キャンプ生活をより快適にするアイテムのひとつにタープがあります。
テントの入口にタープを張ることで広いリビングスペースが生まれ、雨の日でも濡れずに自炊ができるようになります。 また、日除けにもなるというメリットもあります。
ただ、「広い前室付きのテントを使っている」「晴れの日しかキャンプしない」「日の出と共に撤収する」といった方はタープの必要性を感じない方もいるでしょう。
設営にはタープポールも必要になり、荷物が増えるというデメリットもあります。
キャンプ生活をより快適にするアイテムのひとつにタープがあります。
テントの入口にタープを張ることで広いリビングスペースが生まれ、雨の日でも濡れずに自炊ができるようになります。 また、日除けにもなるというメリットもあります。
ただ、「広い前室付きのテントを使っている」「晴れの日しかキャンプしない」「日の出と共に撤収する」といった方はタープの必要性を感じない方もいるでしょう。
設営にはタープポールも必要になり、荷物が増えるというデメリットもあります。
荷物の軽量化をするのであれば、タープ泊をしたり、タープをテントのフライシート代わりに使うといった方法もあります。
このページではキャンプ生活を快適にする個人的に気に入ったタープについて紹介したいと思います。
正方形のタープはスクエア型タープと呼ばれています。
どの辺も同じ長さなので、収納袋から取り出してすぐにタープを張り始める事ができるという利点があります。
美しく張るには多少の慣れが必要ですが、カバーできる面積が広いので実用性が高い。
下の写真のスクエア型タープは「ヒルバーグ タープ20 エクスペディション」です。
旧モデルなのでガイラインループと張り綱の本数が少なく、展開サイズの割には重量が1.6キロと軽量です。
このタープの最大の特徴として、生地の材質にシリコンでコーティングされたナイロンが使われている点です。
ナイロン生地でもシリコンでコーティングされることにより、熱や紫外線に強くなり、水をよく弾きます。
ヒルバーグのタープには更に薄いシリコンナイロンで作られた軽量なULシリーズもあるのですが、強度と価格の面でこちらのモデルを選んでいます。
生地が厚い方が遮光性に優れているのですが、このタープはもともと薄い生地なので、日除けとして使うにはタープを高く張る必要があります。
シームテープは使われておらず、わずかに生地の縫い目から太陽の光が見えることがあるのですが、不思議と水漏れはしません。
このタープを使用してから9年目にして生地から水漏れが発生しましたが、シリコン防水処理剤を塗布して今は復活しています。 13年も使用していますが、未だに現役です。
現在のキャンプスタイルはテントのフライシートを使わず、インナーテントとタープを組み合わせて使う事が多いです。
タープの使用サイズは4.5m×4.5mと、かなり大型です。 通常の張り方なら、大人数でのキャンプでも使用が可能なサイズです。
このサイズを一番に選んだ理由は「雨の日でもキャンプを楽しむため」。
長期のキャンプ旅では必ず雨の日にキャンプをしなければならない場面に遭遇することがあります。
特に雨の中でのテント設営は、どんなに努力してもテントの中がビショ濡れになりますからね。
しかし、テントをスッポリと覆うことができるタープがあれば、タープの下で濡れずにテントを設営することが可能になります。
もちろんタープの設営時に雨具を着用しなければ濡れてしまいますが、タープさえ張ることができればあとは楽勝です。
タープを高く張る場合はポールを2本使う事もありますが、通常は180センチ長のポール1本で設営しています。
ポールが無ければ、山の中で木の枝を拾って来てタープポールを作ってもよいでしょう。
タープをA型テントのようにして使うこともできます。
インナーテントはタープで完全に覆われているので、雨が降っても濡れることはありません。
ヒルバーグ タープ20にはカッコイイ、サンドカラーもあります。
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価格はアップしますが、ウルトラライトなら更に軽量です。
サイズが豊富で、かなり軽量。
こちらは、ちょっと小型ですがシルナイロン製のスクエア型タープです。
五角形のタープはペンタゴン型タープと呼ばれています。
タープを張った時の形がカッコイイので人目に付きます。
また、スタイルの良さだけでなく、張り方のバリエーションが無数にあるので応用性にも優れています。
小型のペンタゴン型タープはソロテントとの相性が良く、使っているキャンパーも多いでしょう。
特徴の1つとして、矩形のタープと違ってガイラインループが角部分にあります。
角部分はロープでテンションをかけると生地が伸びるので、タープを張った時のシルエットが美しく見えます。
同じく、設営の容易さから六角形(ヘキサゴン)のヘキサタープも人気です。
このタープは「スノーピーク ライトタープ ペンタ シールド」。
名前の通り、五角形のタープです。
このタープの生地には紫外線に強いポリエステルが使われています。
75Dの生地に遮光性能に優れたPUコーティングが施されているので耐久性もあります。
張り綱を含めた重量は900gですが、厚い生地で日差しをしっかりと防いでくれます。
正五角形ではなく、変則五角形なので単体でシェルターとして使うことも可能です。
ソロテントのリビングとして使うなら、小型のペンタゴン型タープが適しているでしょう。
設営時に辺りが暗くても、スピーディーにタープを張ることができます。
安心できる日本製のペンタゴン型タープ。
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長方形のタープはレクタ型タープと呼ばれています。
長方形の比率はメーカーによって様々ですが、サイズの種類が多いので自分の気に入ったものを選ぶことができます。
使い方はスクエア型タープと同様ですが、長方形の利点を生かした張り方が豊富にあります。
ノートの紙を使って、タープの張り方を色々と考えるだけでも楽しくなります。
直角に折り曲げて壁を作ったり、片側だけを傾けて朝夕の日差しを防ぐといった使い方もできます。
このタープは「ブッシュクラフト オリガミタープ 4.5×3」です。
収納サイズが小さく、重量が1000gと軽量です。収納サイズが小さいので、逆に重量を感じるほど。
このタープの生地には薄い15Dリップストップナイロンが使われています。
展開サイズが巨大な4.5m×3mなのに軽量な理由は、この薄い生地が使われているからです。
ナイロン素材なので引張強度に優れており、薄い素材の割には強風に耐えます。 ただ、大きなタープなので風の抵抗を受けやすく、風向きと張り方次第では破損の可能性もあります。
そして、最大の特徴としてタープの表面に無数のガイラインループがあること。
ガイラインループの総数は、なんと35か所。
オリガミタープの名前の通り、折り紙をするような感覚で様々なタープの張り方を実践することが可能です。
そして、このタープを選んだ決め手はサイズが4.5mだったこと。
現在メインで使っているヒルバーグ タープ20のサイズに合わせる為に、このタープをチョイスしました。
ただ、生地が薄いので日除けとして使うには役不足といった感じを受けます。
太陽がさんさんと降り注ぐような場所や風の強い海岸などは苦手ですが、木陰の多い林間サイトではフルに機能を発揮できるサバイバルタープです。
もちろん、単体でシェルターとして使うことも可能です。
張り綱のバリエーションが色々できるので、自由な形に展開できます。
タープをA型テントにすることも可能です。
本体カラーがブラックなので、一目を忍んだゲリラキャンプにも適しているでしょう。
設営シミュレーション用の専用折り紙が10枚付属していました。
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二つのタープを組み合わせることで、スクリーンタープのような閉鎖された空間を作り出すこともできます。
もちろん、タープなので風通し良く開放することも可能です。
冬のキャンプでは夜間にタープを閉じて寒さをしのぎ、太陽が昇ればタープを開放するといったスタイルを楽しめます。
ヒルバーグ タープ20とスノーピーク ペンタを組み合わせて使っています。
タープの中には3人用テントが入っていますが、広いリビングスペースも確保できています。
風向きが変わった場合は、風上のタープを上側にして強風をしのいでいます。
ヒルバーグ タープ20とオリガミタープ 4.5×3は更に相性が良い。
オリガミタープは強度的に不安があるので、メインで使うことはあまりなく、ヒルバーグ タープと合わせて使うか、場所を選んで使い分けています。
風が強い時は、タープのサイズを小さくして風の抵抗を受けないようにします。
このタープはガイラインループが多いので、こういった応用が簡単に出来ます。
本来タープではありませんが、仮設的にブルーシートをドカシータープとして使うといった方法もあります。
何故、仮設的かというとブルーシートは紫外線に弱いPE素材で作られており、耐久性があまりよくありません。
何度も畳んだり広げたりを繰り返していると、折れ目の部分に穴が空きます。
そして、何より伸びない生地なので美しく張るには技術が必要です。 張り綱が緩むとバサバサと大きな音を立てるのでウルサイ。
そしてハトメが弱く、強風が吹くとすぐに破損してしまいます。
しかし、価格が安いのは魅力です。
安価なブルーシートなら焚き火の煙で燻されても気にならないので、雨天での焚き火も楽しめます。
3000番のブルーシートなら太陽光も遮ることができますし、強度も優れています。
重いのがネックですが、グランドシートも兼ねて非常時のみにタープとして使うならブルーシートもありです。
最近は、ブルーシートのカラーバリエーションも増えました。
ブルーカラー以外なら貧乏臭く感じなくて良いでしょう。
ODグリーンカラーのブルーシートなら、林間サイトで使えば違和感はありません。
紫外線に強いシルバーカラーでスクエア型の四畳半サイズ。
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人気のODグリーンカラーで六畳サイズ。
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ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。
最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。
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【ソロキャンプ】
キャンプには色々な楽しみ方があると思います。
大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ
その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。
ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。
雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。
一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。
キャンプ生活で起こる様々な問題やトラブル、ちょっとした工夫で快適なアウトドア生活が送れるアイデアなど、このページがお役に立てることができれば幸いです。
なお、一度書いた記事を再度、更新する事もしばしばあります。ページで紹介している、おすすめ商品が売り切れでリンク切れになっていることもございます。
そして、この記事を読む人によっては意見の相違もあるかと思いますが何卒ご了承願います。
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