シェラカップはコップやお皿だけでなく、調理器具として使用すれば、炊飯もできます。
ただ、そのまま鍋として使用すると焦げ付きが発生するのでコツが必要です。
特に熱伝導率の低いチタン製のシェラカップは焦げ付きやすい。
対策としてはバーナーの炎が当たっている部分だけが焦げ付くので、熱を広範囲に拡散すれば良いのです。
この記事では百均のアイテムを使った炊飯のポイントを紹介します。
シェラカップはコップやお皿だけでなく、調理器具として使用すれば、炊飯もできます。
ただ、そのまま鍋として使用すると焦げ付きが発生するのでコツが必要です。
特に熱伝導率の低いチタン製のシェラカップは焦げ付きやすい。
対策としてはバーナーの炎が当たっている部分だけが焦げ付くので、熱を広範囲に拡散すれば良いのです。
この記事では百均のアイテムを使った炊飯のポイントを紹介します。
普通のシェラカップでは半合くらいの量しか炊飯できませんが、ソロキャンプなら十分です。
あの小さなシェラカップで上手にご飯が炊けた時は、とても美味しく感じます。
炊飯に使うシェラカップは、チタニウム製かステンレス製の素材が良いと思います。
チタン製のシェラカップは軽量で持ち運びに便利なのですが、熱伝導率が低いので火が当たっている部分だけが焦げ付くことがあります。
対してステンレス製のシェラカップは重量がある反面、肉厚なので熱伝導率の高く焦げ付きにくい特徴があります。
シェラカップを炊飯で使うならステンレス製の方が上手に炊ける確率が高いです。
コップとしてもお皿としても使いやすい一般的なシェラカップのサイズは300ml前後だと思います。
このサイズのシェラカップなら0.5合くらいのお米を炊くことが可能です。
炊飯時にシェラカップ用のフタを用意しても良いですが、シェラカップをフタとしても使うことができます。
シェラカップが2つあってもソロキャンプでは邪魔にはならないでしょう。
シェラカップにお米を半合(0.5合)入れます。
お米を研ぐときは、最初の水は手早く捨てます。(研ぎ始めの米は水を吸収しやすいので、ぬかの臭いが米に移りやすい)
無洗米を使った場合でも、一度手早く水洗いしてゴミやほこりを落とすと良いです。
そして、水の分量は米の量に対して、同量プラス1~2割り増しくらいを基本として覚えておくと良いでしょう。
90ccのお米なら、水100cc前後くらいの量です。
水の分量は、お米の乾燥状態や使うシェラカップの水の吹き出し量、火加減なども関係してくるので、何度も炊飯して覚えるのが一番です。
シェラカップをフタとして載せただけでは、お米が吹きこぼれた時に簡単に外れてしまいます。
そこで、ダブルクリップを使ってシェラカップ同士を固定ます。
ダブルクリップが2つあれば、沸騰してもシェラカップは外れません。
使用するダブルクリップは2つのシェラカップのフチよりも大きなサイズのものを使用します。
何故かというと、ダブルクリップを開いたときにフチの幅よりも開口部が小さいものは少しの振動ですぐに外れてしまうからです。
特にシェラカップのフチは丸くなっているので滑りやすく、ダブルクリップが外れた時に、ものすごい勢いで飛んできます。
これが、意外と怖い。
他の料理の中に入ってしまうのならまだしも、目に当たると大怪我をするので要注意です。
左のダブルクリップはシェラカップのフチよりも小さいので不適合。
右のダブルクリップはシェラカップのフチよりも大きいので適合。
シェラカップを直接火にかけて炊飯すると炎の当たっている部分だけが焦げ付くことがあります。
その対策として百均で販売されているシェラカップ型のザルを使います。
正式な商品名は「ステンレス手付きザル」です。
ザルの直径はφ120mmで500円(税抜)の百均シェラカップがスッポリと入る大きさです。
まずはザルをストーブのゴトクにのせます。
次にお米と水を入れたシェラカップをザルにセットします。
横から見るとシェラカップの底とザルとの間に隙間があることが伺えます。
この隙間があることでストーブの炎が直接シェラカップに当たらず、ザル全体から広範囲に熱を伝える事ができるのです。
ストーブに着火するとザルの底が熱せられて広範囲に赤くなります。
お米を炊くときは昔から「はじめチョロチョロ、中パッパ~ジュウジュウふいたら火をひいて、あかご泣くともフタとるな。 最後にワラを一にぎりりパッと燃え立ちゃできあがり♪」と歌にも言われています。
でも、忙しいキャンプでは「パッパ~チョロチョロ」でも十分に美味しいご飯が炊けます。
火力は中火~強火でスタートします。
そして10分ほどすると、シェラカップから吹きこぼれてきます。
ここですかさず、弱火にします。
しばらくするとシェラカップの中がグツグツと沸騰しなくなります。
この時、スプーンや木の枝などをシェラカップに当てて、振動が使わってくるかを確認すれば分かります。
あとは10分ほど蒸らして、美味しいご飯の完成です。
ご覧のようにシェラカップの炊飯でも、全く焦げ付きはありません。
一般的にシェラカップで炊飯する時は市販のバーナーパッドを使う事が多いです。
そのバーナーパッドの代わりに百均のロースターを使っても同じ効果があります。
今回は百均で購入した「プレート付きの小型焼き網」を使用しました。
バーナーパッドを使う場合は輻射熱が高温になるので、燃料タンクとバーナー本体が分離されているストーブを使います。
ロースターを使う場合も、最初から火力を中火~強火にします。
タンク分離型のストーブなら、風が強い時は風防で覆っても問題ありません。
10分ほどするとシェラカップから吹きこぼれてくるので、すかさず弱火。
弱火でもシェラカップの隙間から少しづつ泡が吹きこぼれてきます。
この状態が5分ほど続きます。
時々、グツグツ振動を確認します。
そして、沸騰が終わると微かにシェラカップからプチプチと弾けるような音が聞こえてきます。
それと同時にお焦げの香りがしてきたら火を止めます。
あとは10分蒸らすだけ。
美味しい炊き立て御飯の完成です。
燃料タンクとバーナー本体が一体となっているキャンプ用ストーブでバーナーパッドを使う場合は輻射熱に注意しなければなりません。
輻射熱で燃料が過熱されると、とても危険です。
バーナーパッドの真下は高温になります。
そんな時には、バーナーシートや遮熱板を利用して輻射熱を断熱すると燃料タンクやガスボンベの過熱を防ぐことができます。
それでも念の為、使用する時は中火以下の方が良いでしょう。
美味しいご飯が炊けます。
炊飯は「パッパ~チョロチョロ」だけでなく「チョロチョロ~チョロチョロ」でも可能です。
もし、シェラカップのみで炊飯する時は終始弱火にすれば、焦げ付きなく炊飯をする事もできます。
炊飯に時間はかかりますが、中火以下なら失敗は少ないでしょう。
弱火だと炎が消えやすいので、風のないところで行います。
シェラカップが沸騰を始めたらすぐに弱火にします。
そして、そのまま弱火で炊き続けます。
沸騰が収まって、お焦げの香りがしたらすぐに火を止めます。
強火が使えないので「かに穴」は少ないですが、これでも美味しいご飯は炊けます。
もし強火で炊くと、このように焦げ付きます…
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そして、この記事を読む人によっては意見の相違もあるかと思いますが何卒ご了承願います。
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