こたつキャンプの楽しみ方 - スノコと百均アイテムで自作できるコタツ用テーブル

和室で使う定番の暖房器具といえば「こたつ」を思い浮かべますよね。

そんな「こたつ」をキャンプでも暖房アイテムとして使ってみました。

わざわざ電源サイトを利用しなくても、テーブルと熱源さえあれば、どんな場所でもコタツでポカポカ気分が味わえます。

このページではスノコと百均アイテムで自作した組み立て式のコタツ用テーブルを紹介しています。

桐製のスノコで自作すれば超軽量で持ち運びにも大変便利です。

そして、テントの中でコタツを使うなら燃焼物を使わない熱源がおススメ。

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製作材料

「こたつキャンプ」を楽しむ為には、まずはコタツ用テーブルが必要です。

そこで、組み立て式の軽量なコタツ用テーブルを作ることにします。

製作に使用した材料は以下のものになります。

    製作材料
  • スノコ(750mm)
  • トラス小ねじ M6×30mm:4本
  • ゴムワッシャー 6×13mm:4本
  • ワッシャー 6×13mm:4本
  • ジョイントラック用ポール 390mm:4本

使用する主な材料について説明します。

スノコ(750mm)

このスノコは、5年ほど前に近所のディスカウントショップで購入しました。

購入時は2枚セットで確か298円だったと思います。

スノコの素材は「桐」なので とても軽く、主に押し入れ用として使われるものです。

今回は予備の一枚を使いました。

桐の激安スノコ

トラス小ねじ M6×30mm

M6のネジなら何でも構いませんが、頭の平らなトラス小ネジなら出っ張りが少ないのでおススメです。

コタツの脚を固定する為に使用します。

トラス小ねじ M6×30mm

ゴムワッシャー 6×13mm

ドライバーが無くてもネジが空回りしないようにする為に摩擦力の大きいゴム製のワッシャーを使います。

また、強度が弱い桐の木をゴムワッシャーで保護し、ネジで傷が付くのを防止する目的もあります。

ゴムワッシャー 6×13mm

ジョイントラック用ポール 390mm

ジョイントラック用ポールはダイソーさんで購入しました。

色とサイズは各種ありますが、どれも税抜き一本100円です。

今回は39センチの長さのポールを使います。

ジョイントラック用ポール 390mm

テーブルの製作

まずはスノコをバラします。

板を固定している棒をペンチでつまんでグラグラ動かすと隙間ができるので、そこへ太めのマイナスドライバーを差し込んで開きます。

棒は接着剤で固定している場合もあるので要注意。

スノコをバラす

釘はペンチで引っこ抜いておきます。

針のように細くて危険なので、全て鉄くずゴミとして処分します。

釘はペンチで引っこ抜く

正方形のテーブルを作るのですが、一辺の長さをどのくらいにするか迷うところです。

下にキャンプ用マットを敷くことを考えたら50センチ+αくらいが使いやすいと思います。

スノコの長さが75センチなので、25センチ分をカットします。

スノコの長さが75センチ

桐の木なのでノコギリで簡単にカットできます。

桐の木なのでノコギリで簡単にカットでき

カットした2つのパーツを写真のように背中合わせにビスで固定します。

木工用ボンドで固定してもオッケーです。

カットした2つのパーツを背中合わせにビスで固定

この段差ができた部分はスノコの横幅に合わせています。

ただ、スノコの横幅は それぞれ微量に違います。

なので、4本のスノコ板に番号を書いておき、それぞれの幅に合わせて作ります。

この段差ができた場所はスノコの横幅に合わせている

4本のスノコ板の加工が終わりました。

4本のスノコ板の加工が終わった

4本まとめて手に持っても、とっても軽いです。

4本まとめても、とっても軽い

重量は4本合わせて419グラムしかありません。

重量は合わせて419グラム

スノコ板を直角に合わせてから、電動ドリルでビスを通す穴を開けます。

直径φ6ミリのドリル刃を使いました。

1スノコ板を直角に合わせてビスを通す穴を開ける

下の板も貫通させます。

桐の木は柔らかいので、すぐに穴があきます。

下の板も貫通させる

トラス小ネジには予めゴムワッシャーを通しておきます。

ゴムなので回り止めになります。

トラス小ネジには予めゴムワッシャーを通しておく

そして、板にトラス小ネジを差し込みます。

板にトラス小ネジを差し込む

反対側には普通のワッシャーを通します。

反対側には普通のワッシャーを通す

ジョイントラック用ポールの先端には、高さ調整用のアジャスターがあります。

このアジャスターを外すとM6サイズのネジ穴があるのです。

そのネジ穴にトラス小ネジを差し込んで回せば、ジョイントラック用ポールはしっかりとスノコ板に固定されます。

ジョイントラック用ポールを差し込んで固定

しかし、ここで問題発生です。

桐の木が柔らかい為に、ネジを締め過ぎたり、テーブルを揺らしたりするとワッシャーが木の表面に めり込んでしまうのです。

ワッシャーが木の表面に めり込む

そこで、めり込み防止対策として「丸座金」を使います。

丸座金のサイズは内径6mm×外径30mm。

中心の穴は、M6サイズのボルトが通る大きさです。

4個入りで165円(税込)でした。

めり込み防止対策として「丸座金」を使う

普通のワッシャーと比較すると、かなり大きいです。

普通のワッシャーと比較すると、かなり大きい

丸座金なら接地面積が広いので、しっかりネジを締めても 木の表面にめり込みません。

しっかりネジを締めても めり込まない

ジョイントラック用ポールを4本とも取り付けます。

ジョイントラック用ポールは4本とも固定完了

これで、もうテーブルの形になりました。

もうテーブルの形

お次は、百均で購入した自転車用のワイヤーネットを使います。

税抜き100円の商品です。

自転車用のワイヤーネット

このワイヤーネットを写真のようにスノコに引っ掛ければ、コタツ用テーブルの完成です。

え!?スカスカですが…

と思われでしょうが、コタツは布団の上に天板をのせるのでこれで良いのです。

え!?スカスカですが

天板とコタツ布団

こたつ用テーブルの天板にはコンテナのフタを流用します。

このコンテナのフタには百均のスノコを使って製作したロールテーブルを取り付けています。

こたつ用テーブルの天板にはコンテナのフタを流用

フタをコタツ用テーブルに載せるとイイ感じです。

フタをコタツ用テーブルに載せるとイイ感じ

こたつ布団は封筒型シュラフを流用します。

どの封筒型シュラフでもジッパーを開くと正方形に近い形になります。

暖かいコタツにするなら、コールマンのコットンシュラフがおススメです。

暖かいコタツにするならコールマンのコットンシュラフ

コタツの上に天板を載せてみました。

さほど違和感はありません。

コタツの上に天板を載せる

更にカバーを掛けると雰囲気も変わります。

また、断熱&汚れ防止にもなるので一石二鳥です。

カバーを掛けると雰囲気も変わります

他にもサイズと柄が色々とあるようです。

こたつ熱源

コタツの熱源として使えるものは色々とありますが、ここでは電気を使わず一酸化炭素の危険がないものを挙げてみました。

    こたつ熱源
  • 使い捨てカイロ
  • 湯たんぽ
  • 温水暖房器

携帯カイロ

携帯式の使い捨てカイロはパックで買えばお安く手に入れることができます。

使い方は簡単で良いのですが、ゴミが大量に出るのが難点。

冷却コイル

湯たんぽ

一般的には「湯たんぽ」が使いやすいと思います。

お湯を多く入れることができる湯たんぽ なら暖かさも長続きします。

湯たんぽ

温水暖房器

これは私が自作したキャンプ用の温水床暖房システムです。

キャンプ用のストーブを使いますが、テントやタープの外に出してチューブでお湯だけを引き込むことができるので一酸化炭素中毒の心配はありません。

ストーブが燃焼している限り、暖かさが持続するのがメリットです。

キャンプ用の温水床暖房システム

こたつ敷き布団

こたつ敷布団の代わりにキャンプ用マットを使います。

マットの上にコタツ用テーブルを載せるなら固いウレタンマットが良いでしょう。

私は15mm厚の極厚銀マットを使っています。

こたつ敷布団の代わりにキャンプ用マットを使う

そして、コタツの熱源をテーブルの下に入れます。

写真では温水が循環するチューブを入れています。

コタツの熱源をテーブルの下に入れる

シュラフを掛けてセット完了です。

シュラフ1枚では隙間が出来てしまう時は2枚重ねにしても良いでしょう。

シュラフを掛けてセット完了

そして暖かさをコタツに閉じ込める最大のポイントがあります。

それは、コタツの中にダウンシュラフを入れる事。

ダウンシュラフは蓄熱性に優れているので、寒い屋外でコタツから出たり入ったりしても熱が逃げにくくなります。

また、就寝時にはポカポカのダウンシュラフの中に入れるという利点もあります。

コタツの中にダウンシュラフを入れる

使用風景

気温マイナス3℃、雪の降る朝です。

すでにコタツは、ぬくぬくになっています。

すでにコタツは、ぬくぬく

風向きによっては雪が降り込んできます。

あまりにも雪が激しい時はテントの中に設置しても良いでしょう。

風向きによっては雪が降り込んでくる

雪中キャンプでもコタツは暖かい♪

雪中キャンプでもコタツは暖かい

折り畳み式の座椅子があると更に便利です。

折り畳み式の座椅子があると便利

こたつ に入って雪景色を眺めるのも楽しいです。

こたつ に入って雪景色を眺めるのも楽しい

収納サイズ

キャンプでコタツを楽しむ為に使用するアイテムを並べてみました。

他にも色々とありますが、湯たんぽバージョンです。

    湯たんぽセット
  • 湯たんぽ
  • 4シーズン用寝袋
  • ブランケット
  • 折り畳み式コタツテーブル
  • グランドシート
キャンプでコタツを楽しむ為に使用するアイテム

コールマンのシュラフが大きいので、ほとんどシュラフだけでコンテナがいっぱいになってしまいました。

シュラフを薄いものすれば、テーブルのフレーム以外は全てコンテナに収納することも可能です。

テーブルのフレーム以外は全てコンテナに収納することも可能

こちらのセットはシュラフを3シーズン用、熱源を温水暖房器に変えています。

    温水暖房器セット
  • 自作の温水暖房器
  • 液体燃料ストーブ
  • 一酸化炭素警報機
  • 3シーズン用寝袋
  • ブランケット
  • 折り畳み式コタツテーブル
  • グランドシート

温水暖房セットのコタツ

こちらのセットならテーブルのフレーム以外は全てコンテナの中に収まります。

温水暖房器セットならオールインワン

スッキリ収納しました。

こたつキャンプはコタツ用テーブルさえあれば、簡単に楽しむことが可能なので是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

テーブルのフレーム以外は全てコンテナに収納することも可能

【関連記事】

ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。

最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。

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【ソロキャンプ】

キャンプには色々な楽しみ方があると思います。

大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ

その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。

雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。

一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。

こたつキャンプの楽しみ方 - スノコと百均アイテムで自作できるコタツ用テーブル
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