キャンプで使える牛乳パックの活用方法

通常、空になった牛乳パックはスーパーなどに置いてあるリサイクルコーナーで資源ゴミとして処分されている場合が多いと思います。

毎日、牛乳を飲まれているご家庭なら使用済みの牛乳パックが、たくさん溜まるのではないでしょうか。

実はキャンプで牛乳パックは色々と使い道があるのです。

容器の形状が四角くパッキングがしやすい、防水性が高い、とても軽量、紙なので燃やせば灰になる等々。 キャンプでは実に使い勝手の良いアイテムになります。

このページでは、キャンプで何かと役に立つ牛乳パックの便利な使い道についてご紹介したいと思います。

牛乳パックの種類

牛乳パックの主な原材料はバージンパルプで、その表面にポリエチレンのコーティングが施されています。

その為、防水性が高く、良く燃える素材です。

一般的に牛乳パックは、200mlや500ml、1000mlなど様々な容量のものがあります。

その中でもキャンプで使いやすいのは1000mlサイズの牛乳パックでしょう。

同じ形状で、牛乳ではなくジュースやお茶などが入った紙パックもあります。

牛乳以外の紙パックの方が、容器の中を洗った際に匂いが残りにくいという利点があります。

紙パックを使用する際には、内側を良く乾燥させてから使います。

牛乳パックの種類

食材の保存容器として

しっかりと乾燥させた牛乳パックは、食材の保存容器として使うと便利です。

キャンプへ出かける前に、あらかじめ肉や野菜をカットして牛乳パックに入れて持参すれば生ゴミが発生しません。

牛乳パックは防水性が高いので水分が染み出てくる事もない。

食材の保存容器として

そして、食材を入れていた紙パックをハサミやナイフで切り開くと調理をする際に、食材を乗せるお皿として使うこともできます。

最後は、カマドや焚き火台で牛乳パックを燃やせば灰になるのでゴミも出ません。 洗い物も減ります。

牛乳パックを燃やして灰にする

パック牛乳用クリップ

牛乳パックを食材の保存容器として使う際には「パック牛乳用クリップ」があると便利です。

この商品は100円ショップで売られています。2個セットで100円(税抜)。

キャンプで便利なパック牛乳用クリップ

使い方は簡単で、牛乳パックのフタを閉じて、横にスライドするだけで密閉ができます。

パック牛乳用クリップの使い方

私は旅先で1リットルサイズの紙パックジュースを良く買うのですが、飲み残した際にはこの「パック牛乳用クリップ」を使っています。

しっかりと密閉されるので車の振動でも中身がこぼれることがなくて安心です。

少しくらいなら牛乳パックが倒れてもこぼれませんが、注意書きには「立てて保存して下さい」との表示があるので液体を保存する際には注意した方が良いでしょう。

パック牛乳用クリップで密閉する

保冷剤として

牛乳パックに水を入れて冷凍庫で凍らせると四角い氷柱ができます。

その紙パックをクーラーボックスに入れておけば保冷剤として使う事ができる。

何本か入れておけば、保冷効果も高い。

氷なので翌日には溶けてしまいますが、中身は水なので捨ててしまえば良い。 保冷剤のように邪魔になることはありません。

紙パックで水を凍らせた保冷剤

牛乳パックの氷をバケツに入れて水に浮かべ、ビールや缶ジュースを一緒に冷やしたりしても視覚的に涼しく感じます。

氷を小さく割ってグラスの中に入れ、お酒などを飲んでも楽しいでしょう。

牛乳パックでできる氷柱

あと、牛乳パックに水を入れて凍らせた際に氷が膨張して紙パックが破れることがあります。

クーラーボックスの中が水浸しにならないように要注意です。

紙パックの中の氷が膨張

ランタンシェードとして

牛乳パックでランタンシェードを作るには、まず表面のラミネートを剥がします。

表面のコーティングを剥がすと素材のパルプが出てきます。

コツさえつかめば、意外と簡単に剥がせます。

牛乳パックのラミネートを剥がす

綺麗にコーティングを剥がすと、こんな感じになります。

これで紙パックの表面が、かなり薄くなりました。

表面を剥がされた牛乳パック

そして、キャンプで使うヘッドランプに、この牛乳パックを被せてみます。

牛乳パックにヘッドランプを被せる

イイ感じに周囲が照らされています。

これだけでも、ランタンシェードとして使えますが、少しだけ加工を施してみます。

ヘッドランプを仕込んだ紙パック

カッターナイフで、牛乳パックの表面に星と月を切り抜いてみました。

これだけで、とても雰囲気のあるランタンシェードに変身します。

牛乳パックを横半分にカットして、タブキャンドルを中に入れるとロウソクランタンにもなります。

牛乳パックのランタンシェード

まな板として

牛乳パックを開いた状態にすると、まな板として使う事ができます。

キャンプではマナ板として使われている方が多いのではないかと思います。

表面が防水なので、とても使いやすい。そして、まな板の切り跡が深くなるまで何度でも洗って使える。

また、鍋のフタとしても使う事ができます。 ただ、平らにならないので多少の隙間は開きますが…

牛乳パックをマナ板として使う

料理を切って、まな板に油汚れが付いても燃やして灰にしてしまえば洗わなくても良い。

そのまま、カッティングボード代わりにテーブルに並べても良いでしょう。

カッティングボード代わりになる牛乳パック

カートンドッグを作る

牛乳パックで「カートンドッグ」を作ってみましょう。

「カートンドッグ」はミルクカートン+ホットドッグの造語のようなもので、牛乳パックを燃やして温める即席のホットドッグの事です。

まずはロールパンをナイフで切って、その中にレタス、トマト、チーズ、ウィンナーを挟みます。

カートンドッグを作る

そして、アルミホイルでロールパンを包みます。

薄いアルミホイルだと端の部分が焦げる場合があるので、その場合はアルミホイルを重ねて巻いても良いでしょう。

ロールパンにアルミホイルを巻く

そして、アルミホイルで巻いたロールパンを牛乳パックの中に入れて燃やします。

燃やす時は下から火を点けると良い。

一気に燃えます。

牛乳パックと一緒に燃やす

そして、牛乳パックが燃え尽きたら完成です。

牛乳パックが燃え尽きたら完成

あとは、ケチャップとマスタードを付けて頂きます。

牛乳パックが燃え尽きるのは、あっという間ですがチーズが溶けてパンも熱々に焼けています。

ただ、大きなウィンナーを使った場合は中まで火が通らないので、事前に焼いておいた方が、もっと美味しくなります。

カートンドッグの完成

着火剤として

最終的に使用済みの紙パックは、焚き火をする際の着火剤代わりに使えます。

紙パックはラミネート加工されているので、とても良く燃えます。

紙パック → 細い枝 → 中くらいの枝 → 太い枝を事前にセッティングしておけば、一発で薪に着火することができますよ。

そして、焚き火の中に炭を投入すればバーベキューの火おこしも簡単。

このように紙パックは、キャンプでとても役立つアイテムなので是非活用してみてはいかがでしょうか。

着火剤として使える牛乳パック

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最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。

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キャンプには色々な楽しみ方があると思います。

大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ

その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。

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一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。

キャンプで使える牛乳パックの活用方法
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