NANGA ナンガ ダウンシュラフ オーロラ900 DX - カバーが要らない厳冬期用の寝袋

表面生地に防水透湿素材の「オーロラテックス」が使用されている羽毛量900グラムの厳冬期用シュラフです。

真冬のキャンプでは、結露で寝袋の生地や羽毛が濡れてしまうことがよくあります。

そんな時でもオーロラシリーズのシュラフならシュラフカバーを使わなくても羽毛の水濡れを最小限に防ぐことが可能です。

40デニールの厚さなので、少々ゴワつきますが耐久性には優れています。

現在メーカーからリリースされているモデルは15dnの軽いオーロラライトのみですが、生地の厚いシュラフは重くても丈夫なので長く使えるという利点があります。

私の場合は、オールシーズン用シュラフをキャンプだけでなく自宅でも使うことが多いので30~40デニールくらいの耐久性のあるモデルを愛用することが多いですね。

ナンガ オーロラ900

このシュラフの商品名は「NANGA ナンガ ダウンシュラフ オーロラ900 DX」です。

ナンガの防水透湿素材の生地と言えば「オーロラテックス」。

その生地で作られたシュラフがナンガのオーロラ シリーズなのです。

当時のカタログスペックは以下の通り。

【スペック】

材 質
 表地:オーロラテックス
 裏地:40dnナイロンタフタ
 中綿:760FP 760フィルパワーダウン/ポーランド産ポーリッシュマザーホワイトダウン90%(抗菌防臭・国内洗浄)
羽毛量:(約)900g
内部構造:ボックスキルト構造
使用可能温度域
 快適使用可能温度(カタログ値):-22℃~
 使用可能限界温度(カタログ値):-37℃
サイズ(カタログ値)
 本体サイズ:レギュラー/210×80cm(身長175cmまで)
 収納サイズ:直径(約)20×37cm
重 量:(約)1,550g
色:BLU/BLK(ブルー/ブラック)
付属品:ショルダーウォーマー、収納バック

その後にリリースされた同モデルでは、快適仕様温度がマイナス10℃、下限温度がマイナス19℃となっていたので、表現の見直しがされたようです。

でも使用可能限界温度-37℃って誰が限界まで耐えたんでしょうかね。

NANGA ナンガ ダウンシュラフ オーロラ900 DX レギュラー 色BLU/BLK

使い始め

羽毛の量が900グラムと言えど、シュラフを収納袋から出した直後はシワシワの状態です。

これで、厳冬期の夜を過ごせるのかと少々不安になるかも。

シュラフを収納袋から出した直後はシワシワの状態

生地を触ってみると、通常の40dn生地よりはゴワゴワした感触です。

裏地は40dnのナイロン生地ですが、表面生地は破れにくそうな印象を受けます。

ゴワゴワした感触のオーロラテックス

ダウンシュラフは人が中に入ると体温で羽毛が暖められて膨らんできます。

しかし、そのままの状態では なかなかフカフカのロフトにはなりません。

ダウンシュラフは人が中に入ると体温で羽毛が暖められて膨らむ

ロフトが膨らむ

シュラフの中に入っている羽毛が暖まるとフカフカに膨らみます。

ショルダーウォーマーも首元を包み込むように膨らむのでシュラフ内の暖かさを逃がしません。

フカフカに膨らんだオーロラ寝袋

BLU/BLKはツートンカラーなので、裏面は汚れが目立ちにくい黒色になっています。

断熱性の高いマットと組み合わせて使えば氷点下でも暖かく過ごすことが出来ます。

シュラフの裏面は汚れが目立ちにくい黒色

純日本産

ナンガのシュラフは純国産品です。

このタグが、そのこだわりを象徴していますね。

純国産の寝袋

「ナンガ」はパキスタンと中国の国境にあるヒマラヤ山脈の一座「ナンガ・パルバット」から名前をもらったそうです。

ロゴもカッコイイですね。

ナンガ・パルバットから名前をもらったらしい

ファスナーは「YKK」と思ったら「NANGA」。

ファスナーも「NANGA」

さらに「NANGA」。

さらに「NANGA」

商品詳細

シュラフの中に入ってファスナーを締め、更に首元にあるベルクロを閉じます。

この太めのベルクロで閉じる事により、寝返りを打った際にファスナーが勝手に開かないようになっています。

このモデルにはファスナーの裏側にドラフトチューブがあるので、ファスナーから外の冷気が入らないような工夫もされています。

首元を閉じる場所にベルクロがある

そして、ショルダーウォーマーのチューブも太いです。

このチューブにあるコードロックを締めることで、シュラフ内の暖かさを外へ逃がさないようにします。

ショルダーウォーマーのチューブも太い

更に開口部にもコードロックが付いているので、口元だけを外に出して眠ることが可能です。

いくら厳冬期用のシュラフでも使い方が甘いと氷点下前後でも寒く感じますからね。

開口部にもコードロックが付いている

足元にはループが付いているので、帰宅したらハンガー等にシュラフを逆さまに吊り下げて陰干しにしておくと良いでしょう。

なお、このシュラフはナイロン製なので、なるべく紫外線には当てないように保管するのがベストです。

ハンガー等に足元のループを吊り下げてシュラフを陰干しをする

使用風景

まだ過酷な状況で使用したことはありませんが、ベストな状態で使用すればマイナス5℃前後の環境では問題なく眠ることができています。

私は痩せ型で寒さに弱い方ですが氷点下でも結露が無く快適な夜が過ごせています。

マイナス5℃前後の環境では全く問題なく眠れる

ただ、シュラフにロフトがある為に、シュラフの足元がテントの内壁に触れてしまうことがあります。

インナーテントの内側にシュラフが当たり続けていると結露を起こす可能性も考えられるので要注意です。

シュラフの足元が内壁に触れてしまう

収納サイズ

付属の収納袋には2本のコードロックが付いています。

まず、シュラフを収納袋に詰めた後に開口部のコードロックを閉じます。

まず、シュラフを収納袋に詰めた後に開口部のコードロックを閉じる

次に上からシュラフを押し込んで外側のコードロックを閉じます。

これで収納サイズが、もっと小さくなりました。

次にコードロックの上から更にシュラフを押し込んで外側のコードロックを閉じる

大きめの収納袋なので、シュラフの収納時に苦労することはないでしょう。

シュラフの収納サイズ

50リットルのザックと比較すると、こんな感じです。

シュラフはザックの一番下に収納しているので、それほど邪魔に感じません。

50リットルのザックと比較

しかし、もっと収納サイズを小さくしたい場合はコンプレッションバッグを使います。

コンプレッションバッグの収納袋自体は付属のものより ゆったりとしたサイズです。

収納サイズを小さくしたい場合はコンプレッションバッグを使う

しかし、4本のベルトを徐々に締めていくと…

こんなに小さくなります。

こんなに小さくなる

コンプレッションバッグを使うとベルトとバックルの分の重量が若干増えますが、収納サイズが劇的に小さくなるのでザックの容量を増やすことが可能です。

今まで使ってきたシュラフの生地とは違って、サラサラ、ゴワゴワの手触りなので湿気がある日でもベタつかずに気持ちよく眠ることが出来ています。

まだ使い始めて3年ほどなので、これからオーロラテックスの耐久性については追記したいと思います。

ザックの容量を増やすことが可能

生地が薄くて軽くなったオーロラ ライト シリーズです。

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最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。

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【ソロキャンプ】

キャンプには色々な楽しみ方があると思います。

大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ

その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。

雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。

一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。

NANGA ナンガ ダウンシュラフ オーロラ900 DX - カバーが要らない厳冬期用の寝袋
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