ダンロップ製のテント、Rシリーズはオートバイやカヌーでツーリング旅をするユーザーに向けてリリースされたモデルです。
最近のテントは軽量化が進む傾向にありますが、Rシリーズは軽量化よりも居住性に重点が置かれています。
このR-324は近年のテントと比較すると重量がある反面、厚い生地で耐久性があります。
そして、テントの前面と後面に大きなドアパネルがあるのも特徴です。
ダンロップ製のテント、Rシリーズはオートバイやカヌーでツーリング旅をするユーザーに向けてリリースされたモデルです。
最近のテントは軽量化が進む傾向にありますが、Rシリーズは軽量化よりも居住性に重点が置かれています。
このR-324は近年のテントと比較すると重量がある反面、厚い生地で耐久性があります。
そして、テントの前面と後面に大きなドアパネルがあるのも特徴です。
このテントは使い始めて18年ほど経過していますが、今でも現役で活躍しています。
このページでは、ダンロップ製のテント R-324ついて紹介したいと思います。
ダンロップテント R-324は、2005年前後にリリースされていたモデルです。
現在、Rシリーズのテントは発売が終了されているので、中古品しか手に入らないと思います。
R-324のカタログスペックは以下になります。
【商品詳細】
サイズ
テント:(約)間口2100mm×奥行1500mm×高さ1100mm
収納時:(約)490mm×200mm×200mm
素 材
インナーテント:70Dナイロンタフタ(通気撥水加工)
グランドシート:70Dナイロンタフタ(ポリウレタン防水加工)
フライシート:75Dポリエステルリップストップ(ポリウレタン防水加工)
ポール:A7001S-T6高力ジュラルミン
ペグ:プラスティック
重 量:(約)3.7kg(付属品含めて)
収容人数:3人
耐水圧:1500mm / cm2(平均値:2000mm / cm2)
付属品:収納袋、ペグ、張り綱
テントの収納袋の中には、インナーテント、フライシート、ポール、ペグ、張り綱が入っています。
収納袋にテントフレーム(ポール)まで収納できるので、忘れ物の防止にもなります。
テントフレームはジュラルミン製で張りが良く、テンションを強くかけることができます。
ポール同士の接続は差し込み式なので、組み立ては簡単です。
ずいぶん前に、ポールの中に通っている伸びたショックコード(ゴムひも)を、その場しのぎで裁縫用の平ゴムひもに交換しましたが、今でも問題なく使えています。
パイプに錆や変形などが無ければ、スムーズにポールの脱着が可能です。
テントフレームの先端はインナーテントのコーナースリーブに入れる仕様になっています。
スリーブの生地を気付付けないように丸いボール状になっています。
R-324に付属していたプラペグは使いにくかったので、全てアルミペグに入れ替えています。
プラスティックのペグは、かさばるし長く使っていると劣化して折れやすくなりますからね。
張り綱は4本付属しています。
ロープの直径は約3mmくらい。
ロープには三つ穴タイプのプラスチック製自在が付いています。
インナーテントは2本のフレームでテント本体を支え、1本のポールで天井部分の空間を広げる構造になっています。
後期に発売されたRシリーズのテントはテントフレームが一体化されていますが、R-324は3本のポールに分かれています。
吊り下げ式を採用しているテントなので組み立てが非常に簡単です。
日没後にテントを設営する際でもヘッドランプの明かりで素早く組み立てることができます。
インナーテントの四隅にあるスリーブにテントフレームの先端を差し込み、ポールを湾曲させて取り付けます。
ポールの強度があるので、ポールを手に持ってテントを逆さまにして持ち上げても変形することはありません。
インナーテントには10カ所に吊り下げフックがあります。
写真のように二つのフックをポールに挟んで。
右回りに回転させるだけです。
フックを外す際は、逆の要領です。
二本のテントフレームが交差する部分は二つのフックで固定されています。
テントのドアは二枚構造で、外側にはメッシュドアがあります。
ドアは逆T字のようになっていて、中央から3つのファスナーで外側に向かってスライドして開きます。
ファスナーを全て開くと、「のれん」のような感じのドアになります。
メッシュドアも本体ドアも本体に設置されているゴムひもで固定することができます。
もちろん、どちらかのドアだけを固定することも可能です。
Rシリーズの後期モデルは前面および後面の半分の面積しかドアが開きませんが、R-324は全面を開放することができます。
これが、このテントの最大の魅力だと感じています。
前後のドアをあければ、開放感抜群です。
タープの下にインナーテントだけ設置するスタイルなら夏のキャンプでも快適に過ごすことができます。
あと、テントのボトム生地はポリウレタン防水加工されていましたが劣化してしまったので、現在はシリコン防水剤を塗ってメインテナンスをしています。
シリコン剤を塗布したのでインナーテントのシームテープは全て剥がれてしまいましたが、今のところ浸水被害はありません。
まあ、テントに下が水溜まりになるような状況で使っていないので何とも言えませんが…
インナーテントの四隅に取り付けられているバックルにフライシートの四隅をカチッと接続して取り付けます。
フライシートが水分を含んで生地がたるんだ時は、バックルに接続されたベルトである程度テンションをかけることが可能です。
グリーンカラーのフライシートなので、昼間にテントの中にいても居心地は良いですね。
インナーテントの天井部分にある短いポールの両端をフライシートのゴムスリーブに通します。
出入口の上部に当たる部分です。
フライシートとインナーテントはサイドリリースバックルで固定します。
フライシートの出入り口部分にはゴムループが二か所あるので、開け閉めしない方のドアをペグで固定します。
フライシートのサイド部分にもゴムループがあります。
ゴムループをロープで延長してフライシートを広げるように固定すれば、フライシートの結露でインナーテントが濡れるのを最小限に防ぐことができます。
ベンチレーションは前後のドアに2か所あります。
開口部には樹脂製の芯が入っているので自然にベンチレーションが膨らみます。
ベンチレーションの裏側はメッシュになっています。
フライシートのガイラインループの裏側にはテントフレームに固定する為の紐が取り付けられています。
合計4か所の紐でテントフレームとフライシートを固定します。
ベンチレーションが取り付けられていない側のフライシートを開放するとテントの出入りがしやすいです。
フライシートのドアを全開放することもできます。
強風が吹いていない時は、この状態でもテントが飛んでいくことはありません。
張り綱を取り付けるガイラインループはフライシートに4か所あります。
風が弱い時はフライシートの裾(4カ所)のペグダウンだけでも問題ありませんが、強風時やドアを全開放している時はフライしシートのループから張り綱でテントを固定します。
合計8カ所のペグでテントを固定しますが、不安な時はさらに張り綱を増やしています。
付属している樹脂製の自在金具です。
慣れると意外と使いやすいです。
このR-324を設営する際は、インナーテント&タープのスタイルが多かったのでフライシートには紫外線による劣化が少ないです。
ただ、荒天時にはフライシートとタープを併用することもありました。
テントを長く使用するには、タープと併用するのが一番ですね。
グリーンカラーのテントなので、芝地では風景に溶け込みます。
目立たないので、ゲリラキャンプでも使いやすいですね。
逆にヘッドライトでテントの室内を照らすと、暗闇にグリーンカラーが浮かび上がって良く目立ちます。
テントの収納サイズはそれほど大きくありませんが、乾燥重量が3.7kgあるのでバイクや自動車での旅人に向いていますね。
軽量なテントも魅力的ですが、長く使うなら生地の厚い丈夫なテントもおススメです。
Rシリーズの後継モデルとして発売されているVSシリーズの両入口タイプのコンパクトアルパインテントです。
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その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。
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一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。
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