キャンプで使う焚き火台 - 旅先で役立つ道具の選別ポイントを紹介します

需要の高いキャンプアイテムのひとつに「焚き火台」があります。

一般的に焚き火は地面の上で行うというイメージがありますが、近年は環境保護に配慮して焚き火台を使う方が増えています。

焚き火台を使うことにより地面に生息する生物にダメージを与えることなく、炭汚れも最小限に抑えることができます。

また、燃焼効率が良い構造になっているので初心者の方でも手軽に焚き火ができるというメリットもあります。

各メーカーから数多くの種類の焚き火台が発売されていますが、どれを購入すれば良いか迷っている方も多いでしょう。

このページでは焚き火台を種類別に分けて、そのメリットやデメリットについて紹介したいと思います。

選ぶポイント

焚き火台を選ぶポイントとして以下のものが挙げられると思います。

①「焚き火を楽しむこと」に重点を置くか「焚き火で時短調理すること」に重点を置くか。

のんびりと自然に燃える炎を楽しみたいのであれば「浅箱型」「円盤型」「角錐型」「V字型」が向いていますが、高火力で燃える炎を使って短時間で調理をするのであれば、煙突効果の高い「深箱型」「カマド型」が適しています。

②使用サイズと収納サイズ

小さな組み立て式ストーブタイプの「深箱型」ならコンパクトに収納することも可能ですが、使用する薪を小さく割いたり、切ったりする必要が出てきます。 また、縦長ボディーの「V字型」「カマド型」なら小さな収納サイズながら、長い薪を入れることも可能です。

③組立方式の違い

円盤型」のように組立が簡単なものは収納サイズも大きいのですが、破損が少なく耐久性に優れています。 逆に収納サイズが小さくコンパクトになるものはパーツが多く、組み立てが少々面倒になります。

④重量が軽いか重いか。

軽量さだけを求めるなら「メッシュ型」が優れていますが耐久性が劣ります。逆に頑丈さを求めると極厚のステンレス製や鋳物製が優れていますが重量が重い。 中間のステンレス製の薄鉄板を使用したものを選ぶという選択肢もあります。

選ぶポイント

角錐型

「角錐型の焚き火台」はピラミッドを反対にしたような形状をしています。

メーカーによっては多角錐のものや、三角錐の商品もあります。

角錐型の焚き火台は底の中心に灰が溜まるので灰の散乱が少なく、高さがあるので煙突効果により良く燃えるというメリットがあります。

ただ、炭床の高さを変更するには炭床板のサイズを変えないとならないデメリットがあります。

中でもスノーピーク社の四角錐をした「焚火台」は定番の人気商品です。

重量が重いですが、耐久性はお墨付きの「焚火台」。

組み立てや、片付けが非常に簡単なことも人気のひとつ。

薄鉄板が使われているものは軽量なので、持ち運びにも便利。

多角錐をした焚き火台もあります。

V字型

「V字型の焚き火台」は2枚の鉄板の片側が閉じてV字に開かれた、三角柱を横にしたような形状をしています。

V字型の焚き火台には、パカっと開いてすぐに使える「蝶番式」と板を差し込む「組立式」があります。

本体の大きさの割には長い薪が入り、横壁のないオープンタイプは燃焼効率が良く、クローズタイプの場合でも煙突効果があるので良く燃えます。

ただ、横壁のないオープンタイプは軽量なのですが、風の影響を大きく受けてしまうデメリットがあります。

ソロキャンプではPicogrillに代表されるような組立式の軽量なV字型の焚き火台がダントツ人気がありますね。

【関連商品・プロモーション】

こちらは横壁のあるUCOの蝶番式の焚き火台。

こちらは、収納時の外観がノートパソコンみたいになるタイプ。

浅箱型

「浅箱型の焚き火台」は脚の付いた浅い箱のような形状をしています。

底面が広いので薪を置きやすく、直火で焚き火をするような感覚で自分好みに薪の組み方ができるという利点があります。

ただ、風の影響を受けやすく、放置すると火が消えやすいというデメリットがあります。

しかし、焚き火の組み方の練習になるのでスキルは向上するでしょう。

折り畳み式で素材に薄鉄板が使われているものは軽量で持ち運びもしやすい。

中でもユニフレームのファイアグリルは昔から定評が高く、軽量で耐久性にも優れています。

ゴトク付きなので焚き火での調理も可能です。

【関連商品・プロモーション】

こちらは安価な類似品。

スチール製ですが、組み立てが簡単な焚き火台兼B.B.Q.コンロ。

深箱型

「深箱型の焚き火台」は縦長の箱、もしくは円筒形の形状をしています。

薪の火力が強いので、どちらかというと「薪ストーブ」のカテゴリーに分類される場合が多い。

焚き火台の高さがあることで、燃焼時には内部で煙突効果が生み出され、強い上昇気流が発生します。

その為、火力が高くなるにしたがって内部も高温になるのが特徴です。

焚き火台の出口で高火力が発生するので、のんびりと焚き火の明かりを眺めるといった使い方より、薪を使ってスピーディーに調理作業をするのに適しています。

ただ、火力が強いので薪の消費も早いというデメリットもあります。

箱型の中でも、井げた式の構造のものは本体の隙間から炎の明かりが見え、熱が上部だけに集中しないという利点もあります。

収納サイズがB6サイズの笑'sのコンパクトな焚き火台。

こちらは組み立て式の小型ストーブ。

組み立て式のネイチャーストーブはイメージしているものより小さい場合が多いので購入時にはサイズに要注意です。

円盤型

「円盤型の焚き火台」は浅いディスクのような形状をしています。

円形なので、どの角度からでも薪を焚くことができます。

本体の折り畳みは出来ませんが、ディスク状なので変形が少なく設置や片付けが大変楽に行えるメリットがあります。

ただ、「浅箱型の焚き火台」と同じく風の影響を受けやすく、放置すると火が消えやすいというデメリットがあります。

デザイン性の高いコールマン製品が人気のようです。

こちらはスチール製の焚き火台。

家の庭で使うには便利な鋳物でできた重量のある焚き火台。

メッシュ型

「メッシュ型の焚き火台」は本体が細かいステンレス製の網で作られています。

本体が網状なので、空気の流れが良く薪が効率よく燃えます。

焚き火台の中では群を抜く軽量さも利点です。

ただ、メッシュ構造なのでハードに使い込むと破れてしまうこともあり、灰が網の目から落ちてしまうことも難点です。

最近は安価なメッシュ型の焚き火台が数多く販売されていますが、同時に替え網も用意してあるメーカーが良いでしょう。

こちらは、ゴトクも付いているコンパクトに収納が可能なメッシュタイプの焚き火台。

少々高価ですが、こちらも定評のあるモノラルの焚き火台。

カマド型

「カマド型の焚き火台」はキャンプ場の炊事場に設置されているカマドのような「コの字」の形になっています。

焚き火の炎が三方向の壁から反射されるのでとても暖かいという特徴があります。

さらに、煙突効果も発生するので火力も強く調理にも向いています。

ただ、冬場は快適なのですが夏のキャンプでは汗だくになるのがデメリット。

日本製は重量のあるしっかりとした造りをしているので耐久性が期待できます。

【関連商品・プロモーション】

こちらは収納サイズがB6サイズになるコンパクトなカマド型の焚き火台。

こちらは低価格のカマド型焚き火台。

いっその事、焚き火台を自作してしまうという方法もあります。

焚き火台の作り方は以下のページで紹介しています。

【関連記事】

ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。

最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

【ソロキャンプ】

キャンプには色々な楽しみ方があると思います。

大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ

その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。

雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。

一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。

キャンプで使う焚き火台 - 旅先で役立つ道具の選別ポイントを紹介します
この記事が気に入ったら「シェアをお願いします!

キャンプ生活で起こる様々な問題やトラブル、ちょっとした工夫で快適なアウトドア生活が送れるアイデアなど、このページがお役に立てることができれば幸いです。

なお、一度書いた記事を再度、更新する事もしばしばあります。ページで紹介している、おすすめ商品が売り切れでリンク切れになっていることもございます。
そして、この記事を読む人によっては意見の相違もあるかと思いますが何卒ご了承願います。

【ソロキャンプ】

キャンプには色々な楽しみ方があると思います。

大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ

その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。