冬キャンプの寒さ対策 - 最低限必要な4つの装備があれば電源が無くても問題なし!

冬のキャンプで寒さ対策をするには、どんな暖房器具を持って行けば良いのかと悩んでいる方は多いと思います。

しかし、冬キャンプでも積雪していなければ、それほど多くの装備は必要ありません。

冬キャンプでは「体を保温する装備」と「体を暖める装備」があれば良いのです。

このページでは冬キャンプで最低限必要な4つの装備(電源なし)について紹介します。

荷物が多くなりがちな冬のキャンプでも高性能な道具を揃えることで装備の軽量化は可能です。

最低限の荷物で撤収も早いミニマムな冬キャンプのスタイル!おススメです。

最低限必要な装備

冬キャンプを過ごす為に最低限必要な追加装備は以下になります。

    最低限必要な追加装備
  • 防寒着
  • オールシーズン用マット
  • 厳冬期用シュラフ
  • ストーブ

上記を見て「氷点下の夜に これだけで大丈夫なの?」と疑問に感じた方はいるでしょう。

勿論、快適さを求めるなら石油ストーブや薪ストーブ、ポータブル電源に電気毛布やホットカーペット等の暖房器具を持って行っても良いと思います。

しかし、道具が増え過ぎると搬入作業や後片付けが大変になるんですよね。

暖かいテントが欲しいという意見もありますが、テントの中が過剰に暖かいと外との温度差で結露が発生してテントが びしょ濡れになるというデメリットがあります。

また、冬場は濡れたテントが乾きにくいのも難点です。

なので、「暖めるのは自分の体だけ」というキャンプスタイルにすれば荷物の軽量化と素早い撤収が可能になるのです。

次の項では、各装備について詳しく紹介します。

雪中でなければ荷物は多くない

防寒着

ナンガのダウンジャケットは暖かい
    防寒着を選ぶポイント
  • 綿素材を避けて化繊素材を使う
  • ダウンやフリース素材を使う
  • 透湿を妨げる重ね着はしない
  • 防寒小物も併用する

夏場は汗を吸収する綿素材の下着が快適なのですが、逆に冬場に湿った綿素材を着用すると体温の低下につながります。

なので、冬のキャンプでは速乾性のある化繊のアンダーウエアを着用する方が良いでしょう。

そして、アウターの防寒着は保温力の高いダウン素材やフリース素材が おススメです。

私の場合、冬のキャンプではナンガのダウンジャケットとダウンパンツをアウターの下に着込んでいます。

ダウンパンツは薄手の素材なので重ね着しても動きやすいです。

あと、厚手の靴下は重ね履きすると湿度がこもりやすく、逆に足先が冷えることがあるので要注意です。

インナーで着用するナンガのダウンパンツ

それと併用して防寒手袋やバラクラバ、使い捨てカイロなどの防寒小物類も使うと更に暖かくなります。

寒い日にテントペグを打つ時は指先が凍えますからね。

使い捨てカイロなどの防寒小物類も使うと更に暖かい

オールシーズン用マット

冬のキャンプで使うマット
    マットを選ぶポイント
  • R値が「5」以上を選ぶ
  • 3シーズン用2枚重ねでもOK
  • 銀マットなら極厚を使う

R値とは熱抵抗値のことで、マットが人体の熱を どれだけ逃がさないかという断熱性能を表した数値です。

このR値が高いほど地面からの冷気を遮断して暖かく就寝することができます。

シュラフの性能もマットの断熱性能に左右されると言っても過言ではないでしょう。

冬のキャンプで使うならR値が「5」以上は欲しいところです。

また3シーズン用のマットを2枚に重ねることでも断熱性能をアップできます。

R値2.5のマットでも重ねるとR値は「5」になります。

ただ難点として、マットを普通に2枚重ねするだけでは滑り落ちやすいんですよね。

そんな時は1枚目のマットをテントの下に入れると滑り落ちを防止することが出来ます。

この方法ならテント床面の結露濡れも解消されます。

あと、銀マットを使うなら極厚タイプが おススメです。

極厚タイプの銀マットは厚みが15ミリもあるので断熱効果は抜群です。

冬のキャンプで活躍する極厚銀マット

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厳冬期用シュラフ

厳冬期用シュラフ
    シュラフを選ぶポイント
  • 化繊よりコンパクトな羽毛寝袋
  • 羽毛量は多いほど良い
  • シュラフカバーと併用する

冬のキャンプで荷物を減らしたいならダウンシュラフを選ぶと良いでしょう。

コンプレッションバッグを使えば厳冬期用のダウンシュラフでもコンパクトに縮めて収納することが出来ます。

そして、ダウンシュラフに封入されている自然素材の羽毛には高い保温性能と透湿性能が備わっていますが、素材の性能を表すFP(フィルパワー)は700FP以上は欲しいですね。

あと、個人差はありますが羽毛量が1000グラム前後あれば快適に眠れると思います。

ちなみに、冷え性の私は1000グラム以下のダウンシュラフでは寒くて快適には眠れませんでした。

ダウンシュラフは使っている内に中の羽毛が少しづつ抜けたり、性能が落ちてくるので羽毛量は多い方が良いのです。

ダウンシュラフは高価なので長く使い続けたいですからね。

そして、ダウンシュラフはシュラフカバーを併用することで保温性能を上げることも出来ます。

稀にダウンシュラフの表面で結露が発生して羽毛が湿って寒くなることがあるので、その防止対策としても有効です。

ナンガの冬用ダウンシュラフ

ストーブ

ガソリンストーブで暖を取る
    ストーブを選ぶポイント
  • 灯油も使えるガソリンストーブが良い
  • ガス式なら燃料はパワーガスを使う
  • ヒーターアタッチメントを併用

キャンプ用ストーブがあれば手軽に暖が取れるし、暖かい料理を作って食事を取り、体の中から温めることも出来ます。

シングルバーナーなら収納サイズもコンパクトですからね。

キャンプ用ストーブには色々な種類がありますが、中でも灯油も使えるマルチフューエル式のガソリンストーブが おススメです。

価格の安い灯油ならストーブを長時間燃焼させて暖を取っても経済的です。

もし、ガス式のシングルバーナーを使うならプロパンやイソブタンが配合されたハイパワータイプの燃料を使う必要があります。

あと、燃料タンクとバーナー本体がホースで分離されているタイプならヒーターアタッチメントを使うと暖かいです。

ヒーターアタッチメントなら百均素材でも簡単に作ることが出来ます。

なお、密閉空間のシェルターやタープ内で火気を使う場合は換気に注意して一酸化炭素警報器を設置しましょう。

ヒーターアタッチメントを使うと暖かい

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あると便利なアイテム

    冬キャンプにあると便利なアイテム
  • タープ
  • ステンレスボトル
  • マッチ

最後に冬キャンプにあると便利な上記のアイテムを紹介します。

タープを使ってテントをフルクローズにすれば夜でも暖かく過ごすことが出来ます。

冷たい風を防げるだけで暖かく感じます。

そして、ステンレスボトルはヤカンや湯たんぽ としても使えるので便利です。

私は1リットル容量のステンレス製ボトルを使っています。

あと、氷点下ではガスライターが使えないのでマッチを用意しておくと良いでしょう。

体温でライターをしばらく温めれば使うことも出来ますが、マッチなら一発で着火出来ますからね。

電源を使わない手軽なミニマムスタイルの冬キャンプ、ご参考までに。

冬キャンプにあると便利なアイテム

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ソロキャンプでは、雪の日の寒さや夏の太陽の暑さ、強風の怖さやそよ風の快適さ、雨の音や虫や鳥の鳴き声、肌を通して自然を実感することができます。

最近ではブッシュクラフトなど、キャンプ道具を自作して楽しむ方も増えてきました。様々なキャンプシーンで使える色々な情報を個人的な観点で綴って掲載しております。

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【ソロキャンプ】

キャンプには色々な楽しみ方があると思います。

大勢の仲間で楽しむ、宴会キャンプ
一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
キャンプ場で仲間を増やす、友達探しのキャンプ
観光を目的とし、宿泊費を浮かす為だけにする、ゲリラキャンプ

その他、キャンプ(野営)の目的は人それぞれで違いますよね。

ひとり旅でのソロキャンプの利点は誰にも邪魔される事無く、その時の状況でいつでも行き先や行動を変更したりできます。

雨が降ればテントでゴロゴロ、天気が良ければ木陰で昼寝、夜になれば焚き火で乾杯。

一人旅でキャンプを楽しみたい方に参考になればと思い、このホームページを製作いたしました。

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一人で、山の中や無人島にこもる、自分を見つめなおすキャンプ
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