冬キャンプの寒さ対策として、暖房用の温水ヒーターを製作して使ってみました。
この装置は暖を取る温水部分のみをテントの中に引き込み、燃焼器具はテントやタープの外に設置します。
なので一酸化炭素中毒の心配がないというメリットがあります。
また、自作マットに温水チューブを這わせれば、ポータブルなオンドルにも変身します。
冬キャンプの寒さ対策として、暖房用の温水ヒーターを製作して使ってみました。
この装置は暖を取る温水部分のみをテントの中に引き込み、燃焼器具はテントやタープの外に設置します。
なので一酸化炭素中毒の心配がないというメリットがあります。
また、自作マットに温水チューブを這わせれば、ポータブルなオンドルにも変身します。
使用するストーブは調理用と兼用ですが、燃料タンクの過熱防止の為にバーナー部が燃料ホースで離れているタイプを使用します。
このページでは自作の温水暖房装置を冬のキャンプで使用した様子を紹介しています。
冬キャンプの防寒対策は色々ありますが、一番安全なのは『お湯』の温もり を利用する方法ではないでしょうか。
このページで紹介する循環式温水暖房装置は電気を一切使用しません。
温水が自動で循環する仕組みは銅管内の熱水(水蒸気)が膨張と収縮を繰り返すポンポン蒸気船の原理を応用しています。
電気を使わないところもメリットの一つです。
この温水暖房装置は10メートルの銅管と10メートルのシリコンチューブで自作したものです。
製作方法は以下のリンク先で紹介しています。
そして、こちらは温水暖房装置はPC用水冷ラジエーターを2個使って自作したものです。
銅管で作るより製作が簡単で持ち運びにも優れているので、最近はこちらの出番が多いですね。
製作方法は以下のリンク先で紹介しています。
この装置の利点として以下の事が挙げられます。
お湯を温めるストーブ(燃焼器具)をテントの外に出して使う場合は、一酸化炭素中毒の心配がないので安心です。
お湯が安定した循環を始めると燃焼器具は「とろ火」で使用するので、燃料代がかかりません。
また、温水は自動で循環するので電源も必要ありません。
温水循環装置に使う水は、キャンプ場の炊事場などで現地調達することが出来るので、荷物の軽量化ができます。
装置のカップに入っているお湯はチューブを通って出てきた冷めたお湯なので、もし装置が倒れてお湯が掛かっても火傷はしません。
しかし、装置本体に触ると火傷します。
チューブのお湯が熱湯なので、チューブの上にシュラフやブランケットを掛けておくと、とても暖かいです。
というか暑いくらいです。
対してデメリットとしては以下の点。
日本では、キャンプ用の温水暖房装置が売られていないので自作する必要があります。
装置を循環している熱湯の通ったチューブに長時間触れて低温火傷したり、空焚きでチューブや配管が破損して熱湯が吹き出したりすると大変危険な場合があります。
タンクの水が空になると配管が破損してしまうので、定期的に水の補給が必要になります。
温水の循環が安定するまでは火加減の調整が必要になります。加圧式のストーブを使う場合は定期的にポンピングもしなければなりません。
氷点下の日に、火を消して温水器をテントの外に置いたままにすると配管の中の水が凍ってしまいます。チューブもカチカチに凍ります。
銅管内の水が凍って膨張すると配管が破損することも考えられます。
配管が凍った状態でバーナーの火にかけても、配管の上部は融けないので温水が循環しませんでした。
その際、車のエンジンをかけて温風ヒーターで強制的に配管内の氷を融かすことでトラブルを回避できました。
私は、この温水暖房を2パターンの方法で使い分けています。
まずは、チューブのみを収納袋に入れてアンカや湯たんぽ のように使用します。
使うパーツが必要最小限なので軽量化できるメリットがあります。 荷物が多くなりがちな冬キャンプで軽量化したい時に有効です。
その際には、以下のアイテムが必要になります。
必要なパーツについては以下で紹介します。
温水をテントの中に引き込む際にシリコンチューブが剥き出しになっているとお湯の温度が下がってしまうので、保温チューブが必要になります。
そこで、百円ショップで売っていた女性用の靴下を使って自作することにします。
商品名は「レディース オーバー ニーソックス」で、価格は税抜き100円でした。
サイズも丁度良いですね。
まずは靴下の「かかと」部分をカットします。
裏側から糸で縫って、かかとの出っ張りを無くしました。
そして、二つの靴下の「つま先」部分をカットして縫い合わせます。
これで靴下が一本のチューブ状になりました。
長さを計ってみると1100mmあるので、使用には問題ないでしょう。
出来上がった保温チューブを温水ヒーターに取り付けてみます。
保温チューブの長さはフライシートの外からテントの中まで引き込んでも余裕があります。
ゴムの部分は、そのままでもズレないと思いますがダブルクリップで固定しておきます。
暖房用のシリコンチューブには通常温水が流れますが、稀に熱湯や水蒸気が流れ込むこともあります。 もし、チューブに直接触れるとヤケドをする危険性があるので断熱と保温を兼ねたカバーが必要になります。
そこで、百円ショップの円形クッションを使って暖房用チューブのカバーを製作してみました。
商品名は「チェアパッド フランネル調」で、こちらも価格は税抜き100円です。
裏面はフエルト生地になっています。
フチ部分はミシンで縫われていましたが、糸を解いて半分ひらくようにしました。
そして、外したミシン糸を使って手縫いでフチを縫い直しています。
これで、ペロっとめくれます。
マジックテープを取り付けて固定しても良いと思いますが、当面はこのまま使ってみることにしました。
作った収納ケースにシリコンチューブを入れてみます。
表生地はフランネルなので肌触りが良いですね。
そして、シリコンチューブの温度が一番高くなる部分にはケーブルチューブを巻いています。
こちらも百均で売っています。
ここは銅管コイルから熱水や水蒸気が最初に通る部分なので高温になります。
剥き出しの放熱チューブをウレタンマットの上に置いていると熱で跡がつくほどなので注意が必要です。
温水ヒーターの本体はキャンプ用ストーブの上にのせているだけなので突風や振動で落下してしまう恐れがあります。
そこでダブルクリップを3本使ってロープで固定してみました。
もし、本体が倒れたとしても上部にあるタンクの温水は熱湯ではないので火傷することはないと思います。 ただ、装置本体がテントに当たると生地が確実に溶けます。
三方向からロープで地面にペグダウンすれば動きません。
グラつかなければ良いので少し緩めにロープを張っています。
本体は軽いのでペグは小さなものを使っています。
ストーブの炎を弱火で安定させるためには風防が必要になります。
使用しているのはオプティマス ノヴァに付属していたペラペラのアルミ風防ですが、風除けの効果は抜群です。
実際に温水ヒーターを野外で使用してみました。
テントの外に燃焼器具を設置して温水が通る放熱チューブをテントの中に引き込んでいます。
フライシートを閉めた状態でも問題なく使用できます。
このカバーの中にシリコンチューブがグルグル巻きの状態で入っています。
カバーの下に温度計を入れて計測してみると。
40℃でした。
温水暖房の放熱チューブをシュラフの足元に入れます。
ポカポカです。
冬用のダウンシュラフだと暑いくらいですね。
冬のキャンプで眠る時に冷え切った体を暖めるには丁度良いかも。
当時の気温は9℃でしたが、夏用の封筒型シュラフに放熱チューブを入れると適温でした。
今回は6時間ほど連続使用してみましたが、問題なく暖かく過ごせましたね。
途中、水位制御タンクに水の補給したり、追加のポンピングなどが必要ですが、それもまた楽しいでしょう。
更にコタツの熱源に温水暖房を使っても暖かいです。
寒い屋外でもコタツの中に蓄熱性に優れたダウンシュラフを入れる事で保温効果が高まります。
就寝時もポカポカのシュラフに入ることが出来るので一石二鳥です。
また、別の使い方で暖房用のシリコンチューブをマットに這わせることでオンドルのような床暖房装置としても機能します。
その際は、以下のアイテムが必要になります。
こちらは最初に製作した温水床暖房マットです。
これがあれば、ポータブルに持ち運びができるオンドル暖房になります。
温水床暖房マットはキャンプマットの上に敷いて使います。
温水床暖房マットに寝転んで、その上からシュラフを被せるだけで とても暖かいです。
タープの外は雪がちらついていますが、まるでコタツに入っているかのようなホカホカ気分♪
燃料に灯油を使っていれば、長時間使用しても燃料代が気になりません。
2日間のキャンプでトータル8時間くらいは使ってましたが、1リットルの燃料ボトルで半分くらいの消費でしたね。
そして、次に製作した温水床暖房マットはバスマットを利用しています。
バスマットは生地が厚いので型崩れしにくく、断熱効果が高いのでキャンプマットに熱による影響を与えることもありませんでした。
外気温は1.8℃で暴風雪警報が出ていましたが、締め切ったテント内に温水床暖房マットを入れると30分ほどで室温が13.7℃まで上昇しましたね。
バスマットは生地が厚いので型崩れしにくく、断熱効果が高いのでキャンプマットに熱影響を与えることもありませんでした。
温水循環装置の収納バッグとして、百均で売っていた「スタッフバッグ レジャー」が最適でした。
ベルクロも使われていないシンプルなロールトップ式のバッグですが軽量なので良いのです。
温水循環装置の本体と放熱チューブがスッポリと入ります。
まだ容量に余裕があります。
バッグの上部を閉じてクルクルっと巻いてバックルをカチッとロックします。
ストーブとボトルも一緒に並べてみました。
今回は1リットルの燃料ボトルを使用しましたが、トロ火で使用するので600ccのボトルでも8時間くらいは使用可能です。
氷点下2℃の気温下でも使ってみましたが、とても快適でした。
使用後に銅管内の水を抜き忘れると凍結して割れるリスクがあるかも知れないと心配しましたが、今のところ問題ありません。
また、PC用ラジエーターで作った温水循環器なら更に軽量で収納サイズが小型になります。
最近(2026年)は、こちらの温水循環器の方が出番が多いですね。
自動循環式の温水暖房装置、今まで使ってきたキャンプ用暖房器具の中では群を抜く暖かさで手軽な装置だと実感しています。
本場韓国製のキャンプ用温水循環マットなんて商品も売られています。
【関連商品・プロモーション】
【関連記事】
ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。
最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。
スポンサーリンク
【ソロキャンプ】
キャンプには色々な楽しみ方があると思います。
大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ
その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。
ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。
雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。
一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。
キャンプ生活で起こる様々な問題やトラブル、ちょっとした工夫で快適なアウトドア生活が送れるアイデアなど、このページがお役に立てることができれば幸いです。
なお、一度書いた記事を再度、更新する事もしばしばあります。ページで紹介している、おすすめ商品が売り切れでリンク切れになっていることもございます。
そして、この記事を読む人によっては意見の相違もあるかと思いますが何卒ご了承願います。
【関連記事】
【ソロキャンプ】
キャンプには色々な楽しみ方があると思います。
大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ
その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。
一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。