サクっと焼けたサンドイッチがキャンプでも手軽に作れるホットサンドメーカー。
ホットサンドメーカーは、長い柄のついた2つの四角いフライパンで食パン同士を挟んで焼く構造になっています。
軽量なアルミ製で使いやすいのですが、収納サイズが少々長いのが難点。
そこで、フライパンと取っ手の接続部分をリベットからネジに交換して簡単に取り外せるように改造してみました。
サクっと焼けたサンドイッチがキャンプでも手軽に作れるホットサンドメーカー。
ホットサンドメーカーは、長い柄のついた2つの四角いフライパンで食パン同士を挟んで焼く構造になっています。
軽量なアルミ製で使いやすいのですが、収納サイズが少々長いのが難点。
そこで、フライパンと取っ手の接続部分をリベットからネジに交換して簡単に取り外せるように改造してみました。
取っ手が取り外せるだけで、かなり収納サイズがコンパクトになります。
これで、積載量の限られるバイクや自転車のキャンプ旅でもホットサンドメーカーを気軽に持ち運ぶことができます。
ホットサンドメーカーのフライパン部分は、食パンが入るサイズの大きさに作られているのでそれほど大きくありません。
そして、本体素材が軽量なアルミダイカストなので、楽に持ち運びすることもできます。
しかし、ホットサンドメーカーの長さは取っ手の部分を含めると35センチくらいあるので意外と収納場所に困ります。
ホットサンドメーカーは、サイズが長い上に幅広のフライパンと細い柄がくっ付いた収まりの悪い形状をしています。
小さなクーラーボックスには入らない長さだし、荷物と一緒にパッキングするのも困難な形をしています。
私の場合、ザックのサイド部分にテントポールやタープポールなどの長物と一緒にパッキングしています。
最近は、最初から取っ手が折り畳めたり、取り外しできる便利なホットサンドメーカーも発売されているようです。
通常、ホットサンドメーカーは取っ手と本体がアルミ製のリベットで接続されています。
ということは、このリベットを取ってしまえばフライパン部分と取っ手部分を取り外すことができるのです。
アルミ製リベットの裏側は下の写真のようになっています。
今回、アルミ製リベットを取り外すのに使った工具はディスクグラインダーです。
リベットは柔らかい金属なので、削り過ぎないように注意が必要です。
削れた状態を何度も確認しながら、少しづつリベットの頭を落としていきます。
そして、薄皮状態になるまで削ったらグラインダー作業は終了です。
これ以上削るとフライパン部分に当たる可能性があります。
薄皮状態になったリベットの中心にポンチを当ててハンマーで軽く何度も叩きます。
力を入れて叩くと破損する可能性があるので慎重に。
すると、リベットの薄皮がポロっと外れます。
後はグリグリと取っ手をねじると本体から外れます。
そして、今度は取っ手に付いたリベットを取り外します。
ここで注意したいのが「ハンマーでリベットを叩かない事」。 リベットを叩いてしまうとアルミが潰れて外れなくなります。
リベットはアルミニウムなので、ニッパー等で削り取る方が簡単に取れます。
リベットを取り外した後は、こびり付いていた汚れをスチールタワシを使って綺麗に洗い落としました。
これで、取っ手部分とフライパン部分が分割出来ました。
今度は、取っ手部分とフライパン部分を接続するためにネジを使います。
使用するのは、M5サイズの超極低頭ネジ2本とM5サイズの蝶ネジ2個。
M5サイズのネジの長さは12ミリです。
M5サイズのネジは、取っ手の穴には通ったのですがフライパンの穴は通りませんでした。
なので、ドリルを使って外側の穴をM5サイズの直径に広げます。
穴は2つありますが、使うのは外側の1か所だけです。
ホットサンドメーカーは食パンを挟む時にテコの原理で外側の穴に荷重がかかります。
開く時にしか荷重がかからない内側の穴は固定する必要が無いので、外側の穴だけを固定すれば良いことになります。
ネジの頭が平べったいので、スッキリしたシルエットです。
取っ手をフライパンに取り付けて。
蝶ネジで締めたら取り付け完了です。
簡単にホットサンドメーカーの取っ手が脱着可能になりました。
ネジをしっかりと締め付けていればビクともしませんが、熱を加えた時に金属が膨張するのでネジが緩む可能性も考えられます。
実際に使用する時は、すぐにネジを締め直せるように手袋を用意しておいた方が良いでしょう。
ボルトやネジは通販でも売っていますが、ホームセンターで買った方が安いと思います。
取っ手の穴に取り付けたネジは差し込んでいるだけなので、野外でネジを脱着する際に落として紛失する可能性があります。
そこで、瞬間接着剤とコーキング剤を使ってネジが外れないようにしてみました。
マスキングテープを貼って、ネジの根元に瞬間接着剤を垂らします。
そして、ネジが固定された後にコーキング剤でネジを覆うように塗ります。
ヘラで綺麗に整形して完成です。
瞬間接着剤は熱に弱いのですが、コーキング剤は熱に強いのでイケるのではという考えです。
このネジは強固に接着する目的ではなく、ポロっと取れないようにする為だけなので大丈夫かなって思っています。
これで、ダメなら耐熱接着剤を使うしかありませんね。
ちなみにホットサンドメーカーを持ち運ぶときは、ボルトは蝶ネジで固定されているので外れることはありません。
その後、ネジをコーキング剤ではなくハンダで固定してみました。
使用したのはステンレス用のハンダです。
そして、ステンレス用フラックス(ハンダ付け促進剤)も使用します。
フラックスを使うと熱伝導が良くなるので綺麗なハンダ付けが出来ます。
ネジの頭と取っ手の接合部にフラックスを塗って。
ハンダゴテでハンダ付けをします。
綺麗にハンダ付けが出来ました。
もし、ホットサンドを加熱している際にハンダが溶けてしまっても蝶ネジでしっかりと締めているので取っ手が外れることはありません。
これで、ビスを紛失してしまう心配は完全に無くなりました。
ホットサンドメーカーのハンドルが取り外せるようになれば、収納サイズがコンパクトになります。
収納袋に入れたら、荷物と一緒にバッグの中にパッキングすることも可能です。
これで、ホットサンドメーカーは邪魔になりません。
ホットサンドメーカーの取っ手を付けて、ホットサンドを作ってみます。
使用する前に蝶ネジがしっかりと締め付けられているかを確認します。
5枚切りの食パン2枚に目玉焼き、チーズ、レタス、トマト、マヨネーズでサンドしたシンプルなホットサンドを焼いてみます。
時間をかけて弱火でじっくりとパンを焼きます。
今まで通りに美味しいホットサンドが完成しました。
熱でネジが外れてしまうような事もなく、これから耐久性も検証していきます。
ホットサンドメーカーは、アルミのリベットさえ外すことができれば意外と簡単に取っ手を脱着式に改造することができますので、ご参考までに。
【関連商品】
最初から取っ手が取り外せるホットサンドメーカーもあります。
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