に。

2本のペグの間をあけて打ち込む

今度は2本のペグをクロスして打ち込みます。

2本のペグをクロスして打ち込む

ペグのクロスしている場所が地面と接している方が強度が上がるような気がしています。

ペグがクロスしている場所が地面と接している

イザと言う時は木の枝で自作したペグを打ち込むという方法もあります。

木の枝でペグを自作

ペグの抜き方

ペグの頭が地面まで埋まっていてもペグで掘り起こして持ち上げます。

ガッチリと地面に埋まっている場合は、軟弱なアルミペグでは曲がってしまうので強靭なソリッドステークを使います。

ペグで掘り起こして持ち上げる

テコの原理を使っているので簡単にペグの頭が持ち上がります。

その際に張り綱をペグ同士で挟んでしまうと切れてしまう事があるので要注意です。

張り綱をペグ同士で挟んでしまうと切れてしまう事がある

他にもペグハンマーの代用品として、バイク用U字ロックの棒の部分を使ったこともあります。

ペグハンマーはペグを打つ時にしか活躍しないアイテムなので、軽量化を目指すソロキャンプでは必要ないかなって感じています。

まあ、車旅なら用意しておいても邪魔にはならないかも知れませんね。

ペグハンマーの必要性

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ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。

最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。

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【ソロキャンプ】

キャンプには色々な楽しみ方があると思います。

大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ

その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。

雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。

一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。

代用品でペグを打つ方法 - ペグハンマーは必要ない?
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