キャンプ初心者が揃えるものとは? - お金をかけない方法は形から入らないこと

「キャンプを始めたいけど何から揃えれば良いのか分からない」という方は多いのではないでしょうか?

ネットで調べれば高額なキャンプ用品ばかり紹介しているので、始める前から予算オーバーで諦めてしまった方もいるでしょう。

そこで、お金をかけずに始めたいキャンプ初心者が揃えるもの を紹介します。

ポイントはズバリ、形から入らないこと。

キャンプの楽しみ方によっては他の道具も必要になりますが、それは本当に必要になってから道具をレベルアップすれば良いと思います。

お金をかけないソロキャンプを経験して、自分の気に入ったキャンプスタイルを見つけるのも良いでしょう。

最低限揃える物

必要最低限の道具でソロキャンプのページでも紹介していますが、ここでは具体的に安価な道具で揃えると金額がどのくらいになるかを想定してみました。

できるだけ、家にあるものをキャンプ用品として活用します。

まずは以下のキャンプの三種の神器。

    三種の神器
  • テント本体(5,000~100,000円)
  • マット(500~20,000円)
  • シュラフ(1,000~50,000円)

何もない野外で快適に眠るには、テント泊、蚊帳&タープ泊、ハンモック泊、などがあります。

その中で、場所を選ばない事や設営が簡単な事を考慮すると、初心者にはテント泊が最適だと思います。

テント

最近は品質の良いテントが安く販売されています。

ワークマンでは5,000円以下で販売されているテントが人気を博しているようです。※2022年10月の情報

    おススメのテント
  • 組み立てが簡単で風に強いドームタイプ
  • ペグを打たなくても張れる自立式
  • フレームが軽量で強いアルミ製
  • 晴れの日に使うならハーフメッシュでもOK
  • 快適度がアップする前後ドアがあるタイプ
  • フライシートが全面を覆うタイプ
  • 乾燥が早く紫外線に強いポリエステル製

他は、耐水圧、生地の厚さ、防水方法、シームテープの耐久性、ベンチレーションの有無、張り綱の位置など、価格に応じて性能も上がってきます。

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マット

マットにはウレタンマットとエアーマットの2種類があります。

その中でも安価なのは、銀マット(アルミロールマット)。 ホームセンターで500円前後で販売されています。

芝地のテントサイトならマットの厚みが8mmの銀マットでも十分だと思います。

    おススメのウレタンマット
  • 軽さで選ぶならウレタンマット
  • 固い地面で寝るなら最低15mmの厚み
  • ロールマットは巻き癖があるが丈夫
  • 折り畳み式は収納サイズがコンパクト
    おススメのエアーマット
  • 収納サイズで選ぶならエアーマット
  • 冬に使うなら断熱性に優れたもの
  • エアーのみのマットは更に小型
  • インフレータブルなら空気が入れやすい

シュラフ

シュラフには中綿が化繊タイプと羽毛タイプの2種類があります。

形も封筒型とマミー型(人形型)に分かれています。

シュラフも夏用ならホームセンターで1,000円前後で販売されています。

    おススメのシュラフ
  • 安さで選ぶなら化繊タイプ
  • 収納サイズと性能で選ぶなら羽毛タイプ
  • マミータイプは保温効果が高い
  • 広げて掛布団としても使うなら封筒タイプ

安いシュラフは通販で買うよりホームセンターやリサイクルショップで買う方がリーズナブルです。

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カトラリーとクッカー

次に食事の際にはカトラリーとクッカーが必要になります。

箸やスプーンは家で使っている物で代用できます。 焚き火をするなら割り箸を使って最後は燃やしても良いでしょう。

ナイフも家にある果物ナイフで十分です。

鍋とフライパンは家にあるもので代用します。アルミ製が軽くて使いやすいです。

ただ、焚き火で使うと煤で真っ黒になりますので ご覚悟を。

そして、食器は百均のシェラカップが おススメです。

シェラカップなら取り皿やコップとしても使えて便利ですからね。

まな板は牛乳パックを開いて使います。

使った後は燃やして灰にすればゴミは出ません。

    食事の際に必要な道具
  • 箸(0円)
  • スプーン(0円)
  • ナイフ(0円)
  • アルミ製鍋(0円)
  • シェラカップ(110円)
  • 牛乳パック(0円)

キャンプで使う食料と水

食料や飲料水は家にあるものを持参すれば、お金はかかりません。

キャンプで何の料理を作るかによっても変わると思いますが、基本的には家の冷蔵庫に残っているもので十分でしょう。

お肉などの腐りやすい食材は百均の保冷バッグを購入して使うと費用は掛かりません。

牛乳パックに水を入れて凍らせたものを保冷バッグに入れておけば一晩くらいは持つでしょう。

あと、調味料は使う分量だけジップロックなどに詰替えて持って行くと邪魔になりません。

    ソロキャンプで使う食糧
  • 野菜(0円)
  • 肉(0円)
  • 米(0円)
  • 水(0円)
  • 調味料(0円)

キャンプで使う火気

調理をする際には「焚き火」をするか「キャンプ用ストーブ」を使うかで道具が変わってきます。

まず、キャンプ場のカマドを使って拾った薪で焚き火調理をするならライターだけで十分です。

タバコを吸う方、蚊取り線香を使う家庭、仏壇のある家ならライターはあるでしょう。

家にあるライターを持参すれば0円です。

    焚き火で調理
  • 焚き火(0円)
  • ライター(0円)
ソロキャンプで焚き火

また、家にカセットコンロがあれば、キャンプ用ストーブとして使うと良いでしょう。

もし、キャンプ用ストーブを購入するとなれば安価なアルコールストーブでも燃料と合わせると1,000円以上の購入費が必要になります。

    コンロで調理
  • or 家にあるカセットコンロ(0円)
  • or キャンプ用ストーブ(1,000~20,000円)
キャンプでカセットコンロ

ランタン・ライト

キャンプの夜は真っ暗です。

明かりを灯すライトが必要になります。

安価な乾電池が使えて消費電力の少ないLEDライトが良いでしょう。

LEDのランタンやヘッドライトも百均で購入することができます。

また、外灯が設置されているキャンプ場ならスマホのライトだけで十分な場合もあります。

家の仏壇にあるロウソクを使って空き缶のランタンを作れば製作費は0円です。

    ライトのバリエーション
  • or ヘッドライト(110円)
  • or 電池式ランタン(110円)
  • or スマホのライト(0円)
  • or ロウソク(0円)

洗面用具・着替え

洗面用具も家の風呂場にあるもので全て揃えることができます。

着替えは野外で濡れても乾きやすい化繊の衣服が最適です。

あと、タオルは数枚あると重宝します。

    洗面用具・着替え
  • タオル(0円)
  • 石鹸(0円)
  • 歯ブラシ(0円)
  • 髭剃り(0円)
  • 下着・着替え(0円)
  • トイレットペーパー(0円)
  • ジップロックタイプの密閉袋(0円)

キャンプ道具を入れるもの

最後に揃えた道具を入れるバッグもしくはコンテナが必要になります。

ザックやダッフルバッグなど様々なバリエーションがあります。

車が横付けできるテントサイトなら移動距離が少ないので、日頃の買い物で使っている大きめのトートバッグを流用しても良いでしょう。

また、灯油缶が二つほど入る大きさのコンテナが家にあればキャンプ道具を入れるのには最適です。 コンテナはテーブルとしても使うことができます。

もし、ザックやダッフルバッグを購入するとなれば、それなりの金額は必要になります。

    キャンプ道具を入れる物
  • グランドシート(0~110円)
  • or ショッピングバッグ(0円)
  • or コンテナ(0円~1,000円)
  • or ザック(5,000~20,000円)
  • or ダッフルバッグ(5,000~20,000円)
キャンプ道具を収納するアイテム

あと、グランドシートがあればテントの設営・撤収時に荷物を置く事ができるので汚れません。

また、テントの下に敷いたり、イスを使わなくてもマットを座布団代わりにして、お座敷スタイルで過ごすこともできます。

百均のレジャーシートでも家にあるブルーシートをカットしたものでも良いでしょう。

お金をかけないキャンプ道具の金額

ここで、最低限の装備で必要な金額を計算してみました。

・テント本体(5,000円)
・マット(500円)
・シュラフ(1,000円)
・箸(0円)
・スプーン(0円)
・ナイフ(0円)
・牛乳パック(0円)
・アルミ製鍋(0円)
・シェラカップ(110円)
・ヘッドライト(110円)
・タオル(0円)
・石鹸(0円)
・歯ブラシ(0円)
・髭剃り(0円)
・下着・着替え(0円)
・焚き火(0円)
・ライター(0円)
・野菜(0円)
・肉(0円)
・米(0円)
・調味料(0円)
・グランドシート(110円)
・ショッピングバッグ(0円)
……………………………………
合計:6,830円※2022年10月の情報

費用の大半を「キャンプの三種の神器」が占めていることが分かると思います。

高価なキャンプ道具を揃えれば購入価格は天井知らずですが、家庭にある物を代用すれば、とことん安く抑えることが可能になります。

焚き火がしたい

テントの前で焚き火をしながら優雅な夜を過ごしている動画を観て、ソロキャンプを始めたいと思った方は多いのではないでしょうか?

テントの前で焚き火をするなら、焚き火台とイスは必要になります。

焚き火をする際には、以下のアイテムも追加で必要になります。

    焚き火をする道具
  • 焚き火台(220~20,000円)
  • 薪(0~1,000円)
  • 着火剤(0~110円)
  • 火バサミ(110円)
  • ウチワ・火吹き棒(0~110円)
  • 手袋(0~110円)
  • 携帯イス(110~20,000円)

全て百均アイテムで揃える事も可能です。

しかし、優雅にくつろぎたいならキャンプ用チェアはグレードアップしても良いでしょう。

最近はパチノックスなどと呼ばれる安価なチェアが2,000円前後で販売されています。

焚き火台は自作すれば安価に作る事が可能です。

薪は山や河原で拾えば無料です。

旅がしたい

日本一周や日本縦断など、キャンプをしながら一人旅をしてみたいと考えている方もいるでしょう。

そうなると、長期のキャンプが想定されるので以下のアイテムが必要になります。

    長期キャンプで必要な道具
  • 雨具(1,000~20,000円)
  • ストーブ&燃料(3,000~20,000円)
  • 充電機器(0~1,000円)
  • 救急用品(0~500円)
  • 修理道具(0~500円)
  • 保険証・マイナンバーカード
  • その他もろもろ

長期のキャンプ旅では、必ず雨の日にも遭遇します。

レインウエアやポンチョなどの雨具が必要になります。

また、簡単に火を起こして調理ができるキャンプ用ストーブも必需品になります。

移動で疲れた時は早く食事をしたいですからね。

その他、必要なものは以下のリンク先でフル装備を紹介しています。

他にも長期のキャンプでは色々と問題点が発生することがあります。

以下のリンク先にまとめてみましたので、ご参考までに。

一日中のんびりしたい

キャンプ場では時間を気にせず、一日中本を読んだり、テントの中でダラダラ過ごしたい方もいるでしょう。

そんな時は以下のアイテムが必要になります。

    一日中のんびりしたい装備
  • タープ(2,000~60,000円)
  • テーブル(110~20,000円)
  • 携帯イス(110~20,000円)
  • 趣味の道具(0円)

タープでリビングスペースを作ると格段に快適性が向上します。

暑い日差しや、雨・夜露を防いでくれる優れものアイテムです。

テーブルは自作したり、コンテナを流用すると安上がりです。

キャンプ場探し&利用の流れ

キャンプ場を探して利用するまでの流れを紹介します。

日本全国には各市町村が管理しているキャンプ場やキャンプ可能な公園があります。

それらの多くは無料もしくは格安で利用が出来るのです。

設備が整ったキャンプ場は週末に予約が取れない場合が多いのですが、平日なら空いています。

「無料 キャンプ」のキーワードで検索すれば簡単に探すことが出来ますよ。

①キャンプ場のルールを理解する

キャンプ場の管理人さんから説明を受けたり、注意事項の看板を見てルールを守ります。

キャンプ場によっては、直火は禁止だが焚き火台は許可、焚き火はファイヤーサークルのみ、全面焚き火禁止、キャンプ用ストーブのみ許可、なんてところもあります。

②テントを設営する

風向きや太陽の位置、ロケーションを考えて好きな向きにテントを張ります。

翌朝に早くテントを乾燥させたいなら朝陽が当たる場所、ゆっくり眠りたいなら朝陽が当たらない場所が良いと思います。

③自由時間

後は、自分の好きなことをします。

すぐにテントの中で昼寝しても良し、観光に出かけるも良し、他のキャンパーとの会話に花を咲かせても良いでしょう。

④食事作り

ソロキャンプなら食事の時間を決める必要はありません。

お腹がすいた時に食事を作れば良いのです。

自然の中でなら、お湯を沸かしてカップラーメンを食べるだけでも絶品です。

⑤就寝

寝る前には、テントの周囲やテントの中を片付けておきます。

食べ物や洗い残したクッカーを外に放置したままにするとノラネコや野生動物に盗られます。

そして、貴重品はテントの中の自分で決めた場所に置いておきます。

もし、寝ている時にトラブルが発生しても、貴重品を持ってすぐに避難ができるようにする為です。

⑥撤収

なるべく、テントは完全乾燥させてから撤収します。

荷物をバッグに詰める時に補充品をチェックして、次回のキャンプ準備までしておきます。

そうすれば、次のキャンプで忘れ物を減らすことができます。

このように「形から入らないキャンプ」なら安く、手軽に始めることができるのです。

キャンプ道具をレベルアップする時でも、新品ではなくフリマアプリやリサイクルショップを活用するとお安く手に入れることが可能です。

一流メーカーのキャンプ道具なら10年以上は使える物が多いですからね。

キャンプの準備

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ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。

最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。

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キャンプには色々な楽しみ方があると思います。

大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ

その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。

雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。

一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。

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