ビッグアグネス ジャックラビット SL3 - アメリカンサイズの広い3人用テント

このジャックラビットSL3、今までキャンプ場で見たことがないので(ネットも含めて)日本で使っている人は少ないと思われます。

3人用のテントですが、アメリカサイズなので居住空間が広くて超快適、しかもこの広さで重量が2.5kgを切る軽さ。

二重のメッシュドアではありませんが、インナーテントの上部半分がメッシュ仕様なので夏でも涼しい。

暴風雨には弱いものの、工夫次第では とても快適なテントです。

日本のテントのように雨に対しては強くありませんが、メインテナンス好きの方には最適なテントだと思います。

生地が薄いのでテントフロアに穴を開けないように注意も必要です。

商品の詳細

Big Agnesは北米では人気の高いテントのブランドです。

このテント、Jack Rabbit SL3は2011年ごろに日本で販売されていたモデルです。

当時は前後に出入口があるウルトラライトのテントは少なかった記憶があります。

日本の3人用テントのサイズは通常 2m×1.5m ですが、このテントはそれより一回りほど大きい。

そして、テント室内が広い割にはテントの高さが低く抑えられているので意外と風にも強い特徴があります。

【商品詳細】

サイズ
 フロア長:(約)224cm
 フロア幅:(約)178cm
 フロア高:(約)107cm
重 量:(約)2,380g
フロア面積:(約)4.0
材 質
 ポール:DACプレスフィット
 フライ:シリコン・ポリウレタンコーティングリップストップナイロン
 本 体:リップストップナイロン・ポリエステルメッシュ
 フロア:シリコン・ポリウレタンコーティングリップストップナイロン
カラー:オリーブ/ラスト
付属品:収納袋、ペグ、張り綱

Big Agnes Jack Rabbit SL3 ビッグアグネス ジャックラビット SL3

インナーテント

設営時にはフレームポールの末端をインナーテントの四隅に取り付けられているグロメットに差し込みます。

このテントは吊り下げタイプなので、あとはインナーテントのフックをフレームに引っ掛けるだけです。

テントフレームが双Y字型なので壁の立ち上がり角度が垂直に近く、室内空間がより広く感じられます。

ジャックラビットSL3のインナーテント

吊り下げフックはダンロップテントのように捩じるタイプではなく、ストレートに引っ掛けるだけです。

強風が吹いている時にフックが外れたことはありますが、フックが外れることによってフレームが折れずに済むという利点もあります。

吊り下げフックはストレートに引っ掛けるだけ

半面メッシュ

インナーテントの上側半分はメッシュになっています。

前後のドアも上側半分がメッシュになっているので、日本製テントのように二重ドアにする必要がありません。

二重ドアの場合は生地もファスナーも増えるのでテント重量が増加しますからね。

フレーム自体は左右対称ですが、実は片側の側面は完全メッシュ仕様になっています。

片側の側面は完全メッシュ仕様

夏はフライシートを使わずにタープ&インナーテントだけで過ごすと開放感があります。

インナーテントだけで過ごすと開放感抜群

テントの前後ドアは対角線上ではなく一直線上に作られています。

実感としては、テント内から眺める外の風景は一直線上の方が開放感があるような気がします。

しかし、換気の面では対角線上の方が良いのかも知れません。

テント前後ドアは一直線上に作られている

フライシート

フライシートの取り付けは、出入口の上部にあるセンターポールの先端をフライシートに引っ掛けて四隅のバックルをロックするだけ。

とても簡単です。

ジャックラビットの利点と欠点

フライシートの四隅にあるバックルはベルトの色で取り付け位置が分かるようになっています。

赤色のベルトには赤色のベルトを。

フライシートの四隅にあるバックルはベルトの色で取り付け位置が分かるようになっている

そして、反対側の2か所は黒色になっています。

反対側は黒色のベルト

フライシートの裾も引っ張って地面にペグダウンします。

ここが弛んでいると、インナーテントとフライシートが接触して結露しやすくなります。

フライシートの裾も引っ張る

フライシートを半分開けるとこんな感じ。

フライシートを半分開ける

更に全開にすると開放感があります。

更に全開すると開放感がある

ドアを留めるベルトはゴム製ではないので、劣化して伸びる心配はありません。

地味ですが、この点もイイ。

ベンチレーションはテントの前後に2か所ある

ベンチレーション

ベンチレーションは固い芯の入った棒で突っ張ります。

収納時には折り畳んでいます。

折り畳み式のテントのベンチレーション

ベンチレーションを立ち上げる時は芯棒をマジックテープに付けて突っ張ります。

ベンチレーションを立ち上げる

使用風景

このテントの良いところは以下の点。

①ライトグレー色のフライシートなのでテントの中が明るく、中で長時間過ごしても飽きない。

②4か所の張り綱とフライシートにテンションを かければ多少の強風でも耐える事ができます。

③テントフレームが双Y字型なので室内が広く、前後ドアで開放感抜群です。

④3人用テントの割に超軽い

惜しい点は以下になります。

①フライシートのガイラインループの裏側にポールと連結するロープが無いので強度が弱い。

②雨天でのハード使用をあまり想定していないアメリカのテントなのでシームテープが弱く、すぐに剥がれる。

③テントフレームに結露した水滴が天井のメッシュを通り抜けて落ちてくる。 また、雨の振動でもフライシートの裏側の結露した水滴が落ちてきます。

④フレームの構造上、しっかりとフライシートにテンションをかけないと風に弱い。

⑤全体的に生地が薄いので、トゲのある草や尖ったものに当たるとすぐに穴があく。

以前、テント設営時に風が吹いていなかったので張り綱を張らなかったことがありました。

その後、買い出しに行って戻ってきたら、暴風雨の影響でテントフレームが90度に変形していたのでした。

なので、張り綱は必須です。

テントフレームが変形してしまう可能性があるので張り綱は必須

収納サイズ

付属の収納袋はフレームポールも一緒に入れることができます。

その為、テント重量の割には収納袋のサイズが大きい。

なので、フレームポールを別にすればテント自体の収納サイズは更に小さくすることが可能です。

テント自体の収納サイズは更に小さくなる

フレームポールはザックのサイドポケットなどに収納すると良いでしょう。

軽量で室内空間の広いテントは快適に過ごせるので、長期キャンプには最適です。

フレームポールはザックのサイドポケットなどに収納する

ジャックラビットSL3の製造は終了しているので、もう手に入りませんが、こちらのモデルは形が似ています。

ただ、耐久性はどうなんでしょう。

【関連商品・プロモーション】

【関連記事】

ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。

最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

【ソロキャンプ】

キャンプには色々な楽しみ方があると思います。

大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ

その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。

雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。

一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。

ビッグアグネス ジャックラビット SL3 - アメリカンサイズの広い3人用テント
この記事が気に入ったら「シェアをお願いします!

キャンプ生活で起こる様々な問題やトラブル、ちょっとした工夫で快適なアウトドア生活が送れるアイデアなど、このページがお役に立てることができれば幸いです。

なお、一度書いた記事を再度、更新する事もしばしばあります。ページで紹介している、おすすめ商品が売り切れでリンク切れになっていることもございます。
そして、この記事を読む人によっては意見の相違もあるかと思いますが何卒ご了承願います。

【ソロキャンプ】

キャンプには色々な楽しみ方があると思います。

大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ

その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。