キャンプの撤収テクニック - 面倒な片付けを時間内に終わらせて出発するコツ

キャンプの撤収作業が遅くてチェックアウト時間に間に合わなかったという経験は誰しもあると思います。

急いでいると、どこから片付けて良いのか迷うこともあるでしょう。

撤収のポイントは「夜しか使わない道具」と「調理にしか使わない道具」を優先的に片づける事です。

このページでは撤収作業をスムーズに終わらせる、自分流のコツを紹介します。

撤収が早く終わると、気持ちに余裕ができるし、忘れ物も無くなります。

キャンプに持って来たけど、結局使わなかった道具もあると思います。 道具を少なくすることでも撤収作業をスピードアップさせることが出来ますよ。

片付け手順

キャンプの撤収作業は「片付け手順」を覚えておくことで劇的に早くなります。

まずは、不必要なアイテムから片付け始めます。

片付ける順番は以下になります。

    道具の片付け順
  • ①暗い時に使う道具
  • ②就寝時に使う道具
  • ③調理時に使う道具
  • ④乾燥が必要な道具

①暗い時に使う道具

ヘッドライト・ランタン・ランタンハンガー・ランタンスタンドなど。

②就寝時に使う道具

部屋着・洗面用具(お風呂セット)・シュラフ・マットなど。

③調理時に使う道具

クッカー・カトラリー・食料・焚き火台など。

④乾燥させた道具

テント・タープ・グランドシートなど。

キャンプの朝に撤収開始

就寝時の作業

まずは就寝時までに使わなかった道具を眠る前に片付けます。

例えば、非常時しか使わない救急セットや修理道具、雨具などはメインのバッグへ、スマホや貴重品はサブバッグへ収納するという具合に。

就寝時にテント内を整理整頓する癖をつけておけば、トラブルが発生した際でも慌てずに貴重品を持ち出すことが出来ますからね。

もし、朝一番に撤収するのであれば、熱が冷めるまでに時間がかかるストーブや焚き火台などの火気類は寝る前に片付けておきます。

朝食はパン食などの火を通さない食事にすれば良いでしょう。

就寝前にテントの中を整理整頓する

起床時の作業

朝、目を覚ましたら「暗い時に使う道具」を収納します。

暗い時に使うアイテムと言えばヘッドライトやランタンなどの照明類です。

移動中に車やバイクで照明のバッテリーを充電をするならサブバッグに入れておきます。

あと、ランタンハンガーやランタンスタンドも使わないので片付けます。

ランタンとランタンハンガー

そして、洗顔や歯磨きが終わったら、部屋着や洗面用具を片付けます。

食後に歯磨きをするなら、ハミガキセットだけを外に出しておいても良いでしょう。

部屋着や洗面用具を片付ける

着替えはドライバッグに入れておけば、雨の日でも安心です。

着替えはドライバッグに入れる

次は「就寝時に使う道具」を片付けます。

就寝時に使うアイテムと言えばシュラフとマットですよね。

もし、シュラフやマットが湿っぽい場合は、テントを閉めて他の撤収作業をします。

太陽光がテントに当たっていれば、テントの中はビニールハウスのように温室状態になるので、シュラフやマットを裏返しておけばすぐに乾くでしょう。

テントの中は温室状態

まずはシュラフを収納袋へ入れます。

シュラフを収納袋へ入れる

そして、エアーマットも空気を抜いて折り畳みます。

エアーマットも空気を抜いて折り畳む

テント内の道具はザックに入れ、貴重品はサブバッグに入れています。

テント内にあった道具はザックに入れ、貴重品はサブバッグに入れる

朝食後の作業

朝食を済ませた後は、クッカーやカトラリーを片付けます。

ストーブを使った直後は本体が熱くなっているので冷めるまで収納ができません。

なので、その間に食器を洗ったり、残った食材の整理整頓をしておきます。

朝食を済ませた後はクッカーやカトラリーを片付ける

「調理時に使う道具」はクッカー、カトラリー、ストーブ、燃料、水筒などです。

道具はメインのザックに収納するも良し、クーラーボックスの空きスペースに入れても良いでしょう。

調理時に使う道具

帰宅する時にはクーラーボックスの中にあった食料が、ほとんど無くなっているはずなので道具やゴミ袋などを入れることが出来ると思います。

クーラーボックスの中に道具やゴミなどを入れる

これで、「暗い時に使う道具」「就寝時に使う道具」「調理時に使う道具」は片付きました。

また、これらの作業をしている間にテントの向きを変えておけば、フライシートも乾燥させることが出来ます。

あと、吸水性の高いタオルでフライシートに付着した夜露と結露を拭き取っておくことで乾燥を早めることも可能。

キャンプの撤収作業

テント乾燥中の作業

フライシートが乾いたらインナーテントのボトム部分も乾燥させます。

そして、テントを乾燥させている間にグランドシートやインナーシートも乾かしたり、ペグに付着した泥を落とす作業をしておきます。

もし、朝食前にテントのフライシートが乾いた場合は、食事の間にインナーテントのボトムを乾燥させておけば、更に撤収が早くなります。

インナーテントのボトム部分も乾燥させる

テントの乾燥後の作業

テントを収納袋に収納します。

そして、グランドシート、インナーシートなども畳みます。

テントを収納袋に収納する

メインバッグにテントのアイテム一式を収納します。

メインバッグにテントを収納します

メインバッグに収納する最後のアイテムはサブバッグです。

サブバッグには貴重品、カトラリー、シェラカップ、水筒など、良く使うアイテムを入れているので、すぐに取り出せるようにしています。

そして、折りたたみイスや予備シートを残している理由は、メインバッグを汚さないようにする為です。

メインバッグをイスやシートの上に置いておけば、泥汚れや虫の被害から防ぐことが出来ますからね。

サブバッグをメインバッグに詰める

これでパッキング完了です。

パッキング完了

後は、テントを張っていた周囲を歩いて確認をします。

よくあるのは、「ペグの置き忘れ」です。

忘れ物が無い事を確認したら荷物を積み込んで出発です。

ペグの置き忘れに要注意

タープがある場合

タープを張っている場合も撤収手順は同様です。

まずは「暗い時に使う道具」「就寝時に使う道具」「調理時に使う道具」を片付けます。

タープが張っている場合の撤収のコツ

そして、テントを太陽の下へ移動して乾燥させます。

テントを日向の場所へ移動して乾燥させる

その間にタープの下でくつろぐのも楽しいです。

タープを張っていれば、日差しが強くても、雨が降っていても問題ありませんからね。

タープの下でくつろぐ

そして、乾燥したテントを収納袋に入れてメインバッグに収納します。

もし、急いでいる場合はタープは完全乾燥していなくても片付けます。

雨の日に撤収する場合はタープを乾かすことは無理なので、後日晴れた日に乾燥させます。

タープの下にインナーテントだけを張るスタイルならフライシートの乾燥作業をしなくて良いので格段に撤収スピードをアップさせることも可能です。

フライシートを使うと夜露に当たらなくても、結露で濡れてしまいますからね。

乾燥したテントを撤収してメインバッグに収納

タープが濡れている場合はメインバッグの外付けにしますが、乾いている場合はバッグの中に収納します。

これで、全ての撤収作業は完了です。

更にクーラーボックスを使わずに食料を持参すれば、ひとつのメインバッグに収める事も出来ます。

最後に、撤収作業は次回のキャンプに向けて準備をするつもりで行うと良いでしょう。

補充する道具や着替え、調味料などをメモっておけば次回のキャンプで忘れ物を減らすことができますので、おススメです。

全ての撤収作業は完了

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ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。

最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。

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キャンプには色々な楽しみ方があると思います。

大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ

その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。

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一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。

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