キャンプで使うテント - 旅先で役立つ道具の選別ポイントを紹介します

キャンプ旅へ出かける際に最も重要と思われる道具はテントではないでしょうか。

テントがあれば雨の夜でも快適な睡眠をとることができ、毒のある生物から身を守る事も可能です。

そして、テントの中でプライバシー空間が確保されることにより、長旅での疲れやストレスも解消されます。

テントの中から眺める大自然の風景は、きっと心に残る思い出になることでしょう。

短期のキャンプ旅ならタープ泊や野宿でも問題ないかも知れませんが、長期の旅キャンプになると、晴れの日ばかりでなく土砂降りの雨天でもキャンプをしなくてはなりませんからね。

このページでは、ソロキャンプに適したテントについて紹介したいと思います。

テントを選ぶポイント

テントの種類には、ドーム型、モノポール型、A型、ロッジ型、カマボコ型など色々とあります。

ブッシュクラフトブームで最近はバップテントやハンモックテントも人気ですね。

個人的な意見ですが、私の場合はテントを選ぶ基準は以下になります。

①テントの広さは3人用くらいは欲しい。

日本製テントの3人用でも、150センチ×200センチが標準サイズなので、バイクのヘルメットやブーツなどを入れると、かなり狭く感じるでしょう。
特に雨の日は、テントの中が狭いとストレスを感じます。

②軽さを求めるなら外国製が良い。

外国製のテントはシングルドアが多いので軽量化されています。
その分、メッシュ生地を多用しているので、軽く作られています。

③アルミフレームのドーム型テントが良い。

ドーム型テントの場合、半球状なので全方向からの風に対して強いという利点があります。
ただ、どんなテントにも言える事ですが、張り綱をしっかりと張った状態でなければ強度は得られません。

④テントの前後には出入口が欲しい。

テントの前後にドアがあれば、風通しが良いので夏は快適に過ごせます。
メッシュ生地が多くても、テントの網は目が細かいのでドアを開放できなければ風が抜けにくい。

⑤インナーテントは吊り下げ式が良い。

キャンプ旅をしていると夜間にテント設営をする事が多くなります。
吊り下げ式だと手早くテント設営が出来るので便利です。

⑥メッシュと生地のダブルドアが良い。

ダブルドアになっているとテント内の温度調節が楽になります。
風雨が強い時は両方のドアを閉めて、泥ハネを防止することもできます。

⑦フライシートはポリエステルが良い。

ナイロン生地に比べると引っ張り強度は落ちますが、紫外線に強いのでテントを長く使うことができます。
そして、乾燥も早いので撤収も楽になります。

⑧テントの中にいて居心地の良い色。

好きな色は人それぞれ違うので、好みが分かれるところでしょう。薄いカラーのフライシートは室内が明るく感じます。
ちなみに、個人的には水色のフライシートが好みです。

それぞれに利点と欠点があるので自分のキャンプに適したテントを選ぶと良いでしょう。

キャンプで使うドーム型テント

ドーム型テント

テントの定番と言えば「ドーム型テント」ではないでしょうか。

基本的には二本のテントフレームを交差して、U字に湾曲させてテントを立ち上げる単純な構造になっています。 外国製のテントにはサスマタを二つくっつけたような形のフレームもあります。

張り綱をペグダウンしなくても自立するので、アスファルト地面の駐車場や屋内のコンクリート地面でもテントが立ちます。 旅キャンプではゲリラキャンプをすることが多いと思うので自立型の方が便利に使えると思います。

安価なテントにはテントフレームがアルミ製でなくグラスファイバーが使われている事が多い。

グラスファイバー製のポールは安物のイメージが強いですが利点もあります。

以前、石垣島でキャンプをしていた時に台風に遭遇しました。

その際にキャンプ場に残っていた十数張りのテントのほとんどは強風で崩壊してしまいましたが(私も含めて)、グラスファイバー製フレームのテントだけが生き残っていました。

そのテントの持ち主の話では強風が吹く度にテントが地面スレスレまで倒れては立ち上がりを繰り返していたそうです。

まあ、居心地はどうであれグラスファイバーは柔軟性に優れているようですね。

そして、日本製のテントはメッシュと布生地のダブルドアにしているものが多く、雨の泥ハネがテント内に侵入してくるのを防いでくれる利点もあります。

外国製テントのように天井部がメッシュになっていないので、天井部のポールに結露した水滴がテント内に落ちてきたりすることも少ない。

メッシュを多用した外国製テントのように軽量ではないですが、日本製のテントは雨の日には安心できるものが多いです。

キャンプで使うドーム型テント

ツーリングモデルのRシリーズは無くなってしまいましたが、前後ドアのあるVSシリーズもある。

広々と使えて過ごしやすい。ブルーカラーのフライシートは室内の居心地も良い。

重量はありますが、価格が手ごろな前後ドアのコールマン ツーリングテント。

オガワのテントは広い全室付きで、この軽さ!

外国製に多いテントフレームがサスマタ型になっているタイプ。

ハーフメッシュなので、とても軽量。

A型テント

30年ほど前は、このような自立式のA型テントをソロキャンプで使っている人が多かったです。

私も10代の頃はダンロップから発売されていたRシリーズの一人用テントを使っていました。

狭いスペースでもテントを張ることができるので、ゲリラキャンプではとても重宝していました。

ボーイスカウトで使うようなA型テントと違って、自立するのでペグなしでもテントを張ることができます。

難点としては風の向きによっては風に弱くなることと、居住スペースの狭さ。

今は他にもモンベルのムーンライトテント 1型を所有しています。

シームが剥がれてしまって防水性能は無くなっていますが、晴天のキャンプならば、まだまだ使えるでしょう。

キャンプで使うA型テント

軽量なモンベルのA型テント。

こちらは張り綱を張らないと自立しませんが、ボーイスカウトや軍隊で使われているようなレトロなA型テントです。

フランス軍のテントらしい。

モノポールテント

テントの周囲を地面にペグダウンして中央にポールを一本だけ立てると設営できる人気のテントです。

「ワンポールテント」や「とんがりテント」とも呼ばれており、スタイリッシュなデザインでキャンプ場では目立つ存在です。

本物のインディアンのティピーは十数本のポールが使われていますが、このテントはポール一本で立つのが魅力。 ポールが一本なので重量も軽い。

コットを使ったフロアレススタイルだけでなく、メッシュインナーが最初から付属しているものも多く、普通のテントのようにも過ごせます。

難点としては自立しない、床面積の割には居住スペースが狭い、地面が平らでないとピンと張れない。インナーが無い場合は虫対策も必要です。

ピルツで有名な小川キャンパルから発売されているソロ用のモノポールテントも良さそう。

キャンプで使うモノポールテント

小川製のトンガリテント。

最近は一万円を切る価格で販売されているモノポールテントも多い。

こちらはメッシュインナー付きのソロ向けテント。

バップテント

ブッシュクラフトのブームが始まったころから人気が出てきたテントです。

A型テントの横方向が出入り口になっているタイプで、武骨でシンプルなデザインがミリタリー好きには受けているようです。

軍隊でも使われているテントで、コットン製のテント生地は火にも強く、焚き火をされる方には人気が高い。

入口の幕を跳ね上げて、そのままポールで張り綱を固定するとタープ代わりにもなります。

開放感があり雨の日でも出入りが楽になります。

難点としてはA型テントと同じく、自立しない、コットンは重いなど。インナーが無い場合は虫対策も必要でしょう。

最近は、軽量化されたコットンとポリエステルの混紡生地が主流のようです。

こちらは二股ポールが採用されているのでテント内が広く使える。インナーテントも付属している。

こんなテントなら、雨の日でも快適。自転車も収納できそうですね。

ハンモックテント

テントを究極に軽量化しようと思えば「ハンモックテント」を使うという方法もあります。

ポールが無いので超軽量です。中には1000グラムを切る軽量のハンモックテントも発売されています。

ハンモックなのでマットも必要ありません。

専用のチューブ式収納ケースを使えば設営や撤収が楽に行えます。

地面から浮いているので、雨の日でも浸水の影響を受けません。

難点としては、林間サイトでしか使えない、腰がくの字になる、冬は背中の防寒対策が必要など。

キャンプで使うハンモックテント

ヘネシーハンモックのハンモックテントは定評がある。

こちらは激安のハンモックテント。

フライシートと一体となったモデルもある。これなら木に吊らなくてもビビイサックとしても使えそう。

【関連記事】

ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。

最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。

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【ソロキャンプ】

キャンプには色々な楽しみ方があると思います。

大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ

その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。

雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。

一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。

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