枕をキャンプ道具で代用する方法 - まくら問題を解決

家では寝付きが良いのにキャンプへ行くと、なかなか眠れないという方は多いのではないでしょうか。

静かな夜にテントの中にいると虫の声や風で揺らぐ木々の音、動物の足音などが、いつも以上に良く聞こえるので気になりますからね。

他にも、「枕が快適ではない」という事が原因の場合もあります。

枕には人それぞれに好みが違います。空気式の固いエアー枕、沈み込むような低反発枕が好みの方もいるでしょう。

枕に極端なこだわりが無ければ、衣類を使って様々な方法で枕を代用することができます。

このページでは、収納袋やバッグを快適な枕として使う、いくつかの方法を紹介したいと思います。

快適な枕を作る材料

キャンプ用の快適な枕を作るためには、以下のものがあると便利です。

・タオル
・手ぬぐい
・面ファスナー

どのアイテムもキャンプでは必ず使うものなので、別途用意する必要はないでしょう。

この3つのアイテムを使って色々なものを枕に代用したいと思います。

快適な枕を作る材料

シュラフの収納袋を使う

テントの中でシュラフを片付ける時、収納袋が荷物に紛れてしまって見つからないことがよくあると思います。

そこで、シュラフの収納袋を快適な枕にしてしまいます。

収納袋を枕にすれば、シュラフを片付ける時にも便利です。

シュラフの収納袋

収納袋に下着やレインウエアなどの衣類を詰め込みます。

収納袋に下着やレインウエアなどの衣類を詰め込む

シュラフの収納袋が大きい場合は、余った袋部分をドローコードで縛ります。

シュラフのドローコードを下の写真のように輪っかを作って通します。

余った袋部分をドローコードで縛る

そして、コードストッパーをギュっと締めて縛ります。

コードストッパーをギュっと締める

最後にコードストッパーが緩まないように結び目を作っておきます。

コードストッパーが緩まないように結び目

これで、タオルを巻けば枕の完成です。

ただ、シュラフの収納袋がツルツルと滑るので、寝相が悪いとタオルが外れてしまう事があります。

タオルを巻けば枕の完成

そこで、面ファスナーを使います。

面ファスナーは両面がマジックテープになっている結束バンドです。

ロールマットをとめている長さの面ファスナーがあれば、問題なく使えます。

ロールマットをとめる面ファスナー

使い方は、シュラフの収納袋に手ぬぐい を巻いて、両サイドを面ファスナーで留めるだけです。

面ファスナーで留める場合はタオルではなく、手ぬぐいを使います。

手ぬぐい の生地は平織りなので、マジックテープのカギ爪が引っ掛からないからです。

面ファスナーの起毛面が表面になるように巻いておけば、顔に当たっても肌触りが良いので気になりません。

シュラフの収納袋が枕

面ファスナーは取り外すのも簡単です。

面ファスナーは取り外すのも簡単

ちなみに、面ファスナーでタオルを巻いた場合は下の写真のようになります。

面ファスナーのカギ爪がタオルの生地に引っ掛かって、糸が伸びてしまいます。

タオルはベルクロで糸が伸びてしまう

防水バッグを使う

キャンプでは突然の雨に遭遇することもあります。

濡らしてはならない道具もあるので、ロールトップ式の防水バッグを使っている方も多いでしょう。

そんな防水バッグも枕に変身させることができます。

ロールトップ式の防水バッグ

防水バッグの中に予備の衣類を詰め込みます。

このままクルクルと上部を巻いてバックルを閉じれば枕として使えますが、ナイロンやPVCの生地だと肌触りが少々悪い。

防水バッグに衣類を詰める

そこで、ロールトップを巻く途中にタオルも一緒に挟んで巻いてしまいます。

ロールトップをタオルと一緒に巻く

これで、タオルが外れてしまうことがなくなります。

タオルをロールトップに挟んでいる方を上にすれば、簡単にはズレないので安心して眠れます。

ロールトップ式防水バッグを使った枕

デイパックを使う

20リットルほどのデイパックを使っても枕になります。

小型のアタックザックやウエストポーチでも代用が可能です。

まずは、デイパックの中に衣類を詰め込みます。

20リットルほどのデイパック

下の写真のように、ショルダーベルトを絡ませてデイパックを小さく丸めます。

デイパックを小さく丸める

そして、折り畳んだタオルをデイパックの上にのせます。

デイパックはファスナーやバックルなどの固いパーツが付属しているので、タオルをクッション材として使います。

タオルをクッションとして使う

そして、手ぬぐいを巻いて面ファスナーで留めれば完成です。

タオルがクッションになっているのでデイパックに固いパーツが付いていても、肌に感じることはありません。

デイパックを使った枕

ザックの雨蓋を使う

大型ザックの雨蓋を使って枕にすることもできます。

これは、雨蓋(リッド)部分がザック本体から取り外せる場合でないと使えない方法です。

バックパッカーの方なら、最初からリッドにレインウエアーを入れている方も多いと思います。

その場合は、そのままザックからリッドを取り外して枕にすることが可能です。

ザックの雨蓋

リッドにはベルトを通す樹脂ループやバックルなどの固い部品が付属しているので、緩衝材のクッションとしてタオルをのせます。

リッドに折り畳んだタオルをのせる

手ぬぐいで巻いて、面ファスナーで留めると枕の完成です。

このようにタオル、手ぬぐい、面ファスナーがあれば、色々な収納袋を枕として使うことが可能になります。

どうぞ、ご参考までに。

雨蓋を使った枕

そば殻枕もどき

通気性が良く、頭にフィットする蕎麦殻枕やパイプ枕でないと眠れないという方もいると思います。

確かに水濡れにも強いパイプ枕ならアウトドア向きですがキャンプで使うには、ちょっと抵抗がありますよね。

そんな時は「お米」を使って蕎麦殻枕もどきを作ります。

米を枕に利用する

作り方は簡単で、今まで紹介した代用枕にジップロックに入れた3合の米を挟むだけです。

もし米を入れているビニール袋が滑り落ちる場合は収納袋の中に入れても良いです。

また、頭に敷くので、米が砕けてしまったり、ジップロックが破れる可能性があるのでご注意を。

代用枕に米を挟むだけ

この場合、代用枕と米の間にバックルやクリップなど何か固いものがあると、お米からダイレクトに頭に伝わるので痛くなります。

なので、柔らかい衣類を中心に入れた方が良いでしょう。

通気性はありませんが、頭に当たる感触と音が意外と快適です。

米を使ってパイプ枕もどき

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ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。

最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。

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【ソロキャンプ】

キャンプには色々な楽しみ方があると思います。

大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ

その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。

雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。

一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。

枕をキャンプ道具で代用する方法 - まくら問題を解決
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