テントやタープの設営時に必要になる技術の一つに「ペグの打ち方」があります。
特に風の強い日に設営する際は、張り綱がペグでしっかり固定されていないとテントの倒壊や破損の原因にもなりますからね。
抜けないペグ打ちのポイントは、「ペグの深さ」「ペグの角度」「ペグと張り綱の位置」の3点です。
ここでは、基本的なペグの打ち方から応用編までを紹介したいと思います。
テントやタープの設営時に必要になる技術の一つに「ペグの打ち方」があります。
特に風の強い日に設営する際は、張り綱がペグでしっかり固定されていないとテントの倒壊や破損の原因にもなりますからね。
抜けないペグ打ちのポイントは、「ペグの深さ」「ペグの角度」「ペグと張り綱の位置」の3点です。
ここでは、基本的なペグの打ち方から応用編までを紹介したいと思います。
ペグが抜けないようにする為には、打ち方以外にも長いペグを使ったり、地面状況に適したドリルタイプ・鍛造製などのペグを使うという方法もあります。
砂地では通常のペグでは効果を発揮せず、サンドペグが必要になります。
新品のテントやタープに付属していることが多いアルミ製のペグを使って基本的なペグの打ち方を紹介します。
このアルミ製の丸棒ペグは安価で手に入りやすく、強度や耐久性も高いのでおススメです。
私はペグを打つ時に以下の3つのポイントが重要だと経験上、感じています。
巷ではペグの打ち込み角度は地面に対して45~60度と言われる事があります。
しかし、張り綱が地面に対して45度以上の角度になった場合は当てはまりません。
ペグが地面に対して60度の角度でも張り綱との交差角度が90度以上開いていると抜けやすくなりますからね。
なので、地面とペグとの角度ではなく「ペグと張り綱の角度は90度以下」と覚える方が簡単です。
角度が90度より小さければ、ペグに掛かる力は地面側に向かいますからね。
そして、ペグは地面に3分の2以上は刺し込んで抜けないようにします。
ペグを打つ際はロープ(張り綱)を掛ける位置にも注意する必要があります。
例えば、ペグを打つ際に地面の下にある岩に当たって3分の2以上打ち込めない時があったとします。
そうするとペグの頭に掛けている張り綱がテコの原理で抜け易くなるのです。
そんな時は、ペグと張り綱の交差角度が90度よりも小さくなるように、張り綱を掛ける位置を地面側に移動させます。
ペグと張り綱の交差角度が90度よりも小さければ、張り綱が引っ張る力は地面側へ向かうので抜けないのです。
反対に地面が柔らかい粘土質だった場合はペグと張り綱の交差角度を90度以下に保ったまま、ペグの頭まで地面に打ち込みます。
この方法ならペグの頭の先端も地面に食い込むので更に固定強度がアップします。
ここまで打ち込んでしまえば、ペグは簡単には抜けません。
風が強い時はペグは長い時間をかけて揺さぶられます。
その結果、ペグの穴が広がって最後には抜けてしまうのです。
その対策として、30センチのロープを使います。
まずは、ロープの端を結んで輪っかを作ります。
そして、ペグの頭の付け根に輪っかを掛けて、その先を別のペグで固定するのです。
もちろん、別のペグも交差角度を90度以下に保ったまま打ち込みます。
ポイントとして、「張り綱」と「輪っか」は平行になるようにします。
ペグが「輪っか」で固定される事により、強風が吹いてもペグの揺れを最小限に抑える事ができるのです。
ペグを刺し込んだ穴が広がらなければ抜けにくくなりますからね。
「三角打ち」とは2本のペグと自在金具に張られたロープが三角の形になるペグの打ち方です。
2本使えば強度も2倍です。
まずは1本のペグを打ち込み、次にもう一本のペグを少し離れた場所に打ちます。
そして、その2本のペグにロープを引っ掛けます。
こちらもペグの打ち込み角度は先程と同様になるようにします。
ただ、風が強い時は内側にも引っ張られるので、ペグを若干外側に向けて打つ方が良いでしょう。
「クロス打ち」とは読んで字の如く、ペグが十文字に交差するようなペグの打ち方です。
2本のペグでロープを支えるのではなく、ロープを支えているペグを別のペグで押さえるような形になります。
2本のペグがクロスしている部分が地面と同じ高さにするのがポイント。
そして、ロープの掛かる位置もクロスしている部分になります。
ペグが動かなければ打ち込み強度が上がりますからね。
ペグの打ち方さえマスターすれば、強風が吹いてもテントやタープがバタつくことはありません。
しっかりと地面に打ち込んだペグは簡単には抜けません。
そこで、頑丈な鍛造ペグを1本だけ用意することをおススメします。
まずは、地面に埋まったアルミ製ペグの頭に鍛造ペグの先を差し込みます。
そして、テコの原理を使ってアルミ製ペグの頭を持ち上げます。
すると、意外と簡単にペグが抜けます。
注意点として、アルミ製ペグの頭を持ち上げる時に張り綱を鍛造ペグで挟まないようにします。
それは、ペグ同士でロープを挟んでしまうと切れてしまう恐れがあるからです。
このように「ペグの打ち方」と「ペグの抜き方」をマスターすれば、よりキャンプの設営と撤収が早くなることでしょう。
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最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。
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キャンプには色々な楽しみ方があると思います。
大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
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その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。
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一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。
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