焚き火をしないキャンプの利点とは? - キャンプの楽しみ方は焚き火の他にも多種多様!

「キャンプでは焚き火をする」というのが最近の定番スタイルになっていますよね。

でもキャンプの楽しみ方は十人十色、焚き火をしないキャンプも個人の自由なのです。

焚き火は飽きた、焚き火が面倒、薪代の出費がかさむ…等々の理由でキャンプをやめた方もいるのではないでしょうか?

この記事では、焚き火をしなくてもキャンプは楽しめるのか?について考えてみたいと思います。

キャンプでは調理や暖を取る為に火が必要ですが「焚き火をしない場合はどうするの?」という疑問が生じると思います。

その際に活躍するのがキャンプ用コンロなのです。他の呼び名でキャンプ用ストーブ、キャンプ用バーナー、シングルバーナーとも呼ばれています。

焚き火をしないメリット

余裕が生まれる焚き火なしのキャンプ

キャンプで焚き火をしないことによるメリットを以下に挙げてみます。

    焚き火をしないメリット
  • 時間に余裕が出来る
  • 道具が軽量化出来る
  • 衣類が焚き火臭くならない
  • コンロなら即消火できる

時間に余裕が出来る

焚き火をする場合は、焚き火台や薪の準備、火起こし、煤で汚れた食器の洗い物、消し炭や灰の片付け、焚き火周辺の原状復帰などに時間を取られます。

しかし、焚き火をしない場合は、それらの作業は不要です。

キャンプ場へ夕方遅くにチェックインして朝早くチェックアウトするような場合でも時間に余裕が生まれます。

道具が軽量化出来る

焚き火をするには、焚き火台、薪、薪割り道具、着火剤、トング、などが必要になります。

そんな焚き火の道具が減ると荷物の軽量化が出来るメリットがあります。

衣類が焚き火臭くならない

焚き火をすると、必ず煙で衣類が焚き火臭くなります。

でも焚き火をしない場合は気になりません。

コンロなら即消火できる

焚き火の代わりにキャンプ用コンロを使えば、消火は一瞬で行うことが出来ます。

焚き火の消火タイミングは決め時が難しいですからね。

余裕が生まれる焚き火なしのキャンプ

焚き火をするメリット

必要最低限の焚き火道具

対して、焚き火をする上でのメリットを挙げてみます。

    焚き火をするメリット
  • リラックスできる
  • 暖を取れる
  • 調理が出来る
  • 薪を現地調達すれば燃料はタダ
  • カマドを使えば荷物は不要

リラックスできる

焚き火の炎には『1/f ゆらぎ』効果があります。

『1/f ゆらぎ』とは、簡単に言うと規則正しいリズムと規則性の無いリズムとの中間の心地よいリズムの事です。

雨音や炎の揺れ方に代表されるようなリズムです。

焚き火は、心を落ち着かせてストレスを解消するには最適なのです。

暖を取れる

焚き火の炎からは『遠赤外線』が放射されています。

その為、焚き火の炎は体の芯から暖めてくれるのです。

調理が出来る

焚き火を眺めるだけではもったいない。

調理にも活用できる利点があります。

薪を現地調達すれば燃料はタダ

河原、海岸、森へ行って落ち枝を拾えば、薪として使えます。

薪を現地調達すれば燃料代はタダです。

カマドを使えば荷物は不要

キャンプ場の炊事場にあるカマドを使えば焚き火台は必要ありません。

トングも拾った落ち枝で代用すれば道具はライターだけでも焚き火は出来ますからね。

キャンプ場のカマド

目的と手段

夜景を見ながらキャンプで癒される

焚き火には『癒しを得る目的』と『調理をする手段』として2つの側面があります。

キャンプを始めたきっかけが「焚き火の癒し」が目的という方は多いと思います。

揺らめく炎を眺めているだけでも非日常を感じることが出来ますからね。

でも、キャンプの癒しは焚き火だけではありません。

自然の中では、川・波・風・虫・鳥・森のざわめき などの音でも『1/fゆらぎ』効果を感じることができるのでテントで一夜を明かすだけでも十分に癒されるのです。

ただ、毎週のようにキャンプで焚き火をしていると非日常感が薄れてくる方もいるでしょう。

そんな時は、焚き火を「キャンプの目的」から「調理の手段」に変えて他の目的を作るのも楽しいと思います。

例えば、海沿いのキャンプでは魚釣りが目的で焚き火を調理の手段として使うとか。

時間に余裕があれば焚き火をするけど無ければシングルバーナーを調理の手段にする、というのも良いでしょう。

キャンプの目的が変わる事で、色んなキャンプスタイルを楽しむことが出来ると思います。

森の中で『1/fゆらぎ』効果を感じる

キャンプ用ストーブ

ノープランで暇を作るキャンプ

キャンプで調理をする場合は、必ず火が必要になります。

焚き火の代わりに活躍するのが『キャンプ用ストーブ』なのです。

焚き火と違って、キャンプ用ストーブなら炎の着火や消火が素早く出来るのでキャンプで過ごす時間に余裕が出来るのがメリットです。

火力が高い加圧式のガソリンストーブなら暖房器具としても十分に活用できます。

ストーブの炎を安定させるプレヒート作業では、焚き火の火起こしに近い楽しさもありますからね。

小さなシングルバーナーから力強く吹き出す炎は、誰もいない場所でのソロキャンプでは心強いです。

キャンプ用ストーブには数多くの種類がありますが、ここでは薪以外の液体燃料とガス燃料を以下の4種類に分けてみました。

火力が高い加圧式のガソリンストーブなら暖房器具としても使える

①灯油・ガソリンの液体燃料式ストーブ

燃料が入っているタンクをポンピングで加圧することにより、バーナー部分へ強制的に燃料を送り出す仕組みのストーブです。

慣れていないと、プレヒート作業で巨大な火柱が上がる事があるので要注意です。

ガス缶のように気温が低くて内圧が下がってしまう事がなく、雪が降る氷点下の環境でもガンガン燃やすことができる利点があります。

燃焼音が少々うるさい というデメリットもあります。

灯油・ガソリンの液体燃料式ストーブ

②アルコールの液体燃料式ストーブ

このストーブの最大の利点は、コンパクトさにあります。

ポケットにも入るコンパクトサイズで、燃料用のアルコールは薬局やホームセンターで手軽に入手できます。

加圧することなく使え、構造が単純なので故障が少なく、メインテナンスしやすいのがアルコールストーブの特徴です。

小さなストーブなので、余裕があればサブストーブとして用意しておいても良いでしょう。

②アルコールの液体燃料式ストーブ

③カセットガスのCB缶ストーブ

CB缶とはカセットガスのことです。

メリットは何と言っても燃料価格の安さです。

最近は物価高でガスベンベが値上がりしていますが、それでもまだ安い。

大型スーパーやディスカウントショップなどで3本セットで購入すれば格安です。

また、百均では1本単位で手に入れる事も出来ます。

③カセットガスのCB缶ストーブ

④ダルマ型ガスのOD缶ストーブ

OD缶とはキャンプ用ガスコンロで使うダルマ型をしたガス缶のことです。

同じキャンプ用ガスコンロでもOD缶とCB缶との違いは缶の強度にあります。

OD缶は登山やキャンプのハードな環境で使う事を前提として作られているので缶の強度が高いのが特徴です。

冬のキャンプでガス缶の温度が下がっても火力が維持できるようにイソブタンやプロパンなどが使われているカートリッジもあります。

④ダルマ型ガスのOD缶ストーブ

基本的にはキャンプのスタイルは個人の自由です。

焚き火の他にもキャンプの目的を作ると更にキャンプの楽しみ方は広がるでしょう。

どちらにせよ「焚き火をしないキャンプ」も楽しい!というのが最終結論です。

焚き火をしないキャンプ

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ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。

最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。

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【ソロキャンプ】

キャンプには色々な楽しみ方があると思います。

大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ

その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。

雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。

一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。

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