ドーム型テントの利点と欠点 - ソロキャンプでドームテントを使うメリットとは?

ドーム型テントとは、その名の通り半球状の形をしたキャンプ用テントのことです。

日本ではモノポールテントやバップテントのブームの陰に潜めていますがキャンプツーリストや登山者には今だ人気のテントです。

その人気の秘密はドーム型テントの5つのメリットにあると思います。

この記事ではソロ用ドーム型テントの利点と欠点について紹介します。

私は30年以上前から各種のドーム型テントを使い続けていますが、やはり構造がシンプルなほど使いやすいですね。

ここでは、X字のフレーム・ダブルウォール・吊り下げ式・前後ドアを装備したドームテントを比較の基準にしましたので、テント選びの参考にしてみて下さいね。

組立と撤収が早い

ドーム型テントは構造がシンプル

まず、ドーム型テントは構造がシンプルなので組み立て作業と撤収作業が早いというメリットがあります。

フレームポールを湾曲させてインナーテントの四隅に固定するだけで骨組みが立ち上がります。

最初は、このフレームポールを湾曲させる作業にコツが必要ですが慣れると簡単です。

あとは、その立ち上がったフレームにインナーテントのフックを引っ掛けていくだけです。

立ち上がったフレームにインナーテントのフックを引っ掛ける

ドーム型テントには居住空間を広げる目的でクロスしたポールの天井部分に一本の短いフレームポールがあるタイプが多いです。

全てのフレームがゴムコードで接続されているテントもあれば、3本のフレームがバラバラになるテントもあります。

ドーム型テントのインナーテント

そして、フライシートをインナーテントに被せて四隅のコーナーをロックすれば完成します。

ペグで固定する箇所はフライシートの各辺4か所だけでも問題ありませんが、風が強い場合は張り綱も4か所を固定すると良いでしょう。

撤収時は、組立と反対の要領で各パーツを外していくだけです。

フライシートをインナーテントに被せて四隅のコーナーにロック

自立する

ドーム型テントはペグを打たなくても自立する

ドーム型テントはペグを打たなくても自立するのでメリットがたくさんあります。

まず、自立するので荒天時には屋根のある施設の中でも設営することが出来ます。

ペグを打つ必要がないので地面がコンクリートでもアスファルトでも問題ありません。

濡れない場所ならフライシートを張る必要もないでしょう。

また、テントサイトが狭くてもインナーテントの床面のスペースさえあればポンと置くだけで設営が可能です。

もし、テントサイトの場所を変更する場合でも、そのままテントを持ち上げて移動させることも出来ます。

ペグを打たなくても自立するので、河原など地面がボコボコで固くても設営可能です。

ペグの代わりに石でフライシートを固定すれば問題ありません。

河原でもドームテントは自立

風に強い

ダンロップのドーム型テント

ドーム型テントは半球状なので どの方向から吹いてきた風に対しても受け流すことができるメリットがあります。

特に山岳用としても使えるドーム型テントは風に対して強い特徴があります。

メッシュ生地を多用していない日本製なら雨や霧も防ぐことが出来るテントが多いです。

ただ、一人用テントの場合は長方形なので長手の方向から強風を受けると多少は影響を受けるかもしれません。

ドームテントは強風に強い

居住空間が広い

テントの居住空間が広い

ドーム型テントは湾曲したフレームに沿ってインナーテントの壁面が立ち上がるので居住空間が広いというメリットがあります。

天井が高いテントほど、より広く感じますが強風に対して弱いという欠点もあります。

テントの出入口が前後にあるモデルなら更に解放感があります。

前後にドアのあるテントは更に広い

テントの中が広いと雨の日でも快適に過ごせるので おススメです。

テントから夜景が見える

乾きやすい

ドームテントは乾きやすい

ドーム型テントは、そのままインナーテントを裏返すことが出来るので乾きやすいメリットがあります。

乾いたフライシートを取り外したら、インナーテントの濡れた箇所を太陽に向けて乾燥させます。

そのまま放置すると風が吹いてきたら飛んで行ってしまうので、コーナー部分に1本だけペグを打っておきましょう。

また、ベンチの上にテントをのせて乾かすという方法も可能です。

これなら地面が ぬかるんでいてもテントが汚れませんからね。

乾いたベンチの上にテントをのせて乾かす

デメリット

ハンガーの内側にシャツを半分折り込む

ソロ用のドームテントはメリットが多くてデメリットは少ないのですが、あえて言うなら雨の出入りが大変ということですね。

そのデメリットを解消するには「出入口がキャノピー(ひさし)になるテントを使う」もしくは「タープを併用する」という方法があります。

大きなタープを使えば、テント自体を濡らさずに設営や撤収も可能になります。

ドーム型テントは、初めてのキャンプ場を利用する事が多くなるキャンプ旅には向いていると思います。

テントが自立するので どんな状況のテントサイトでも問題なく設営できますからね。

ソロキャンプを始める際のテント選びの参考になれば幸いです。

テント自体を濡らさずに設営や撤収も可能

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【ソロキャンプ】

キャンプには色々な楽しみ方があると思います。

大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ

その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。

雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。

一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。

ドーム型テントの利点と欠点 - ソロキャンプでドームテントを使うメリットとは?
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